阿倍首相は一時騒がれた衆参同日選は見送り参院選を今月22日公示し7月10日投開票
する事を閣議決定する模様。
阿倍首相は消費税増税で、内需腰折れを避けるため来年4月実施を2年半再延期して19年
10月にする事を正式表明しました。
今回の参院選は消費税増税の再延期に至ったアベノミクス政策の評価も国民の信に問うと
云う事になる。
国民にとっては増税再延期はほっとした有り難い事ですが、国家財政や増税を財源とした
子育てや高齢者対策が反古になる可能性が出て来た事で喜んでばかりは居られない。
また阿倍首相が14年消費税の再延期は絶対ないと啖呵を切った事がかくも簡単に反古に
した責任は重いですね。
確かにその間状況の変化はあった事は認めなければなりません。
一番の熊本地震や伊勢志摩サミットにおけるホスト国の日本としては世界経済が混迷して
居る中足を引っ張る様な事は避けねばなりません。
其処で今世界経済はリーマンショク当時と同じ状況と云う危機感を説いて各国が協力して
財政出動等の政策を打つように説得し賛同を得ました。
阿倍首相には夏の参院選が控えて居るので何とか増税再延期出来ないか模索して居た節が
あって、この期を逃さず増税の2年半再延期を決定したと云う事。
日本の財政事情は切羽詰まっては居るが今日明日どうこう云う程ではないので、まずは
経済優先と云う事で切り抜けた様です。
さて其れが、吉と出るか凶と出るか?誰も判りません。
其れを今回の参院選で国民の信を問うと云う事なんですね。