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今日はすばらしい天気。
久しぶりに、古代オリエント博物館に行った。
目的は、このヒンドゥの神々の物語。
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私がヒンドゥの神々と最初に出会ったのは、カンボジア。
仏教の国というイメージで行ったのでびっくりしたが、その後、東南アジアの隅々まで、ヒンドゥの影響が残されていることを知った。
インドネシアのバリ島は、ヒンドゥ教の島だ。
本展は、古代から現代まで、ヒンドウーがどのように表現されて来たかを、極めて面白く展示してくれている。
これは、紀元前3~1世紀のパキスタンの土偶。
イラン方面からの影響(インダス文明)が強いように見えるが、ヒンドゥ教美術の根っこになっている。
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本像は、9~10世紀の青銅製のドゥルガー像だが、神々が具体的に表現されて来たことがわかる。
日本の神々の歴史も、面白い話がたくさんあるが、物語としては伝えれれても、美術としては、ほとんど表現されなかった。
大きな違いと言える。
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これは、インド金更紗だた、先日行った平山郁夫シルクロード美術館からの出展だ。
ほとんどが日本の美術館や、コレクターのものの出展で、インド芸術に興味を持つ多くの日本人がいることがわかる。
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これらは、雲母絵と呼ばれるもので、19世紀半ばに作られた。
不詳とあるのは、ハヌマーンに見えるが違うのか。
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ほとんどポケモンカードの世界である。
ヒンドゥーの神々が、キャラクター化されている。
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これは、カーリーガート絵画だが、シヴァ神を踏みつけている。
カーリーは、東南アジアでも見かける女神だが、いつも怖い顔をしている。
ビートルズのHELP!でも登場したが、これが、ビートルズがインド音楽に傾倒するきっかけになったというのも面白い。
カーリー教がオカルト宗教のように取り上げられていることについては、議論があるだろうが、時代が違うということで。
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地獄絵というが、仏教の地獄絵と共通する部分もある。
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神様相関図。
この図を見たのも、カンボジアに行った時が初めて。
最初見た時は、何かと思ったが、段々慣れてきた。
ブッダは、ヴィシュヌの10化身の1形態とされるが、これも、日本のキャラクター物に似ている。
1番人気?のクリシュナも10化身の1人だ。
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これは、20世紀前半作られた、日本製の陶器人形という。
輸出用として、瀬戸で作られたもの。
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このマッチラベルも輸出用。
ラベル目当てにマッチを購入した人もいたかもしれない。
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典型的なインド絵画。
ヴィシュヌ神の多岐に渡る姿を1枚の絵で表現している。
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紹介し出すと切りがないので、この辺にするが、ヒンドゥーの神々が姿を変えて、日本の信仰の対象になっていることも、親近感がわく一因。
これは、サラスヴァティだが、日本では弁財天。
技芸の神様とされ、芸能人が多くあがめる。
日本人に広くお勧めできるユニークな展覧会だった。
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夜は、GLIM SPANKY の2022ツアー初日ライブ。
横浜ベイホールは、初めて行ったが、石川町から歩くと、ちょっと遠い。
バスを利用するのがベター?
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コロナ明け初のツアーということで、大盛り上がり。
会場のサイズも手頃で、臨場感満点。
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とにかく、ボーカルとギターのパワーが凄過ぎる。
常に全力投球?
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最新アルバムの曲と、ヒット曲をうまく取り混ぜたセトリ。
途中、Looking for magicと、Dear Prudenceを合体した曲も披露。
ビートルズインインディアの話も。
ホワイト・アルバムの宣伝まで。
アンコールの1曲目は、唯一アコギで、ウィスキー!
最高のパフォーマンスだった。
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元町は、ハロウィン終わったら、もうクリスマス?
いいねを頂き、再度お邪魔しました。
最新記事の京都の記事はどれも絵画のように華やかで美しいですね。
そしていいねを頂いたので他の記事も、と見てみたらインドの神さまの話だったので(高野山の記事も読んでみたいです!)読んでみました。
詳細に展示を紹介してくださいまして、
とても読み応えある記事ですね。
日本では神話はあるけど、美術としてはほとんど表現されない、ってほんと、そうですよね。
私も昨年くらいから日本の神社仏閣に興味をもちはじめて、ふと、そう思いました。
イスラム教は偶像崇拝を避けるために、神の姿を絵や彫像にはしないと歴史の授業で習ったものですが、
ふと振り返ると我が日本も、なぜかきっちり避けていますね。
我が国日本は宗教的には、かなりゆる〜いお国柄
と思っていましたが、
鏡とか置くだけで信仰がつづく日本って・・。😅
理由は分からないけど、すごいなって思ってます。
なんで日本、自分とこの神さまの絵とか彫像、作らなかったんでしょうね?
仏教のは山ほど作ったのに。
ともあれ大変興味深い方向性と、紹介の仕方がとてもわかりやすく写真の紹介の仕方も上手いと感心しまして、フォローいたしました。
またの記事を楽しみにしています😊🙏
コメントありがとうございます。
インドも日本も、八百万の神の世界ですが、日本の神々は、天孫降臨神話で、天皇家の祖先とされたため、その後、インドのようなバリエーションが、限られたような気がします。
私のブログは、テーマがばらばらで、ご興味のないテーマの記事も多いかと思いますので、索引で、テーマを絞られたらいいかもしれません。
引き続き、よろしくお願いします。