かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ダ・ヴィンチ・コードの「真実」

2006年05月02日 | Books
明日から、かなりの人は、5連休。スケジュールがある人はいいが、ない人は、やりたいことが、ありすぎて、困っちゃう(私のケース)?。
それはさておき、ダ・ヴィンチ・コードの「真実」という本を読んだ。ダ・ヴィンチ・コードに関する探求本は、とてつもない数並んでいるが、本格的解読書決定版といううたい文句につられて、選らんだ。
読んで分かったのは、ダ・ヴィンチ・コードがかなり怪しげな説のつまみ食いでできた小説であることと、そのあやふやさをはるかに凌駕する構成と展開で、誰もが楽しめるエンタメになっていることだ。ダビンチコードの、すべて事実であるという序文からフィクションと思えば、やはりすごい小説なのだ。
このバースタインさんの本は、かなり硬派の部類のようで、客観的に一刀両断にしている部分と、ここは確かにそうだと言える部分を、しっかりした論拠を挙げて述べている。ばかばかしいトリビアまで、滑稽なまで、馬鹿丁寧に議論している。
ハウツー本としては、まじめすぎるかもしれないが、真実を求める人にとっては面白い。キリスト教もエスタぶっているように見えて、結構複雑で、はるか昔から議論が延々と続いていたことを知った次第。福音書は、その議論の産物である。仏教の経典が無数にあるのと同じ。そういえば、仏教とヒンドゥー教の関係は、ユダヤ教とキリスト教の関係に似ているかもしれない。
コメント
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