かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

大安寺のすべて

2022年05月12日 | Nara ( Japan )


今日は、ついでがあって、奈良国立博物館に行って来た。
生憎の雨だが、人が少なくてゆったり見れる。
久しぶりに、ビスタカー(今もそう呼ぶのか?)。



平城京に新たな門が再建されている。



この時期、鹿の出産シーズンらしくて、6月は、小鹿を有料で、公開しているようだ。



大安寺(だいあんじ)には、一度行ったが、交通が不便で、歩かされて、暑い中、へとへとになった記憶がある。
歴史は、あるが、今は、小さくなってしまったという印象だった。

本展では、秘仏が間近に見れるのが、味噌。

全仏像が出展されているが(一仏後期展示で見れず)、やはり傷みが激しく、手や頭部が、後補のものが多く、元の姿は、胴体から想像するしかない仏様も多い。
寺が、全焼してしまったにもかかわらず、これだけの仏像が残されただけでもすごいが、残された部分が、やや少ない。

それよりも、お寺の歴史に関する文書や、周辺のお寺に移動したものや、発掘物に興味深いものが多かった。

例えば、西大寺に残された舎利容器。
逸品だ。
二光寺で発掘されたという多尊傳仏は、敦煌の仏様を思い起こさせる。
薬師寺に伝わった神像も素晴らしかった。
松尾大社に伝わった神像と並べて見たい。

大安寺に限らず、飛鳥から奈良、中世に向けての歴史に興味のある人向けか。
見る価値はある。

コメント
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