今日は、秋晴れ。あまりの天気の良さに誘われて、東京芸術大学大学美術館で、開かれている岡倉天心展に行ってみた。
考えてみれば、自分の学校の初代校長をテーマにした展覧会というわけだから、手前味噌といわれそうだが、結構人が出ていた。といっても、正倉院展のような大混雑ではなく、ゆっくり味わえる。
岡倉天心さんは、何度か当ブログでも取り上げているが、短く言うと、日本(または東洋)芸術を、再発見し、再興した人ということになるかもしれない。しかし、この展覧会を見ると、日本の芸術を、基礎から再創造した人なんだという印象を受けた。とにかく、いろんなことにチャレンジして、それが、全ての現代の日本芸術の基礎になっているように見える。
当時の美術学校の教育の様子なども展示されていて、ひじょうに充実した展覧会だ。天心さんは、あまりにも公私とも奔放だったため、追われるようにして、校長を辞めるのだが、その後も、インターナショナルに、芸術と関わり続け、120年たった今も燦然と輝いている。
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