日々好日

さて今日のニュースは

TPP批准米国議会でも問題ありそう

2015-10-12 07:30:09 | Weblog

TPP協定は大筋合意が出来てもう先が見えたとの安堵感が流れてきました。

しかしそうは問屋が下ろさない懸念が出て来ました。

問題は米国議会の批准です。

共和党の次期大統領候補のトラップ氏や民主党前国務長官のクリントン氏が反対を表明して居ます。
又民主党の支持母体の労組等もTPP協定反対の立場です。

米国の貿易促進権限法では、オバマ大統領は協定文書署名90日前まで議会に通知せねばならない。

オバマ大統領は今月中に署名意志を伝え30日後文書を公表し60日後来年1月署名する事として居る。
米国議会審議は来年2月以降となるとしています。

しかし議会承認は上院下院過半数が必要ですが、自由貿易推進派の共和党が過半数を握り、TPPに
反対の立場の人は民主党の中にも多く議会承認は不透明です。

何れにしても大統領選後に先送り公算が大きくTPP法案の行方は判らなくなりました。

もし米国が批准しないとTPP協定は潰れて消滅する可能性が出て来ました。

TPP協定は2年内に参加12ケ国が署名し批准しなければなりません。
批准が揃わない場合GDP合計が85%以上を占める6ケ国が批准すれば発効します。

因みに米国のGDPは62・1%で日本が16・5%ですので両国どちらが欠けても85%に満たない。

ましてやTPP協定推進派のオバマ大統領が退陣すれば事態は更に悲観的になる可能性が大です。

日本でのTPP審議も大切ですがまずは米国議会の動きが一番問題ですね。


翁長沖縄県知事辺野古移設で承認撤回・國と全面対決

2015-10-12 06:21:57 | Weblog

沖縄翁長県知事は普天間飛行場移設予定地辺野古沿岸部埋め立て承認を取り消す方針
を固めたとの事。

是は先に埋め立て承認した仲井前沖縄知事の承認に瑕疵があると認められとの理由に
よるものです。

是で翁長県知事は國に対して全面的戦いを挑んだ事となる。

國としては何等瑕疵を認められないので飽くまで本体工事着手する構えです。

翁長県知事は明日にでも承認取り消しに関する通知文書を決裁し、県の担当者が工事
主体の沖縄防衛局に届けるとの事。

是に対して國側は対抗措置として、行政不服審査法に基づき承認取り消しが出たら承認
取消処分効力停止を国交大臣に申し立てる方針。

当然國は効力停止決定すると予測され、防衛局本体工事は着手されると思われます。

その後は県と国との、泥沼の法定闘争に突入する可能性が出て来た。

事態が此処まで来たのには色々な事情がある様ですね。

現実問題として、沖縄は現在も米国に占領されたままである事。

米国は使い勝手の良い沖縄基地を手放す積もりはない事。

日本が独立国として遣って行くにはどうしても米国の核の傘の下で庇護して貰わなくては
ならない現実があります。

何やかと言い訳してもこれが現実です。

沖縄として全く不条理な事です。

そのため政府はおカネで何とか沖縄に我慢して貰う様に頼んで来ました。

処が沖縄も経済的余裕が出て来たのでお金は要らない、早く基地を移転せよと無理強い
を迫ってきました。

是が沖縄の総意と云う錦の御旗を振りかざしての脅迫です。

基地問題は何も沖縄だけではありません。

日本全土の米軍基地は132ケ所と云われ本土に2万人余沖縄に2万5千余全部で
5万人近くの米軍が駐留して居ます。

この他に家族や軍属を数えると10万近くなるのではないでしょうか?

中でも沖縄島の大部分が米軍基地にとられ米国海兵隊の前線基地となりアジア・中近東
まで守備範囲を延ばしています。

日本と米国とは日米地位協定と云う不平等法が存在し今の日本の力ではどうにもならない
と云う現実があります。

全て日本が戦争を仕掛け負けたツケが回されて来ています。

沖縄の言い分も判るが、ダダッ子みたいでなく、もっと大人になって貰いたいと云うのが
本土の人達の本音なのかも知れませんね。