かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

庵野秀明展

2022年05月30日 | Movie


庵野秀明展の話は、前にしたが、重複部分もあるかもしれないが、ゲットした図録の話も。
厚さは、昨日紹介の成田さんの図録と同じぐらいだが、値段は、半分ぐらい。
それでも高いが、中は充実。
庵野さんの幼少期から、今までの、作品の変遷がよくわかる。
展覧会では、各所で、動画が見られたが、それ以外の展示は、図録に収録され、こちらの方がゆっくり見れる。

改めて感じるのは、幼少時の共通体験だ。モスラ、宇宙大戦争、ウルトラマン、マグマ大使、怪獣総進撃など、あるある話ばかり。
そこから先が違う。
マジンガーZ、ガンダムにつながり、アニメの製作、特撮の製作を始める。
自らウルトラマンを演じてしまう。

アニメ製作は、どんどん深化し、ついに風の谷のナウシカの原画制作。
その後も次々と、幻想的だったり、メカニックだったり、独特の世界を生み出していく。
物語の創作活動にも、足を踏み入れていく。

創作段階の、メモ、イラストが多数掲載されているが、その細かさに驚かされる。
井上ひさしさんの小説を作る時のメモを思い出した。
映画製作に取り組みながら、イラストの発表なども行い、ここは、成田さんにも似ている。
サンダーバードのイラストは、ほとんど本物で、エッセイも掲載されている。
ここは、完全に私の想いとシンクロ。

そして、代表作となるエヴァンゲリオン。
それまで、取り組んできた、特撮、メカ、ロボットなどが、融合し、庵野ワールドとなって大きく開花したという感じだ。

その後も前進を続け、少女もの、キューティハニーなどを製作。
そしてついに、日本沈没、巨神兵などの、実写特撮物の制作を始める。
アニメと特撮との融合にも取り組み、シンシリーズへ。
凄いというか、出来過ぎというか。
単なるマニア、オタクに止まらず、とんでもない粘り強い努力と、才能と、チャレンジ精神で、庵野ワールドを切り開いて来た。

同世代の者として、誇らしいし、応援を続けていきたい。
コメント
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