かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ロッキング・オンの時代

2017年03月31日 | Music


本書は、新聞の書評で見つけた。
高評価かつ我々の生きてきた時代と一致する本だったので、即ゲット。
時代が重なるだけではなく、書き振りが我々世代にぴったり(著者はずっと年上だが)で、心底楽しく読めた。
渋谷陽一氏は、当時から音楽評論家として有名だったが、ロッキング・オンに様々な方が関わっていたことを初めて知ったし、その方々の献身的な情熱に、頭が下がった。
好きでやっていたと言ってしまえばそれまでだが、それをビジネスになるまで、徹底して取り組み、周りを巻き込んでいった様子もよくわかる。
今、このパワーはたぶん失われている。モバイルゲームなどの世界にあるかもしれないが、デジタルの世界で、人だけでの立ち上げは、難しい。

アングラと呼ばれる世界で、今は有名となった(当時はアングラ)人の様子も描かれる。いい時代だったというか、先が見通せない時代だったというか。

ただ、彼らの行動が今の日本に与えた影響は、大きいし、変えたと言ってもいいかもしれない。
特に、世代の近い我々世代は。

ビートルズ関係の著作も多い松村雄策氏が、ロッキングオン創刊時のメンバーであることも、初めて知った。

彼らの、がむしゃらな献身に拍手。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする