いよいよ明日香の地に入ってきた。最初に訪れたのは、猿石。
全部で4体あり、吉備姫王墓の柵の中にあり、近寄れないが、異様な石像であることは、わかる。江戸時代に近辺で発見されたとのことだが、由来は、よくわからない。ただ、日本的ではないように思う。渡来の踊りを表したのではとの説もある。本によっては、この4体を、女(下の写真左)、僧(上の写真左)、男(上の写真右)、山王権現(下の写真右)としているものあるが、???である。
その猿石が置かれているが、吉備姫王墓(きびひめのみこのはか)。日本書記では、吉備姫王は、孝徳天皇と斉明天皇の母と言われている。大化の改新の直前のころだ。
その隣にあるのが、欽明天皇綾だ。古墳をこんなに近くで見るのは初めてだったが、お堀に浮かぶ森のようだ。
正式には、欽明天皇檜隈坂合陵(きんめいてんのう ひのくまのさかあいのみささぎりょう)と呼ぶらしい。欽明天皇は、聖徳太子のお爺さんにあたる人だと思う。本当の欽明天皇綾は別にあるとの異説もあり、本物であるかは、定かではない。
このあたり一帯のどかなところだが、遺跡銀座の様相を呈してきた。明日香ミステリーツアーも佳境に入ってきた。