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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

いい速歩をしろ、って言われても

2016-06-27 19:50:36 | 馬が好き
乗馬にいく。
ゆうべ飛行機に乗って帰ってくると22時過ぎなんで、けっこうくたびれてる。
かと言って、乗馬くらいしないと、ホントだらだら休むだけになっちゃうし、行かなくちゃ。
でも、きょうは朝から暑くなりそうな感じ、まるっきり夏の日差しだ。
こういう日は、熱くなんないようにサラサラっと乗りたい、ムダにジタバタしないようにしようと思う。

本日の馬は、天蓬。なんかひさしぶり。調べたら、7か月ぶり、ことし初めてだ。
去年の5月くらいに、歩度伸ばして横木通過しようとしてたら、止まんなくなっちゃったときのイメージが強いなあ、あまり怒らさんとこう。
馬装したら、跨って馬場へ。あいかわらずカラダがでかいねえ、この馬は。
うまいこと動いてくれないと、ひいひい大汗かかされてしまうので、天蓬には。
ウォーミングアップのうちに、ポンと脚つかって、ちょっとでも反応してくれたらホメるようにする。
まあまあやる気はあるようだ、幸いなことに。
身体を起こしたりして、鞍に向けての背骨の圧してく角度とか変えてみて、推進できるとこないか試す。
5頭で列になってくうちに、先頭に立たせられるので、「この馬いつも一番うしろぢゃなかったっけ?」と訊いてみると、そんなことありませんって一蹴される。
先頭かあ、隅角で内に入ってきちゃうのが露呈されんだよなあ、そこんとこで何とかしようとすると大汗かく破目になるしなあと、厳しい展開を予想しつつスタート。
軽速歩中心で蹄跡をグルグルと。あー、ちょっと重たいねえ、もうちょっと動いてよ。
「いい速歩をしなさい」と何度も言われる、「動いてない」と。
動いてる馬にラクに乗っていく状態をつくんなきゃいけないんだけど、どうにも軽快な感じで踏み込んできてくれない。

んぢゃ、軽速歩やめ、正反撞、そっからまた軽速歩。
軽速歩に移るときに、馬が動いてないと軽速歩を簡単にとることができない。正反撞のうちに脚使ったりして馬を動かす、馬が前に出てる状態、いい速歩をしてるとこで軽速歩にする。
「馬が先、自分の股のあいだから、馬がスッと前に出ていってしまうように」ということなんだが、なかなかうまく動かない。
そしたら、こんどは、半巻きを繰り返すよ。
正反撞で長蹄跡を進んで、隅角の手前んところから半巻きに入る。半巻きのときに軽速歩っていうから、普段やることとまるで逆だ。
回転の勢いが弱くて動いてないと、自然に軽速歩にすることができず、えっちらおっちら立ち上がることになる。
ということで、さっきと一緒、正反撞で蹄跡いってるときに前に出るように動かして、そのままいい速歩で回転に入って、そこで軽速歩を自然にとる。
何度も繰り返し、正反撞、動かす、前に出てる状態での回転、軽速歩、斜線から蹄跡に到達したらまた正反撞。
そしたら、こんどは輪乗り。輪乗りの図形をとか先にゴチャゴチャ考えると、また前に出る勢いなくして、「速歩してない!」と言われる。
どうしても内に入ってきがちなとこあるんで、真っ直ぐ前に出て、外の壁でまわるつもりで円弧の上にのる。
ぢゃあ、輪乗りを替える。簡単にいうと、8の字。真ん中で一瞬真っ直ぐにして、左右の姿勢を入れ替える。
真ん中にきたら、こんど曲がってく方へ内側のアブミを踏めと。「踏んでるようで踏んでない!」と見抜かれてる。弱いんだよね、アブミの踏んづけが。脚使おうとジタバタすると、ヒザあがるし。
何度も繰り返し、やっぱりときどき速歩がよくなくなる、馬が動いてない。
では、駈歩。輪乗りで発進するけど、あれれ、パランパラン。「駈歩してない!」と、そうですねえ。
ここでジタバタしてもあんまりいい結果にならないのは重々承知なので、人間の身体を揺すらないようにして、ドンと脚使って馬が動いてきてくれるのを待つ。
馬が前に出ようとしてきたら、手綱を引っ張んないように気をつける。あとは遅れたり、逆に肩に乗っちゃったりしないように、バランスに気をつける。
「反応しなかったら怒っていい、ムチ」と言われるけど、あまり使わない。人間ジッとして馬が動いてくれるのを待つ。
長蹄跡に出て、歩度を伸ばしたりしてるうちに、どうにかリズムが出てきたようなんで、ジャマしないように乗っていく。隅角の前で脚使ったりして前に出ること促して、内に入ったり前にバランス倒れたりしないようにする。
駈歩で大きめの半巻き、斜線上でフラフラしないように強く回転する、蹄跡まできたら速歩、繰り返し。
ようやく動いてきてくれたかな、というところで練習終了。

「乗って2,3分で、その状態までもっていけるように」ということだが、ムリだなあ、常歩・速歩・駈歩と20分かけてウォーミングアップしないと、以前からやってるように。
乗り替わって、二鞍目を見てると、動く動く天蓬。まったく他人が乗ってるといい馬だ。
なんだろう、重心の安定が私よりいいんだな、と思う。ジャマしないから反応もいい。
私の後に乗ったひとは、5年程度のブランクがあって、今年度から復帰、今日はひさしぶりの二回目だというんだが、「やっぱ楽しい」という。

楽しいは大事、そこが基本だよなあと、楽しさを忘れかけた私なんかは改めて反省する。
久しぶりに乗ったひとを楽しくさせる天蓬がいちばん偉い。うん、いい馬だぁ。
コメント
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