長崎新幹線は肝心フリーゲージトレインの開発の遅れで予定通り開業は困難となって
一時的手段としてリレー方式であくまで2022年暫定開業すると国交省が明言した。
そうした場合地元費用追加負担が問題として急浮上してきた。
佐賀県・長崎県とも地元追加負担に難色を示していました。
そこで国が長崎新幹線開業にあわせ両県がJR九州に支払う様になって居た平行在来線の
代金を、充てて地元追加負担なしとする案を提示してきました。
国は何としても、期間内に長崎新幹線を開業したい意向の様ですが、まだまだ流動性が
あって先が見えませんね。
処もう一つの九州での新幹線の話題は九州東側を走る東九州新幹線の話題です。
現在日豊本線が走って居る北九州から宮崎経由鹿児島まで新幹線で結ぶ計画です。
この頃やっと東九州高速道も全通の目途がたったので今度は新幹線と言う事ですね。
この計画をたてる東九州新幹線鉄道建設促進既成会が開業効果等の調査結果発表を
しました。
福岡から宮崎までは所要時間はこれまでより3時間13分も短くなり、1時間35分。
時間短縮効果は十分に確認された。
問題の開業後30年の「費用対効果」ですが公共事業整備の目安の1・0を下回って
居ると出たそうです。
整備費と需要予測に基づく費用効果は開業年によって0・88~0・89を予測。
開業後50年は他の交通機関からの乗り換えが見込めて1・07~1・12として居る。
ただこれまで発表された費用対効果が眉唾ものが多かったので俄には信じられない。
工事費は福岡市を起点に大分・宮崎経由鹿児島まで2兆7千億円かかるそうです。
償還期限を30年にした時福岡が30億円・大分89億円・宮崎103億円・鹿児島
42億円の地元負担となるそうです。
日本全土を新幹線で結びには北海道の札幌までと、四国と山陰等が残りますね。
2045にはリニア中央新幹線が品川大阪まで開通され狭い日本は新幹線だらけに
なりそうですね。