ほかに趣味もないので、二日連続で、乗馬に行く。
朝(夜明け前)けっこう寒かったみたいだけど(水戸で初氷って言ってたかな)、先週雪の便りが届いた古巣札幌にくらべたら、なんでもない。
9時ころには穏やかな感じ。要は体感温度なんで、北風でも強く吹かないかぎり、美浦の寒さなんてたかが知れている。
さて、本日はコンキスター。実にひさしぶりだが、ちょうどよかった、もうちょっと寒くなると、ブキーッとか鳴いて激走してくれるんで、敬遠したいところ。
(↑ 暑くても寒くても、ここで一回止まる=出社拒否…)
毛が長いなー、クマみたいだ、とか言いつつ馬装。よく使われるフレーズだけど、野生のクマを見たことは、ないよ。
さて、いつもの練習場は、なにやら作業してる。土曜の夜の雨で、砂流れちゃったからね、入れてくれてんだろう。きょうは小さい馬場で乗る。
どんな馬だか忘れちゃってんだけど、おととい少年団が乗ってんの見てたら、馬場の試合に出てたときの、颯爽とした姿はどっか忘れちゃってる感じだった。
ナメられちゃ大変なんで、常歩からグイグイいく。
いまいちだけど、速歩へ。軽速歩でクルクルと。
巻乗りするとき、かったるい感じなので、内側から圧してみる。何度かやってると、自分の脚の使いかた、左のほうが力が弱いというか、ヘタだということがわかる。
本来は、左のほうが利き足なんで、力つよいはずなんだけど。
(どーでもいーけど、利き足どっちかって議論すると、私はひとと意見が違うらしい。ボールを蹴るのの反対を、私は利き足って呼んでる。だって、そっちのほうが力が強いから。)
そしたら、軽速歩で地上横木通過。なんか真っ直ぐ入ってかないなー、スキあらば避けようとしてないか、コンキスター?
何度かやってるうちに、それでも前に出てきた感じはしてきた。んぢゃ、輪乗りで駈歩。
最初、左手前。コンキスターって、どっちかがパランとした走りだったような気がすんだけど、忘れちゃった、そんなこと。意識する必要もないし。
ありゃ、スイっと出ないよ。少年団には負けたくないので、力ワザで出す、最後ムチでポン!
あれれ?アタマ上げて、どーにも素直に走ってかないよ。鞍の上でゴチャゴチャやってると、速歩におちちゃう。
速歩から、ふたたび出そうとすると、スーパー速歩になっちゃうよ。違うって、ダラダラ馬のハラ圧迫しないで、ツメて、ポン!だってば、俺。
出しゃあ出るこたぁ出るけど、なんか駈歩つづかないよ。
先生に交代。乗ってる姿勢は見ててもすぐにはマネできないので、見るのは一点、手綱の長さ。あらら、短く持ってたつもりの私よりも、もうひとつ前だ。そうですか。
んぢゃ、再チャレンジ。手綱短く持って、詰めてポン。あんまり鞍の上からグリグリ背中圧すのは止す。
駈歩があやしくなったら、そこですかさず、脚。駈歩つづけてくれんのはいいんだけど、頭ブンブン振ると、口の泡が飛んでくるぢゃないか、コンキスター!?
手綱短く持ったはいいけど、馬から離れられてないよ。前傾の姿勢というより、重心まで前行ってる気がする。肩のうえに余計な重さかけられちゃって、走りづらいからコンキスターが迷惑そうだ、苦しがるようにクビを上げ下げする。
そしたら、今度は尻っパネかい!? 危ねー、危ねー、いまのは落ちそうだったぞ。絶対、落ちてやんねーんだ、そーゆーことされたときは。
動くな、動くな、重心の一致。駈歩だそうとか、もっと動かそうとかってするときに、人間がカラダを揺するのはシロウト考え。馬動かそうとすればするほど、ジッとしなきゃいけない。わかっちゃいるけど、気があせると人間が先に動いちゃう。
では、障害やってみますか。30センチくらいの低空クロス。
速歩で向かってくと、あらら、直前で急にあやしくなった。踏み切りバーの前で止まりそう。ガンと押す。またいで、クロスの前で、また止まる。ここで、助走つけてこなきゃ、なんて引っ返すのはダメ。その場からでも跨げる高さだから、そのまま押す。足踏みしたら、おもいっきりケツムチくれてやる覚悟だったんだけど、コンキスターが観念してポンと飛ぶ。よしよし。
何度か繰り返し。まだあやしい、左右に逃げ場探してる感じがする。両の手綱で馬の口つかまえてるイメージで真っ正面を向かせる、人間の視線がいちばん大事だったりするんで、真っ直ぐ前見て、飛ばす。
イヤイヤやってるようだったコンキスターなんだけど、駈歩になったら、ヤル気だしたのか、妙に勢い出てきた。むしろ、勢い、出過ぎ。
フラットワークと同じように、前に出てるのを受けた駈歩で(障害に向けて仕掛けたりしないで)飛びたいんだけど、勢い良過ぎるから、引っ張ったまま飛んぢゃうよ。そうぢゃなくて、ハンゲンキャクだよ、イメージすべきは。
もう駈歩が出ないとかって状態ぢゃないんで、ガンガン繰り返し。
障害の反対っ側の蹄跡・長辺を走ってるときに、わざと脚つかって一度動かしてみる、オウよとばかり反応して前出る。それを隅角の手前で、詰める。詰めて、前にいく強さを保ったまま、回転。
障害に向いたところでは、もう引っ張ってないで、ニュートラルな感じがほしい。目指すのは“持ったまんま”の状態。
最初のうち、飛んだあと、速歩に落ちたりする。飛んだ拍子に、どっかでエンジンだかギアだかが切れちゃってる。つなげる、つなげる、飛んだ勢いで爆走するんぢゃなくて、こっちの指示で駈歩続ける。強く強く、それを受けて。
障害低いんで、あんまり随伴のまずさが問題になってこない。これでたぶん80センチ超えてくると、手・腕の動きが馬についてってないトラブルが出てくるんだろうけど。そのぶん、駈歩を一定のリズムで続けることのほうに、集中。
最後のほう、馬元気よすぎて苦労したけど、とりあえず終了。
でも、やってるうちに気になったんだけど、なんか、前傾姿勢が、ヘン。馬の肩の上に重くのしかかっちゃって、馬の走りのバランスをジャマしてる。
アブミの上に棒立ちになっちゃってるのが原因。そこから前にかがんでも、人間の上体とか頭の重さのぶん、ヘンなことになってる。
そうぢゃなくて、股関節から、前に曲げる。腰を入れる。腰を入れるっつーのは、重い物を地面から持ち上げるときの姿勢。
そして、肩は開く。腕を前に伸ばしちゃうんぢゃなくて、ヒジ身体につける。
よく分かんないんで、強引に、アブミ3穴、詰める。これで前と同じ乗り方したら、上体が前に倒れるのを支えきれない。尻をあげれば、アブミに体重かかって、踵イヤでも下がる。
それで駈歩してみる。一歩一歩、カカト踏み下げてく。ジタバタしようがないので、重心が動かずに、しかるべき場所に収まる。背中のお荷物が動かないので、コンキスターはラクそうに駈歩してくれる。
これだけだと、カン違いしそうなので、こんどアブミあげ。自分の脚をまっすぐ下におろせば、同じとこに収まるはず。(アブミなくても、爪先をちょっと上に、カカト下げること。)ちょっとグラグラ、コンキスターがまた頭振りはじめる。
なんだかなー、という感じで終了。
これで明日も乗れば、もうちょっとステップアップできそうな気がするんだけど、そう毎日乗馬だけしてるわけにもいかないので、また来週のココロだぁー。
(うまくなるには、やっぱ週5は乗んないとねー。よく考えたら、中学の野球部んときは、休みなんかなかったんだもん。短期間(っても2,3年?)に集中して、そのくらいしないと、運動は。)
※おまけ
今年のジョッキーベイビーズで3着だった、レインボー。
9月上旬から“代表に召集”されて、11月11日にようやく帰ってきた。
(好調だったら返してくれないんぢゃないかと心配してた。)
レースの模様は、パソコンで、こちらでも見てみてください。
(JRAホームページ)
第3回ジョッキーベイビーズの結果http://jra.jp/news/201111/110610.html
(なんでブログに書かないんだって言われても、現地(東京競馬場)に行ってないものですから、私。)
ちなみにホワイトも、一緒に行って一緒に帰ってきた。