かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズを聴こう

2015年05月25日 | The Beatles


なかなかストレートなタイトルの本だが、前に紹介した”ビートルズの真実”の著者のお二人による第二弾。

ビートルズの公式曲を、発売順に、議論している。まるで、大学のゼミみたいだ。
んで、なかなかいい。
基本的なところは、最小限に抑えて、里中氏、遠山氏の、薀蓄を語り尽くす。
これが、主観的なものだけではなく、客観的情報に基づき、新たな解釈を加えるという手法で、ビートルズを一通り知っている読者に刺さる内容になっている。

詳細な情報に基づき、当時のレコーディングの雰囲気を再現。ひじょうにリアル。
特に、どのパートを、誰がどう歌ってるか、演奏してるかの洞察が興味深い。
なかなかそこまで聞き込めないし、聞いてもわからない。
その洞察の中での、PMのマルチ振りには、驚くばかりだ。

カールパーキンスは、ビートルズが、多く取り上げたため、印税が入って喜んでいたという話や、この前の日本公演でもやっていた、Back In The USSRのドラムが、PMによるものだとか、トリビアも、満載。

ビートルズの中級ファンにお勧め。
初心者だとちょっとついていけないし、流石に、上級者だと、知った話も多くなるから。
コメント
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