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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

食の軍師2

2012-11-16 18:53:27 | マンガ
泉昌之 平成24年11月 日本文芸社ニチブン・コミックス
きのうと同じく、書店で衝動買いしたマンガ。
ただし、これは初見ぢゃなくて、去年読んだ「食の軍師」の続編。
情報つかんで待ち構えてたわけぢゃなくて、たまたま見つけたら発売になったばっかりだったみたい。
例によって、「食うことは制すること也」とか言って、食いものにこだわるんだが。
前作は、いろんなメニューで、たとえば、おでんの食べる順番だとか、とんかつの一切れ目は塩で次のはソースつけてとか、食事のダンドリを作戦練ってたんだけど。
今回は、どういうわけか、あちこちに出かけてって、ご当地のものを食べる企画。
とは言っても、事前にガイドブックで調べてって行列するとかいうんぢゃなくて、店構えとか雰囲気で己の直観で選ぶってとこがこだわり。
それで、満足した食事ができると、制圧とか平定とか攻略とかいって、勝利の気分に酔う。
ハズレだったり、知ったかしてメニュー読み違えたり、ヘタレぶりをさらすと、敗走とか退却とか完敗とかいう。
どーでもいーけど、目当ての店に行って営業時間外だと、「謎の中国人 ジュン・ビチュウとな!!」というフレーズが、妙にツボにきた。
コンテンツは以下のとおり。
私の気になったのは、横浜中華街の回。画を見ただけで、あそこだってわかるんだけど、入ったことない店。こんど行ってみっかな。
・軍師、水戸へ
・軍師、小田原へ
・軍師、日光へ
・軍師、鎌倉へ
・軍師、中華街へ
・軍師、奥多摩へ
・軍師、名古屋へ(一日目)
・軍師、名古屋へ(二日目)
・軍師、牛久へ
・軍師、東松山へ
・軍師、海ほたるへ
・軍師、三崎口へ
・軍師、船橋へ
・軍師、猿島へ
最後に特別編として「辺境めし」って一遍があるけど、これは「昼のセント酒」の第八話「ブルースだぜ、寛政町」と同じ舞台。
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ネオ・ボーダー

2012-11-15 19:30:55 | マンガ
作・ひじかた憂峰 画・たなか亜希夫 2012年9月1・2巻同時 双葉社アクションコミックス
きのうからアクションつながりというほどのことでもなく、こないだ書店で衝動買いしたマンガ。
平積みされてるなかから目に止まったのは、第2巻の帯の「忌野清志郎を叫ぶ!!」にほかならない。
ふつうだと、「俺の神様の名前を無断使用して安売りしてるよ」って通り過ぎるところだろうけど、タイトルと作者の名前が、さらに私を引きとめた。
ひじかた憂峰ってのは、「湯けむりスナイパー」の原作者として名高い、「椿屋の源」こと狩撫麻礼に決まってる。
その狩撫とたなか亜希夫のコンビによる「ボーダー」は、私がアクションを定期購読してたころに連載されてた作品で、よくわかんないけどインパクトのあったマンガだ。
ってことは、その続編か? しかも帯みると「LIVE in 平安時代」とか書いてあって、どーやら平安の御世に舞台を移してるけど、あの「ボーダー」っぽい世界らしいことはわかる。
で、ちょっと迷ったけど、2冊同時に買ってみた。
一読して、あいかわらずというか、やっぱりわけわかんないんだけど、退屈はしない独自のノリ。
一応、平安時代ってことになってるけど、出てくる人間たちは現代のまんま。
平安の今様=いまのJ-POPって感じで、フラフラしてた主人公・蜂須賀がミュージシャンの道に進んでく有様が描かれてくんだが、最終的に何がどうなるかはわからない。
(元のボーダーでは、主人公がなぜかブルーハーツに心打たれて、やがてラスタマンになってく、ってとこがあったような、ボンヤリとした記憶がある。)
忌野清志郎を叫ぶ云々ってのは、第2巻で、主人公が天啓にうたれたかのように、キヨシローの後期の名曲といっていい、かの「JUMP」を歌うとこからきてる。
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寿五郎ショウ

2012-11-14 20:30:47 | 江口寿史
江口寿史 1986年 双葉社・アクションコミックス
なんかずっとほっぽといたけど、完成が急がれる、当ブログ内のカテゴリー「江口寿史」、私の持っている単行本コレクションを並べることの一環で。
(世の中には手を変え品を変え、いろんな版で焼き直しが出てるようだけど。)
あらためてチェックしてみたら、まさかという感じで、これが抜けてた。
江口寿史の短編集なんだが、けっこういいと思う。
短いページの連載を続けてくうちに、後半でネタが切れたり、絵が荒れてきたり、ってゆー感じとは違って、それぞれ完成されててテイストも異なったものが集まってる。
中条省平『マンガの教養』(幻冬舎新書)では、「日本のギャグマンガのなかでも屈指の作品である」と紹介されているように、(マニアとかカルトとかぢゃなく)普通に推奨できる一冊。
初出は1983年から84年にかけての月刊フレッシュジャンプがほとんどなんだけど、どういうわけか双葉社から出てる単行本。
(それまでの週刊から月刊に変わったから創作に余裕があったのか?)
収録作は以下のとおり。
「LIVE‘83」
後楽園球場(←笑)満員のオーディエンスを前に、漫画家・寿五郎がバックメンバーとともにライブパフォーマンスを行う。
「意味なし芳一」
“耳なし芳一”のパロディーで、主人公は琵琶法師ぢゃなくて、フォークシンガー。
「THE HORROR」
一話2頁のホラー調のギャグ六遍。
「怪獣王国」
円谷特撮怪獣もののパロディー。放射能怪獣コチラや鉛怪獣アチラを相手に、科学防衛隊が活躍する。
一の瀬博士ってキャラが登場するんだけど、これの元ネタ・一の谷博士ってのは、近年になってウルトラQをようやく見て、私は知った。
「正直日記」
1頁に8コマで7日間の絵日記。のちのHanako連載「ご近所探検隊」なんかに、この形式は受け継がれているような。
「下品な一家」
「さらに下品な一家」
世界で一番下品な一家を自称する家族、父ジェイムズ・マクドナルドと妻と、娘ステファニーと息子ラルフのドタバタ。
「ふたりのサンゴ礁」
無人島に流された14歳の少女と38歳のおっさんの話。
「ハアドボイルド」
私立探偵・毒島牙男がハードボイルドを気取って、事件の予感に満ちた一日を過ごすんだが、当然ギャグマンガの世界から抜け出せない。
「理由なき反抗」
“あしたのジョー”をパロッたボクシングギャグマンガ。主人公ピストン赤木は“エイジ”そっくり。
「寿五郎ショウ」
第1話犬畜生、第2話裏島太郎、第3話爆笑家族、第4話OLD STORY、第5話友情山男、第6話素人勝抜き漫画合戦の1~7ページのギャグマンガ。
「あとがき」
マンガによるあとがき。最終ページに、有名な「砂浜を歩くギャグドランカーの足跡」のコマがある。
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甘くないチョコレート(馬)

2012-11-13 20:32:58 | 馬が好き
なんだか最近、馬の出入りがいろいろあったりして、あわただしい感じがしないでもない。

第4回ジョッキーベイビーズに出走して、今年は5着だった、ポニーのレインボーが週末に帰ってきた。
(柵の反対っ側から写真撮ろうとしたのに、行く先・回り込む先にレインボーがくっついてきちゃって、こんな写真しか撮れなかった。)
きょうの午前中は、放牧されてるあいだ、あっちウロウロこっちウロウロって感じで動き回ってた。
もともと元気なやつなんだけど、競馬から帰ってきたあとは、しばらくハイテンションなので、あまりイジらんとこう。
そしたら、もう1頭ポニーが。

ホワイトが髪染めて帰ってきたわけぢゃなくて、新たにブッチー(せん・11歳)が美浦の仲間入りしたよ。
乗れるのかなー、俺? 最近体重オーバー気味だし、遠慮しとこう。
(ホントは落馬したりすると、みっともないので、引いてる。)
それから、もう1頭、お預かり馬。

福島の誘導馬ヴンダー。
わけあって先日から長期(予定)滞在中。来年の福島競馬には無事送り返したい。

さてさて。日曜日のうちに、雨と決めつけちゃって、昨日はさぼってしまったんだが、やれば乗れたみたい。
それでも今朝行ったら、馬場はじゅうぶん水分含んだまんまだったけど。

きょうの乗り馬は、チョコレート。
きのう休んでるし、元気だろうから、ガッツリ乗ってやっつけろっていうことなんだが、どうかなあ、返り討ちにあうかもしれない。
おとといは、どのポジションにいたっけ? たしか中学生たちと障害飛んでたかな。
土曜とか日曜の少年団の練習を見るのは、けっこう参考になる。
直近の自分が乗ってたときと比べて、「あ~同じことしてる」とか、「あっ全然ちがういい動き、何て俺はヘタなんだ」とか、見てればいろいろ思うところある。
もちろん口出しはしないけどね、障害行くのに「もっと動かせ」とか思うと、直後に同じ言葉が指導者から出たりして、けっこう以前より見解は一致している。でも口には出さない、自分でできるとは限らないから。
あと、「今度あの馬に乗ってみようかな」とか「あいつは(俺には)要注意だな」とかって、次回以降の作戦を考えることもある。
(いま興味津々なのはホワイトウォーリァーの障害の飛びだったりする。)

チョコレート、元気はいいんだけど、動かせない。矛盾してるような表現かもしれないけど、その二つは別モンである、困ったもんだ。
常歩はいいんだ、常歩は。脚に反応してクッと出るし、拳つかえば簡単にゆずる。
いつものように手綱伸ばして軽速歩をしばらくやる。
前に進んではいるんだけど、なんか伝わってくるもんがないんだよな。
ひとの言うこと聞くの待っていてくれないで、さっさと決まりきったことやって終わろうぜって馬が言ってる感じ。
いちど常歩にする。なんか乗りにくいので、アブミふたつほど詰めて、しっかり踏んづけてくつもりで準備する。
でも、そうしてるあいだも、なんかフラフラ馬が内に入ったりするんだよなあ。

手綱ちゃんともって、軽速歩、輪乗り。
どんどん、どんどん行っちゃう。スピードは出ても、人馬バラバラ、私の手の中に馬はいない。
最近は、ハミ受けがうまくいかないときは、輪乗りのなかでいろいろやることが多いんだけど。
開いても、あまり素直に内向いてくれる感じぢゃないし、脚で圧したらカベを突き抜けて外へ行っちゃいそうな気がする。
んぢゃ、駈歩。速歩からスイっと出るってことは、それでもまだ少しは詰められてたってことか。(そうぢゃないとスーパー速歩になる。)
動かそうとしたり抑えようとしたりすると、なんか脚に無駄な力が入るし、人がカラダを意味なく揺すってるような気がするしで、アブミぬいで駈歩つづける。騎座もチェックしたいところだし。
左右適当にやったとこで、アブミはこうとしたら、うまく履けないで引っ掛かってバランス崩して、落ちるかと思ったけど。
馬場を広くまわって、駈歩を伸ばしたり詰めたりしてみる。
伸ばしたときウケてねーなー、手を放しちゃってスピードだけ上げてる感じ。
詰めたときバトルになってるなー、すごい引っ張り合いに近い。人馬どっちも相手が譲ればいいと思ってるみたいな感じ。
これは私の技量が至らないから、そーゆー印象を受けてるって話で、まちがってもチョコレートがよくない馬だって言ってるわけぢゃない、ってことはお断りしとく。
でもダメなんだよなぁ、私が乗ると。奉公滅私で忠義を誓った連判状に血判押した水戸藩士もかくやとばかりに口は堅いし、それでいて前に出る勢いといえば道なき森でも木々を押し倒して進撃するスターウォーズの帝国軍のように力強い。

休憩をはさんで、もう少しだけやる。
軽速歩で大きくまわりながら、詰めたり伸ばしたり。
馬が丸くなってこねえなあ。(体勢の話である、間違っても性格の話などではない。)
そしたら、駈歩で同じようなこと。
直線で伸ばしてみる。毎回同じパターンだと、馬が自分で伸ばすとこ決めちゃいそうな気がしたので、ときどきゴーサインを出すとこ変えてみたり、隅角に差し掛かっても、そのまま次の一辺まで伸ばすの継続したりする。
詰める、どうにか詰まるけど、やっぱりどこかバトル。
巻き乗りとかしてみると、一周したとこで駈歩が途切れそうになる。俺が引っ張り殺してるのか?
何度か繰り返し。脚使っといて詰める、巻き乗りのとき内の脚使って強く回転、前出ること求める。
よくできたとは言い難いが、テキトーなとこで終了。
これぢゃ、きっと障害は飛べないな。もし、高いのなんかやったら、全速力で向かってっても、ビタッと止まられちゃいそうだ。
(負のイメージはすぐ簡単にできてしまう私の脳。)
手綱伸ばした軽速歩して、そのあと常歩をじゅうぶんやる。出口近づくと馬が帰りたがりそうだけど、もう一周とか声かけて歩く。
やっぱ、やっつけるどころぢゃなかった。手ごわいなあ、チョコレート。まったくもってビターだよ。

※乗る前には気づかず恥ずかしながらスルーしちゃったんだけど、ちょっと体調がよくないかもしれない、チョコレート。もっと注意深く接して、気づいてやればよかった。反省。
リンゴはガシガシ食うし、元気は元気なんだけど。
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馬に親しむ日(2012年11月)

2012-11-11 21:57:27 | 馬が好き
きょうは第二日曜日、毎月恒例、美浦乗馬苑「馬に親しむ日」
ようやく私の希望もかなって、体験乗馬に登場する馬たちの、馬名入りゼッケンが、できあがった。
強鉄も。

ホワイトウォーリアーも。

よかった、よかった。
「美浦乗馬苑に行きました、馬に乗りました」っていうのと、
「美浦乗馬苑に行きました、強鉄・ホワイトウォーリアーに乗りました」ってのは、
全っ然、違うってのが、私のスタンス。
馬は匿名ぢゃないし、名前のあるものとは意思の疎通があるもんだって。
仮に外見の色合いが似てたとしても、馬は1頭1頭ちがうし、その違いを知ることは楽しい。


なんだよぉ?オリー!? おまえもゼッケン欲しいのか? だったら試乗会をこなしてみろぉ。
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