かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

原三渓の美術

2019年07月21日 | Culture・Arts


今日は、雑用の間隙を縫って、横浜美術館で開催されている原三渓の美術展に行ってきた。

横浜在住で、三渓園のお世話になっている横浜市民としては、是非訪れたい展覧会。

原三渓は、実業家として財をなし、美術コレクターとなり、多くの画家を育てたということまで知っていたが、群馬県の山奥の出で、養子となり、実業家として成功したことや、自ら、書画をたしなむことは知らなかった。

一昨日の、澁澤資料館と同様、総合的にわかる展示になっており、特に、国宝、重文、育てた画家たちの名品類は、目を見張るものがある。
当時、相当の資金を投入したと思われるが、特に購入が多かった時期は、売却も多かったようて、コレクションの入れ替えも発生していた様子。
また、評価も時代を経るにつけ、上下していたようだ。
ただ、絵画については、安土桃山時代から、江戸時代のものを特に高く評価していたようで、収集品に名品も多い。

今は、散逸してしまっている収集品だが、それぞれ、大事に保管されており、その辺は、戦災で大きな被害を受けた松方コレクションとは少し違うのかもしれない。

いい展示なので、日本の文化や、横浜に興味のある方は、是非訪れて欲しい。
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