AFTER
今回の金沢訪問のメインの目的は、この古民家の再生プロジェクトの打ち上げ。
BEFORE
これは、去年の4月様子。このころから、図面を引き始めて、1年ちょっとかかっただろうか。
でも想定以上の出来になった。
これは、1階の座敷。この部屋にあった立派な仏壇は、千葉の方に引き取られた。
100歳近い家で、柱の根っこが腐っていて、ほぼ土台から作り直したが、元の材料は、ほとんど生かした。家の端から端までで、10cmぐらい傾いていたという。
こちらは、2階の奥座敷。元は、ベンガラ色だったが、高級感のある青に変えた。ラピスラズリから作るウルトラマリンブルーという色だが、これは、もちろん本物のラピスラズリから作ったものではない。本物は、アフガニスタン特産で、とんでもない値段になる。
今来ている、フェルメールが多様したことでも知られる。
押入れの奥にあった、下張は、そのまま残した。大正時代の字がそのまま残った。
玄関に近い部屋には、囲炉裏を新たに作った。オエと呼ばれていた部屋だ。
玄関を入ったところの吹き抜けは、見事に蘇った。天井には、ファンが付いていて、建物全体の空調を促す仕組みになっている。木造の家には、湿気が大敵だ。
家の入口に設置したプレート。家の歴史と、当初の家の間取りがわかるようにした。
打ち上げの会も大盛り上がり。設計屋さん、大工さん、不動産屋さんが一同に会した。いろんな方々の協力なくして、古民家再生は、不可能だ。
いちばんお世話になったのが、古民家再生の会かな。
古い家をお持ちで、困っている方、ちょっと相談してみては?
本プロジェクトも、取り壊した家の廃材の有効活用を相談にいったのが、きっかけ。