かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

釈尊と親鸞

2011年07月02日 | Books
今日は、梅雨空だったが、結局そんなに雨は降らず。ということで、まずまずのコンディションでのゴルフだったが、スコアは、元に戻ってしまった。
スタートが大切だ。



お釈迦様シリーズもそろそろ終わりにしたい。
最終回は、5月に行った、4月にオープンしたばかりの龍谷ミュージアムでGETした本書。

前にも述べたが、オープニング企画は、仏教の始祖であるお釈迦様と、本願寺を大本山とする浄土真宗の開祖である親鸞をテーマとした企画展。テーマに即した出品解説本は、別にあるのだが、それをもっと教科書的に、しっかりした形にまとめてあるのが、本書である。
出典されている展示品を中心に、でもそれにとらわれず、お釈迦様と親鸞の、生きざま、その教え、広がりを、わかりやすく、ところによっては、学術的に、説明してくれる。

特にお釈迦様遍の方は、仏教の成り立ち、広がり、教えの内容等、かなり秩序だって、わかりやすく説明してくれているので、万人にお勧めできる。
さすが、龍谷ミュージアムが総力を挙げて、著わした本だ。

お釈迦様から親鸞へは、かなり飛ぶので、一冊の本にはなっているが、二部構成と考えた方が、いい。
そもそも龍谷大学は、1639年に西本願寺内に説立された学寮がその源とのことで、親鸞さん無かりせば、龍谷大学もなかったのである。
それだけに、仏教→浄土教→浄土真宗の流れについて、多くの説明がなされる。聖徳太子信仰と、浄土真宗の関係についても。
浄土真宗がこれだけの信者を有するのは、やはりその大衆性にあると思うが、本願寺、龍谷大学の役割も大きかったように思う。
今年は、750回忌なのだが、300回忌から、50年毎に、明確な記録が残っているという。
信者は、50年ごとに、本願寺に足を運ぶことになる。

仏教とは?親鸞とは?という疑問に、正面から取り組みたい人にお勧めしたい本。
専門家中の専門家が、素人にもわかりやすいように、説明してくれているのだから。

いずれにしても、京都にお越しの際は、まずは、是非、龍谷ミュージアムに立ち寄られることをお勧めしたい。
コメント
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