米国と中国との激しいサイバー攻防戦は裏で激しく行われて居ますね。
米国も中国も表向きではにこやかな外交を展開していますが裏では峻烈なやり取りがなされて居
る様でその最たるものがサイバー攻撃とも言われて居ます。
お互いに極秘機関に潜り込んで引っ掻き回す作戦に出る。
現在のIT技術ではそれを可能にしお互いの頭脳戦となって居ますね。
今回はそれに加えて今度は北朝鮮が参入して来た様です。
事の発端は北朝鮮金正恩大書記暗殺計画を題材にしたソニーの米国子会社ソニーピクチァーズ
エンターティメント社が作成したコメディー映画の上演を巡って起きました。
確かに自国の元首の暗殺計画が喩えコメディーとは言え映画上演されるのは大変な屈辱ですね。
反対するのも判らないではないが、いきなり9・11のテロ攻撃を再現すると脅されるとそれはそれ
大国の面目が丸つぶれです。
米国政府は多寡がコメディー映画そんなに大仰に構える事か表現の自由で反論します。
是に対して北朝鮮の挑発は益々エスカレートして行った。
これに恐れをなした米国上演劇場が観客の安全を懸念して上演拒否に出た。
それで配給会社のソニーピクチャーズエンターティメント社も配給を取りやめました。
オバマ大統領は公開中止を遺憾とし、北朝鮮を非難して相応の対抗措置に踏み切る方針を明らかに
しました。
相応の対抗措置とはサイバー攻撃に関与した北朝鮮の個人や組織をターゲットに制裁を科す事
になるかとも思われますが、目には目を歯には歯をと言うサイバー戦争勃発も憂慮されます。
折角北朝鮮が拘束米人開放や核問題で直接会話再開との気運が出て来た途端の出来事で残念
ですね。
日本も折角拉致問題で少し動き出したのにまた遠のいた感じがします。
オバマ大統領は表現の自由の侵害と捉え、サイバー攻撃は国家安全保障の重要問題と位置付け
て一歩も譲らない強行姿勢を崩して居ません。
さて今後どうなって行くのか心配ですね。