諸星大二郎 2010年 ジャイブ
正式なタイトルは、「諸星大二郎ナンセンスギャグ漫画集(珍)の巻」と同「(妙)の巻」で(珍と妙の字は○で囲むのが正しいんだが)、2冊同時にちょっと前に出たものであるが。
ありがちなつくりで、当然、どこからかムリくり引っ張り出してきた“単行本初収録”作品を含むのがウリである。
こういうの好きぢゃないんで、悔しいから買わないでいたんだけど、やっぱ最終的には買ってしまった。
「珍の巻」のコンテンツは以下のとおり。
・ど次元世界物語
・逆立猿人
・怪談 竜の足跡
・怒々山博士 聖書を掘る
・陽はまた昇る
・蒼ざめた機械
・猫六先生執筆録
・総務課の猫
・ネット妖怪天国ニッポン
・硬貨を入れてからボタンを押して下さい
・無題
「聖書を掘る」は、怒々山博士シリーズのなかでは初収録ってことだが、逆に言うとこれを載っけて売るための口実でシリーズをそろえたってことだろう。
「蒼ざめた機械」は、「コンプレックス・シティ」に近い感じの絵柄なんだが、これも初収録だと思う。
猫に関する2題は、「猫本」って本に載ったらしいんだが、私は見たことないんで初めて読んだ。らしさのある軽いギャグもの。
最後の3つも初収録だけど、特に「無題」なんてのは、未完成原稿なんで、なにも出してこなくてもいいのにって気がする。著者はあとがきで「ページ稼ぎ」と自虐的に言ってるけど。
「妙の巻」のコンテンツは以下のとおり。
・奇妙なレストラン
・真夜中の会合
・客船セント・ピーター号上の昼食会
・禍れんだあ!
・ある災害
・人をくった物話
・珈琲店漂流記
・シマ男の逆襲
・コルク栓のある死体
・郵便ポストはなぜ赤い
・シマ男の復活
・コッシー譚
・ふしぎなナプキン
・星に願いを
・屋根の上の恋
・4コマごっこ
・BUS STOP・他
・オー氏の旅行
・アリゲーター
・毒を食らわば
・辛口怪談
・砂漠の真ン中に
「星に願いを」が初収録らしい。1978年の作品、地球の少女の願いをキャッチした、宇宙のかなたのモロ星の宇宙人が一肌脱ぐナンセンスマンガ。
「屋根の上の恋」も私は初めて見た。1974年の作品、「真夜中の会合」なんかに似てて、女の子の食べようとしたケーキとかヤキイモが逃げ出す話。
「BUS STOP・他」も初収録らしい、これらは一コマもの。

正式なタイトルは、「諸星大二郎ナンセンスギャグ漫画集(珍)の巻」と同「(妙)の巻」で(珍と妙の字は○で囲むのが正しいんだが)、2冊同時にちょっと前に出たものであるが。
ありがちなつくりで、当然、どこからかムリくり引っ張り出してきた“単行本初収録”作品を含むのがウリである。
こういうの好きぢゃないんで、悔しいから買わないでいたんだけど、やっぱ最終的には買ってしまった。
「珍の巻」のコンテンツは以下のとおり。
・ど次元世界物語
・逆立猿人
・怪談 竜の足跡
・怒々山博士 聖書を掘る
・陽はまた昇る
・蒼ざめた機械
・猫六先生執筆録
・総務課の猫
・ネット妖怪天国ニッポン
・硬貨を入れてからボタンを押して下さい
・無題
「聖書を掘る」は、怒々山博士シリーズのなかでは初収録ってことだが、逆に言うとこれを載っけて売るための口実でシリーズをそろえたってことだろう。
「蒼ざめた機械」は、「コンプレックス・シティ」に近い感じの絵柄なんだが、これも初収録だと思う。
猫に関する2題は、「猫本」って本に載ったらしいんだが、私は見たことないんで初めて読んだ。らしさのある軽いギャグもの。
最後の3つも初収録だけど、特に「無題」なんてのは、未完成原稿なんで、なにも出してこなくてもいいのにって気がする。著者はあとがきで「ページ稼ぎ」と自虐的に言ってるけど。
「妙の巻」のコンテンツは以下のとおり。
・奇妙なレストラン
・真夜中の会合
・客船セント・ピーター号上の昼食会
・禍れんだあ!
・ある災害
・人をくった物話
・珈琲店漂流記
・シマ男の逆襲
・コルク栓のある死体
・郵便ポストはなぜ赤い
・シマ男の復活
・コッシー譚
・ふしぎなナプキン
・星に願いを
・屋根の上の恋
・4コマごっこ
・BUS STOP・他
・オー氏の旅行
・アリゲーター
・毒を食らわば
・辛口怪談
・砂漠の真ン中に
「星に願いを」が初収録らしい。1978年の作品、地球の少女の願いをキャッチした、宇宙のかなたのモロ星の宇宙人が一肌脱ぐナンセンスマンガ。
「屋根の上の恋」も私は初めて見た。1974年の作品、「真夜中の会合」なんかに似てて、女の子の食べようとしたケーキとかヤキイモが逃げ出す話。
「BUS STOP・他」も初収録らしい、これらは一コマもの。
