かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

草原の国モンゴルその8 エルデニ・ゾー寺院

2024年12月11日 | China・Mongolia
今日も好天。
家事に集中。



カラコルムの一番の見どころであるエルデニ・ゾー寺院。
エルデニは、宝の意味。
草原の一区画に、寺院の建物が立ち並ぶ。



西門から入って、東門に抜ける。
1586年創建のハルハモンゴル(現在のモンゴルの多数派民族)最初の仏教寺院。
カラコルムの跡地に建てられた。
宮殿の廃材で建てられたという。



1939年に、当時の人民政府にほとんど破壊されたが、一部の建物が、博物館として残され、1990年の民主化以降、宗教施設として復活し、ユネスコ遺産にも指定された。



3つの立派なお堂(ゴルバン・ゾー)の他、東西にも一棟づつお堂が残る。
中には、立派な仏像が立ち並んでおり、見応えがあったが、写真撮影は不可。
いかにも、チベット仏教らしい仏像や、仏画群であった。



中央寺の屋根。



東に向けて、仏塔、大講堂が並んでいる。



マニ車は、とりあえず、設置したという感じ。



チベット式仏塔。
ソボルガン塔と呼ばれる。
1799年建立。
高さは、約8m。



1803年に建てられたフフ寺。
傷みが激しい。



一番立派な大講堂。
1784年に建てられ、ラブラン寺と呼ばれる。
僧侶たちが、祈りを熱心に捧げていた。
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草原の国モンゴルその7 カラコルム博物館

2024年12月10日 | China・Mongolia
今日もいい天気。
こんなに晴天が続いていいんだろうか。

訃報が続いている。
小倉智昭さん。
ブルーノートで、何度かお見かけした。
覚悟をしていたとはいえ。
ご冥福をお祈りする。



キャンプのあるブルドからさらに西に向かうと、チンギス時代の中心だったからカラコルムがある。
今は、ハラホリンと呼ばれている。
景色は、変わらず。



最初に訪れたのが、カラコルム博物館。
日本政府の援助と、日本モンゴルの共同研究が展示されている。
中の写真が撮れないのが残念だが(お金を払えば撮れる)、なかなか素晴らしい展示。
ウランバートルにチンギス・ハーン博物館が新にできて、一部の展示物が引っ越してしまったそうだが(最終日に見た)。



最初、2010年から2011年にかけて発掘されたバムバガー遺跡の映像。
巨大な墳墓で、シルクロードで見る墓と似てる墓ではある。
貴重な壁画、俑、コインなどが見つかっている。
近くには、多くの遺跡があり、かつてモンゴル帝国の中心であったことと、シルクロードの要衝であったことがわかる。
展示も、当地の歴史が、展示物を通して理解できる、わかりやすいものだった。
鹿石の展示も、見たことがないもので、興味深かった。
ウランバートルから遠く、訪れる人は少なかったが(ほとんど外国人観光客)。



カラコルムは、チンギスが場所を定め、息子のオゴタイが発展させた町だが、長い間忘れられ、当時の物は、ほとんど残っていない。
今後の発掘が待たれる。
ヨーロッパの都市より、東京の方が全然近い。
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Count Basie Orchestra

2024年12月09日 | Music


かなり冷えてきた。
 
今日は、日本時間のジョンの命日。
来年は、45周年?
生きてたら85歳って?

先日亡くなった中山美穂さんの、横浜と東京のライブ中止も正式に発表になった。
申し込んでも取れないと思って動かなかったが、1日のステージに行けてれば。
15日の東京でのライブの打ち上げの話をされていたという。
ずっと、ソールドアウトの表示が出ていて、気になっていた。

ただただ、残念。

日中は、家事で、夜は、Count Basie Orchestra。
たぶん、3回目。



ブルーノートにも、ツリー。



ビッグ・バンド用のセッティング。
大迫力。



しかも、席は、最前列のど真ん中。
首を、演奏者によって、右に左に動かさなくてはならないが、臨場感ありすぎ。
バンドを指揮者と共に仕切っている感覚に陥る。

とにかくバンドの一体感が凄い。
分厚い楽譜から、演奏する曲の楽譜を上から並べて演奏しているが、レパートリーの多さは、半端ないだろう。
今日演奏した曲も、シナトラの曲とか、クインシー・ジョーンズの曲とか紹介されるのだが、初めて聞く曲が多い。
それが、ビッグ・バンド用に素晴らしくアレンジされていて、一糸乱れぬ演奏を繰り広げる。
かつ、メンバー全員にソロパートがあり、喧嘩にならないように?アレンジされている。
メンバー紹介を聞いていると、在籍35年とか、40年とか。
若いメンバーの生まれる前から一員だったことになる。
バンドは、1935年創立だそうだが、1920年代の曲まで披露。
でも、全然古さを感じない。

ホリデーシーズンということで、ジングルベル、清しこの夜、サンタクロースがやって来るなども披露。
完璧な盛り上がり。
まさに、千両役者というところだろう。
これだけ大人数だと、こちらがニューヨークにいる気持ちになる。
ニューヨークのブルーノートには、40年近く前に一度行ったきりだが、ニューヨークでのクリスマスを味わった気分。
最高!

メンバーは以下。

Scotty Barnhart(conductor,tp)
Dave Glasser(as,fl)
Stantawn Kendrick(as,fl)
Doug Miller(ts)
Doug Lawrence(ts)
Joshua Lee(bs)
Frank Greene(lead tp)
Shawn Edmonds(tp)
John Moore, Jr.(tp)
Endre Rice(tp)
Clarence Banks(tb)
Isrea Butler(lead tb)
Martin McCain (btb)
Mark Williams(tb)
Reggie Thomas(p)
Will Matthews(g)
Trevor Ware(b)
Robert Boone(ds)
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Montreux Jazz Festival Japan 2024 DAY3

2024年12月08日 | Music


今日も午後からMontreux Jazz Festival Japan 2024。
最終日。
ランドマークタワーは、クリスマスに向けて準備万端。



今年は、ディズニーとのコラボで、SW?
ディズニーに版権が移ってからあまり見なくなったかな?



会場は、同じくぴあアリーナ。
また、Kアリーナの方は行ってないが、ぴあアリーナは、家から近いこともあり、大好き。



今日も、まずは、サブステージから。
Mao With Mibaro Trio。
ボーカル+キーボード+ベースのシンプルなトリオだが、特にボーカルのMAOさんが良かった。
緊張していたとのことだが、のびのびと、Jazz Standard曲を歌い上げた。



今日は、3日間では、一番空いていたかもしれない。
特に、VIP席が空いている。
会場が広かったことと、値段が、高かったということなのだろう。
他のシートは、ほとんど埋まっていたが。
目玉のアーティストが、1つか2つだと、割高に感じてしまうのは、止むないところ。
こんな豪華メンバーが集結することもそうなく、もったいない気もするが。
初日が一番混んでいたのは、ハービー・ハンコックとシートベルツがそろって出演したからだろう。
次回は、通しではなくて、出演者を見て、日を選ぶか?

メインステージの最初は、Bialystocks。
ボーカルとキーボードの二人組らしいが、それにリズムセクション、キーボード、ボーカル、ギター2人が加わり、にぎやか。
ロックっぽいポップスを披露し、良かった。
特に、2ギターの共演は、なかなかの迫力。
曲もバラエティに富んでいて、楽しい。

vo. 甫木元空(ホキモトソラ)
key. 菊池剛
gt. 西田修大
gt. 朝田拓馬
ba. 越智俊介
drs. 小山田和正
cho. オオノリュータロー

そして、サックスのTOMOAKI BABA ELECTRIC RIDERS。
スペシャルゲストのBIGYUKIさんと、ドラムのJK KIMさんとの競演。
BABAさんは、BLUE GIANTで、サックス演奏を担当したのだという。
これまた、大迫力だが、サックスの生感より、シンセ感が上回る感じ。
ドラマーのKIMさんは、高校の同級生とのことだったが、これもレベル高すぎ。
映像も、今回多用された生成AIによるもので、変幻自在。

終了後ちょっとサブステージに行ってみたら、須永辰緒さんとSHIMA SHUNさんのDJによる、JAZZのレコード演奏をやっていた。
人だかりが凄くてあまり見えなかったが、二人が、交代で、ディスクを交換していた。
選曲のセンスは流石だが、この規模ではスペシャル感はない。

夕方になって、昨日も見たShing02 × EITHER with SPIN MASTER A-1さん。
曲目も昨日とかなり被っていた。
大熱演だったが、観客は終盤のJAZZ目当ての人が多かったため、盛り上がりは普通だったかな。

そして、大目玉の一つである小曽根真トリオ「TRiNFiNiTY+」。
小川晋平(ベース)、きたいくにと(ドラムス)と組んだトリオだが、オリジナル曲を中心にすさまじい演奏。
そこに、トランペットの松井秀太郎とサックスの陸悠の管楽器隊が加わり、世紀の演奏?になった。
特に、松井秀太郎さんは、初めてだったが、迫力半端ない。

トリはもちろんハービー・ハンコック。
セトリは、初日と同じだったが、MCは、ちょっとづつ異なり、段取りは決まっているものの、セリフはアドリブであったことがわかる。
サービス精神旺盛。
彼がいたから、このフェスも盛り上がったと言える。
ボーカロイドを使うところの段取りも、初日とは異なり、お惚け感が。
ショルダーキーボードを持って飛び跳ねるところは、今日の方が、派手だったか。
それにしても、こちらも凄まじい演奏で、終盤2グループだけでも、本フェスティバルに参加できた意義あり。
すばらしい、収穫の多い3日間だった。
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Montreux Jazz Festival Japan 2024 DAY2

2024年12月07日 | Music
今日も午前、家事。
オアシスの一般発売開始日だったが、予想通りまったく繋がらず、夕方繋がった時には、売り切れ。
プロしか入手できない?
もっと公平感のある方法はないのか?



そして、午後から、Montreux Jazz Festival Japan 2024 2日め。
もちろん会場もぴあアリーナで変わらず。
家から近いので助かる。



花が一つ増えた?
TANK!のTがかっこよかったので買おうとしたら、とっくに売り切れ。
アニメの力は凄い。
それでJAZZを聞く人が増えたなら、それも良しだが。



メインステージ開始前だけ、サブステージに行ってみた。
2階のロビースペースの片隅に設けられており、かなり小さい。
公募で選ばれたミュージシャンが、ステージ設営の合間に、ミニコンサートを行うシステム。
持ち時間は、20分ぐらい。

NSD Trio と名前がついているが、基本は、2人組で、キーボードと、ベース。
キーボードは、ルーパーも使って、リズムセクション全般を担当し、ベースが中心にメロディラインを形成。
かっこよかった。



サブステージのある2階からの眺め。
なかなか大きい会場だ。



メインでの一つ目は、昨日も出場したYOKO KANNOさん。
相変わらずの人気だが、空席もあり、昨日は、ハービーハンコック目当ての客もいたことがわかる。
セットリストも被りが多く、ドラマーの急死を経てキャンセルになったBialystocksの穴埋めだったのかもしれない(確認していないが)。
やはりTANK!が一番人気で、アニメに楽曲を提供したことが、この人気のベースであることがわかった。
それにしても、豪華メンバー。
どういう引力が働いたのか。

2番手は、WONK。
全く予備知識なし。
上手いが、スローテンポな曲が多く、なかなかフェスでは受けにくいか。
サックス、ギター、ドラムのソロパートが秀逸。
ゲストのラッパーと、台湾からの歌手が、アクセントをつけてよかった。
ジャズっぽくはなく、オーソドックスな、ポップスというイメージ。

Member
長塚健斗(ボーカル)
井上幹(ベース)
江﨑文武(キーボード)
荒田洸(ドラム)

Support
MELRAW(サックス・フルート)
小川翔(ギター)
常田俊太郎(バイオリン)
村岡苑子(チェロ)

その後は、クィンシー・ジョーンズの追悼のDJ。
昨日のDJと一緒で、実際に演奏しているのかは、定かではなく、音と映像のショー。
初期のクィンシー・ジョーンズが、ジャズの世界で生きていたことを再認識。
我々世代だと、プロデューサーのイメージが強くなってしまうのだが。
松永俊夫さんが、プロデュース。

ラストがShing02 xTHE EITHER with SPIN MASTER A-1。
これは、見ものだった。
まずは、SPIN MASTER さんのDJだったが、これは、イメージ通りの熱演。
映像は、生成AIを活用してものだったが、音が、まさにDJ。
やっぱりディスクを引っ掻かないと。

そして、THE EITHERのトリオ。
上海のバンドで、キーボード+琵琶+二胡スリーピース。
見たことのない組み合わせだが、しっくり聞けた。
エレキ琵琶とエレキ二胡も初めて見た。
そして、Shing02 さんは、ハワイを拠点とするラッパー。
ヒップホップど真ん中だが、日本人で、こんなにうまくヒップホップを体現する人がいるとは知らなかった。
95%英語だが、日本人でここまでできる人がいるとは。
そして、上海トリオとDJとのコラボで、すばらしい空間を形成した。

ヴォーカルのZongli
ピパ(琵琶)のJiaju
二胡のYang

2日目は、知っているミュージシャンは、YOKO KANNOさんのステージメンバーだけだったが、新たな世界にも触れられて有意義な1日だった。
明日は、次から次へと大物が登場する。



今日は、9時前に終わったので、ライトアップが続いていた。
やはり、横浜は、夜景が似合う。
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