かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アンコール再々訪の旅その19 ベンメリア②

2013年03月21日 | Cambodia・Myanmar・Laos


当然、門からは入れず、右に回り込む。大きな木が、回廊を崩壊させている様子がよくわかる。



その先の、塀が崩れているところに、木の階段がつけられていて、そこが入口だ。



中に入っても、唖然とする光景が続く。左に見えるのが、内側の回廊か。蓮子状窓が見える。アンコールワットと同じだ。



ここの壁は、よく残っている。窓が小さく、檻みたいだ。扉も、偽扉だ。
窓が小さく、中が暗かったので、アンコールワットでは、窓がもっと大きく作られたという。



偽扉の上にあるレリーフ。この動物は、犀という。



象に乗るインドラ神のレリーフがあった。



大きく崩壊している中、レリーフも残る。



手のつけようもないが。
バイヨン寺院も、見つかった時はこんな状態だったとガイドは言うが、ここまでひどいと、流石に修復は難しいのではないか。

そういえば、戦前に、フランスチームが修復した方法に誤りが多く、日本チームが、最修復を申し出ているが、反発されているという。なかなか難しい問題だ。
今も、世界各国のチームが、様々な寺院で、修復活動を行っている。
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アンコール再々訪の旅その18 ベンメリア①

2013年03月20日 | Cambodia・Myanmar・Laos
今日は、ゴルフ。
前半は、絶好調で、ハーフレコードハイタイ。
後半、いつものように、ペースダウンして、諦めていたら、終わってみたら、トータルで、やはりレコードタイだった。
何故、あと一打改善できないのか。?
アンコールの話に、戻そう。



バンテァイスレイの後は、ランチ後、一旦ホテルに戻り、午後に再度出発。
ピックアップするために、いろんなホテルを回るので、それも面白い。
前来た時は、立派なホテルは少なかったのに。
クリスマスはとっくに過ぎたのに.....



町には、元国王の看板が。この辺は、タイに似ている。



そして、今回の旅の目玉であるベンメリアに行った。
アンコールワットの東40kmにあり、一旦南のプノンペンに向かって南下してから、左折して北東にひたすら走る。
構造がアンコールワットと似ており、東のアンコールワットとも呼ばれる。

ベンメリアは、最初に行った2001年は、まだ立ち入り禁止だったか、少なくとも、地雷覚悟でしか立ち入りできない地域だった。
今も、世界遺産に指定されておらず、アンコールのパスは使えず、別料金になる。
その後、地雷の除去も進み、道路も舗装され、半日で手軽に行ける遺跡になった。
遺跡は、ほとんど修復されておらず、見学ルートに、木の道が作られている。
参道もガタガタだ。



環濠は、水草?で覆い尽くされている。手前の木は、確か紫檀だっと思った。
東南アジアで育つ貴重な木だ。



参道の回りも、雑草だらけで、ほとんど発掘された様子はない。
この獅子像も痛みが激しい。



この辺の参道は、結構きれいだ。修復されている。



そこにすばらしいナーガ象があった。このナーガ象は、地中に埋まっていたために、綺麗に残ったという。ガイドさんも、アンコールで一番すばらしいナーガではないかとコメント。
翌日、アンコール国立博物館に行き、多くのナーガ像を見たが、ここまで、すばらしいものはなかった。



長い参道の奥に門があった。
衝撃の崩壊度だ。
地震のないアンコールで、どうしてここまで、崩壊するのか。
アンコールワットのモデルとして作られたという説もある。
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Haymans Green The Pete Best Band

2013年03月19日 | Music


まず、ピートベストって誰?という質問に答えられれば、ビートルズのど初歩は、OK。
リンゴの前のドラマーで、ビートルズが、メジャーになる寸前に首になった男として、知られてしまっているし、本人も、それを最近、それを売りにし出した。

そして、今度来日公演!
ゴールデンウィークの前半だが、私も、恐いものみたさで行ってみることにした。
初来日なのかは、ちょっとわからないが。

そして、このCDは、彼らの最新版らしい(2008年?)ので、買ってみた。

Not Bad なのだけど。
ベースは、50’sから全然変わっていないが、ボーカルは、ほとんどダブルトラック。
それをシンプルと呼ぶか?
メロディは、まさに60年代に流行ったような、ノスタルジックなもの。
ビートルズのデビュー当時の曲想に似ていると言っては、いい過ぎか?
今の最新技術で、当時の音を作ろうとしようとすると、こういう音になるんだろう。

ピートベストは、ドラムとしてしかクレジットされていないから、その他の音は、取り巻きの音。もう一人、ベストという苗字の人がいるが、兄弟なのか?ボーカルには、両名ともクレジットされていない。

ドラムは、基本に忠実な、素朴なドラミング。当たり前のドラミングしかしていないので、うまいか下手かはわからない。
そもそもhaymanって?干し草男?

乗り易いメロディなので、公演で首を傾げるリスクはなくなった。
当時の匂いを運んでくれていることには間違いない。
次回は、生で楽しみたい!
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Steve Lukather Transition

2013年03月18日 | Music


リンゴのオールスターバンドの中心メンバーの一人。元TOTOのリードギタリストの一人の、スティーブルカサーの最新CD。出たばかり。
既報のとおり、サイン付カードがオマケについていたので、GETしてみた。

TOTOとして来日し、ソロで来日し、リンゴと来日し。日本人好みのトラディショナルロックギタリストということを自覚しているのか。ギタリストと言っても、メインボーカルを務めている歌も多く、オールマイティなロックミュージッシャンと言える。
本アルバムは、今年1月に出たばかりの、出来立てのホヤホヤ。

渾身の一枚といった感じ。相当気合が入っている。
基本的には、オーソドックスなロックアルバムではあるが、メロディ、アレンジとも、自然に入っていけるし、キャッチーだ。
ボーカルを強調している曲もあるし、ギターを強調している曲もあるが、それぞれ、特長をよく出しているように思う。
ラストが、スマイルのギターソロだが、これまたいい味出している。

リンゴの来日メンバーに入っていなければ、出会わなかった1枚だが、円熟してもなおまだ上昇指向のロックミュージシャンのすばらしい1枚に出会えた。
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仏教の源流ーインド

2013年03月17日 | Books
今日も、穏やかな春らしい一日。来る対戦に備えて、打ちっ放しにいった以外は、身の回りの整理をして過ごした。やり始めると、きりがない。



本書は、アマゾンで見つけた。かなりまともな本のようで、マスト一読と思ってGET。
著者の長尾さんは、2005年に亡くなられているが、本書は、そのずっと前の昭和59年に著された。
仏教の誕生から、発展、その教義の基本等を、真正面から説明してくれる。
教義などは、一読してわかるものではないかもしれないが、他の宗教に対する仏教の特殊性はたぶん理解できる。
仏教は、そもそも宗教というより、哲学に近いものだった。もっと言えば、哲学と宗教という概念は、近代になって分けて考えられるようになったもので、昔は明確な区別はなかった。

そして、仏伝は、弁証法そのもの、つまり、正反合の展開ですべて説明されているという。言われてみればそうだ。

そして、大乗仏教への発展、菩薩信仰が仏教を庶民に縁の深い教えに変質させていった様子を論理的に説明してくれる。

本書は、朝日カルチャーセンターでの講義をまとめたものという。日本でいう仏教の根本をできるだけわかりやすく説明してくれる本として、貴重。
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