かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

MEET THE BEATLES

2013年05月28日 | The Beatles


本書もネットでゲットした。
彼らの言葉を、トニーバーロウが書いたと、表紙には書いてある。
トニーバーロウは、ブライアンエプスタインが経営していたNEMSのロンドン支社長で、ビートルズの広報担当だった。

ということは、本書は、まさにトニーバーロウの、ビートルズを宣伝するための一冊ということになる。
本書は、紙質はいまいちながら、写真と、文が豊富で、楽しめる。まさに、1963年半ばに急にスターダムにのし上がったビートルズとは何者?という人に答えるための本だったようだ。

ビートルズからのメッセージ、4人の自己紹介、ビートルズの歴史、当時のカメラマンだったデゾホフマンによるビーチでのフォトセッション、最近のトピックス、コンサートの模様、ビートルズの一日など、当時のファンにはもちろん、50年後の今でも、貴重で、楽しい記事が満載だ。

特に、私が興味を持ったのは、最後のコーナーである、”A London Day in the Life of the BEATLES”のコーナーだ。
彼らの一日を、時間毎に追ったコーナーだが、11:10分に撮られたという写真により、これが1963年7月2日の彼らの一日の記録であることがわかる。
この写真は、President Hotel から出て、Guildford Streetを溌剌と歩く4人を捉えた、有名な写真だ。
本記事によると、当日は、OFFだったらしいが、朝の9時半から、夜の11時まで、働き放しであることがわかる。
そして、あのフォトも撮られたが、その後、ショッピングをしたり、またフォトセッションをしたりして、夜には、Please Please Me の、シルバーディスクの表彰まであったという。
1963年半ばにして、とんでもない状況が既に起こっていたことが、本書でよくわかる。

写真も、説明書きも豊富で、ビートルズがデビュー当時、どのようにイギリス国民に認知されていたことを知るだけでも、貴重な本。
コメント
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