日本とアフリカ諸国の首脳が繁栄を模索するアフリカ開発会議今年で6回目でケニア
の首都ナイロビで始めて開催されました。
今までは日本でだけ開催して居た開発会議を始めてアフリカで開催、日本も現地で
本格的に腰を入れて行こうと云う事でしょう。
アフリカは殆どが途上国で豊富な地下資源を保有し本格的開発を待っています。
それに国連でもアフリカの発言力は強まり無視出来ないものがある。
其処にいち早く目をつけた中国が豊富な財力でその国の交通インフラ構築等を餌に
深く取り入り、今やアフリカは中国の意のままになる感がある。
中国は習国家主席がしばしばアフリカ訪問をし、成果をあげて居ます。
日本も同じ様に阿倍首相が訪問して居るが成果はイマイチ期待出来ない。
問題は中国は国を挙げて中国のためなら何でもやると云う気概があるが、日本は
まず後進国への援助優先で余り対価を求めません。
それにアフリカはどの国も政情不安でテロや武力抗争が起きやすく日本の企業も
腰が引けるとも云えます。
紐の付かない日本の援助にはアフリカ諸国は感謝するが、国益となれば別問題で
いつも美味しい処は中国に持って行かれる。
日本はどうせ遣るなら本格的ものとハイレベルの工事を慎重にするが、中国は
安く・早く・大規模な工事を行い感謝されて居る。
中国はすべて中国のためなのでその国の将来は余り考えてない様でごっそり
資源など持って行きます。
労働者も殆ど中国人を使う。
此では日本は太刀打ち出来ませんね。
阿倍首相はアフリカへ代償として3兆円規模の投資約束。
質の高いインフラ整備。
物ずくりや保健・教育での1千万人の人材育成。
3年に1回日本の閣僚・経済界トップがアフリカ訪問経済強化を図る。
そのため官民経済フォーラム設立宣言した。
等を訴えた。
此は巨大市場と国連での発言力に注目し遅まきながら中国に対抗し市場への
浸透を図ろうと云う構えです。
今までは遠い日本にアフリカ代表を招いての会議でしたが、今回からは現地
アフリカで具体的に地熱発電・都市交通インフラ・エボラ出血熱対策等について
話し合うと云う事です。
根底には日本の国連での常任理事国入りが見え隠れするとも云われて居る。
果たして効果があるのか?
体よく利用され、みつぎさんだけで終わるのではないか?
色々の思惑が交錯し会議は進んで居る様だ。