ロープウェイで、山奥に連れてこられたと思ったら、また幻かと思うような町が現れた。手前の派手な飾りは、旧正月に向けた飾りだ。奥に見えるのは、ロープウェイの駅。
ゴンピンンヴィレッジだった。中国風の参道を復元したテーマタウンのような村だ。奥にさらに高い、姿の美しい山が見える。
巨大な大仏も近づいてきた。人工の村とわかっていても、何故かうきうきしてくる。孫悟空が天竺に近づいた時の気持ちだろうか?
ちょっとオーバー。
NGONG PING 360は、とてつもないロープウェイだ。たぶん、香港新空港が出来た後に出来た?
地下鉄のトンチョン駅から、すぐのところに、ロープーウェイ乗り場がある。駅の周りは、典型的な近代的なSCだ。トンチョンは、香港国際空港からすぐ。香港駅からも、30分ぐらいで、気軽に行ける。
ロープウェイ乗り場は、こんな感じで何気ない。空港から、香港島に行く時、いつもこのロープェイは見えていたので、気にはなっていたのだが、今回初めて乗る機会を得たのだ。
この辺りは、九龍半島の西側で、半島が入り組んだり、島が点在したりと、自然の変化に富んだところだ。ロープウェイは、その上を我が物顔に飛んでいく。
何でも開業当時事故が発生し、オペレーターが変わったという曰く付きのロープウェイらしい。シンガポールのセントーサのロープウェイでも、昔事故があったが、こちらの方が全然危ない。
全部で30分足らずだが、あっという間にこの高さ。写真の右側から乗って、中央で、こちらの方に90度曲がってきたところ。本当に高い。大丈夫か。
海をまたいだら、今度は、山々の上を越えて行く。
あっという間にここまで来た。山の右に見えるのが、乗り場方面。左に見えるのが、香港国際空港だ。
遠くの山の頂上に、大きな大仏様が見えてきた。
そして、ようやく、無事終点に到着。夕方近くだったので、登りは、10人乗りのロープェイを一人で、占有できたが、帰りは長蛇の列だった。午後6時半が、最終便だ。
シンガポールと香港に行ってきた。ちょっと新たなところにも行けたので、後日紹介したい。
JALを使ったけど、全く影響なし。機長さんとか、アテンダントさんとか、いつもより一所懸命のような気もした。謝罪のアナウンスもあった。
今回機内で、"THIS IS IT" と、"Informant”という映画を見た。
THIS IS ITは、お馴染のMJの映画。予想以上に映像や編集がしっかりしていて、ロンドンツアーが行われていたら見れたかもしれない大コンサートが、とてつもないものであったことがわかる。
でも、このような結果になってしまったとういことは、やはり普通じゃないことが、普通の世界に紛れ込んで、気付かないうちに進行していたということなのだろう。
痛々しい感じはなくほっとしたが、残念だとしかいいようがない。
”Informant”は、企業のカルテルを内部通報した実話に基づいた映画らしかったが、USAのA社や、日本のやはりA社が実名で出てきて、またこの主人公の特異な行動に翻弄される様子が面白く、楽しめた。こういう性格の人が身近にいたら、どんなに楽しくたいへんだろう。こちらは、DVDや、ブルーレイで見るほどのものではなく、こんな感じで気軽に見るのにちょうどよい映画だ。
Ending の歌が、またすごい。Trust Me ! と歌い続ける歌なのだ。この歌を聞いて、鳩山さんのセリフを思い出すアメリカ人が多くないといいが。
さて、長かったインドのお話も最終回。今日は、やはりオールドデリーにあるラージ・ガート。インドを独立に導きその後極右のテロに倒れたガンジーさんの、火葬されたところだが、お墓はないので、実際お廟のような存在になっている。
鳩山さんが、年末にインドを訪問した時も訪れたようだ。鳩カフェに写真が出ている。
入口には、一応金属探知機があったが、全く使われていない。
中は、広大で、その中心にガンジーさんが、荼毘に付されたところがある。
上から、見下ろすとこんな感じで、靴は入口で預けて中に入る仕組みになっている。
みないろんな思いでお祈りをしている。私も仏教式でお祈りしたら、”サンキュー!”とあいさつされた。まだまだ暴力沙汰が絶えないインドだが、ガンジーさんを思う気持ちは、一つか。
ということで、5度めのインドであったが、今回は、いろいろ新しい発見もあり、実りの多い訪問だった。