英国のEU離脱問題はとうとう6月23日の英国民投票で決する様になりました。
行方は微妙で離脱賛同が反対を上回ったとの情報も流され予断を許せない状況らしい。
昨日は、英国エリザベス女王90歳の公式誕生日で、華やかなパレードが行われたが、
英国内はブレグジット問題で大きく揺れています。
英国はスコットランド独立で国民投票を経験したばかりで今度また国の将来を大きく
分ける選択を行う事となります。
残留派はキヤメロン首相を始め国政を動かすリーダー達ですが、これに対して離脱派は
元ロンドン市長を始め大英国を主張する一派です。
この元ロンドン市長は米国大統領候補のトランプ氏と同じ様な考えの人らしく、英国民
に深く影響をおよぼして居るらしい。
国民投票を前に行われた世論調査では離脱派が10ポイントばかり勝り行方は判らない
と云う事です。
一方EUのリーダー格のメルケルドイツ首相やオランド仏大統領等が連日会議を行い
善後策を話し合って居るとか。
英国EU離脱で欧州は勿論世界経済・政治に大きな混乱が予想されます。
特に金融関係ではリーマンショック以上の衝撃が予想される。
英国EU離脱は政治や国防問題にも大きな関わりが出てきます。
EUの首脳会談ではこの英国離脱が他の国に伝染しない様に善後策を話しあって居るとか。
話しはそこまで来て居るらしい。
キヤメロン首相は日本が行って居る日立製作所の鉄道建設の3600名もの労働者が
携わって居るがもし離脱決定すれば、先が判らなくなると具体的例を挙げて国民の
説得に努めて居るらしい。
英国のEU離脱問題は英国民が選ぶ事で他国が口を挟む筋合いのものではない事は誰もが
知って居るが、事の重大さにオバマ大統領始め各国首脳が懸念を示しています。
特に我が国に対する影響は大きいものと思われますが、阿倍首相は特別動いて居る様
には見えません。
今は参院選を控えそれ処ではないのでしょうね。