日本は経済優先と財政健全化の二足の草鞋で危ない綱渡りをしています。
日本の存続を左右する、財政の健全化が一番優先されるべきですが、財政を支える経済が
ダメになったら元も子もない。
そこでやはり目先の経済優先となって来る。
政府は2020年基礎的財政収支プライマリバランスを、2020年までに黒字化すると
言う目標を立てました。
しかし世界経済はそう甘くなく、日本経済は何回も危機的立場に追いやられ、景気回復を
主眼とする政策を強いられた。
そのため黒字化目標もたびたび延期されて来た。
今回政府は財政健全化達成目標を現実的に考慮して5年先送りの2025年達成とする事
とした模様。
勿論今まで通り社会保障費の増加を5000億円程度に抑える事とする。
ただ確実に毎年1兆円近くの社会保障費の伸びがあり、それを5000億円内に抑えると
言うのは、大変厳しい様ですね。
一応2021年に中間目標をたて、2025年達成の目安とするそうです。
国の国債発行残高は709兆円でこれに地方債を加えると1036兆円と言う借金となる。
我が国の稼ぎ高のGDPは500兆円足らずですので、稼ぎの2倍以上の借金まみれである。
是で破産しないのが不思議なくらいですが、借金も財産と言う考え方で日本は今後も危ない
綱渡りをして行かねばならない様だ。