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人工知能ワトソンのニュース記事から

2015-04-04 10:13:13 | 14期生のブログリレー

14期生の北方謙です。

今回は、最近衝撃を受けた「人工知能」の記事から、
これからの人間の仕事のあり方について、

ブログに書きたいと思います。

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■ついに人工知能が銀行員に「内定」 IBMワトソン君

人の言葉を理解する米IBMの認知型コンピューター「ワトソン」。
米国生まれで母国語は英語だが猛勉強によって日本語を習得し、
三井住友銀行から「内定」を得た。クイズ番組に興じていたワトソン君が、
年内にも銀行マンとして日本で働き始める。

 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84596040Z10C15A3X11000/

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チェスや将棋で、名人がコンピューターに負けるというのも衝撃でしたが、
日本の代表的な金融機関で、人間のようにロボットを働かせる取り組みに、
これから人間の仕事がどんどんと奪われていく序章のような気がして、
とても脅威を感じました。

少し前に話題になった書籍の『機械との競争』で、
「ITは雇用を生まずに所得格差だけを広げる」という考えが書かれていましたが、
このような人工知能やロボットが登場すると、ますます現実味が帯びてきました、

すでに、日本でも2000年からの5年間で、事務用機器操作員5割、会計事務員1割、
商品販売外交員1割と高い就業者が減少しており、
会計事務員では、実に31万人もの職が消えています。

http://toyokeizai.net/articles/-/13015?page=2

こんなことが、人工知能とロボットの影響で、
さらに多くの職種で起こってくるのでしょう。


さらに、競争相手は人工知能やロボットだけでなく、
既にグローバルな競争にも巻き込まれています。

「10年後に食える仕事 食えない仕事」という書籍で、
グローバル時代の職業について、下記のように分類をしています。

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1. 重力の世界
日本人メリットがなく、特段の付加価値の高いスキルも必要とされない職業群です。

現状、このエリアにいると気づいた人は、一刻も早く抜け出すことを推奨しています。

 コールセンタースタッフ、プログラマー、メーカー開発者(汎用品)、DTP作業者、CAD設計者、
 半導体製造工、検査・組立工、計算事務員、IT保守管理、トラブル対応、農畜産作業員、遠洋漁船員、
 靴・衣服製縫工、冷凍食品製造工、鉄道駅員、沿岸漁船員、土木・建築作業員、パン・菓子製造工、
 看護師、水産物加工工、高付加価値農畜産作業員、印刷製本工、介護福祉士、倉庫作業員、クリーニング工、
 自動車整備士、タクシードライバー、低付加価値品営業、清掃員、調理補助、コンビニ/飲食店レジ打ち、
 ウェイター/ウェイトレス、荷造・配達人、家事手伝い、警備員、航空会社地上スタッフ、集金人、店舗販売店員


2.無国籍ジャングル
知識集約的で、日本人メリットがないエリアです。国籍だけでなく、会社名も役に立たず、
個人の腕1つで世界を相手に勝負することが必要です。危険な「戦場」のため、
しぶとく最後まで戦い切れるタイプ以外の人は、簡単に足を踏み入れるべきではありません。

 彫刻家、建築家、宇宙飛行士、デザイナー、プロスポーツ選手、音楽家、CEO/CFO、
 メーカー基礎研究者、国際弁護士、財務/経理、会計士/CPA、グローバル人事、ディーラー/トレーダー、
 ファンドマネージャー、スーパープログラマー、パイロット、航空整備士

3.ジャパンプレミアム
日本人メリットを活かせる技能集約的な職業であるエリアです。
日本人ならではの高いサービス精神・チームワーク力が活きる職業で、
深い信用とコミュニケーションのしやすさを活かし、日本の独自カルチャーに深く関連した職業。

 住宅営業、人材紹介、海外の対邦人営業、ケアマネジャー、
 メガバンクの地域営業、保険・証券セールス、宅建、ビル経営管理士、
 マンション管理士、ホテルマン、旅館女将、速記者、日本語タイピスト、
 保育士、航空会社CA、美容師、熟練技能職、時計・眼鏡技師、教員(義務教育)、
 公務員(ⅡⅢ・地方)、自衛官、日本料理人、栄養士、造園師、染色・着物職人、
 味噌・しょうゆ・酒製造工


4.グローカル
日本人メリットを活かしつつ、ホワイトカラーとして高付加価値なスキルを身につけて
外国人労働者からの高い参入障壁を築くエリアです。

 高級官僚、政治家、新聞/テレビ経営、メーカー開発者(高付加価値製品)、
 グローバル営業、マーケッター、プロデューサー、人事のプロ、プロジェクトマネージャ、
 システムエンジニア、経営コンサルタント、証券アナリスト、社会保険労務士、税理士、
 高付加価値/ソリューション営業、医師・歯科医師、弁護士、薬剤師、不動産鑑定士、
 建築士、記者/編集者、教育者(私立)、通訳/翻訳家

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こうしてみると、日本人が日本で活躍できるようになるためには、
数字や機械を相手にするロジカルな仕事ではなく、
日本語や人を相手にした創造的な仕事であることが、
ますます重要なことになってくることが分かります。

幸いにも、私の仕事は、コンピューターからも外国人からも取り組みにくい
メディア・マーケティングのクリエイティブ寄りな仕事ではあるのですが、
参入障壁が高いと思われているこの業界でも、
グローバル化の大きな波が訪れていて、
戦い方やビジネスのルールが変わってきていることを
ひしひしと感じています。

そのような流れの中、コンピュータや外国人に置き換わられることがなく、
この先30年間はサバイバルできるよう、
ビジネスマンとしての能力を高めていきたいと思います。

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やりたくても出来ない課題を明らかにする

2015-04-04 09:54:48 | 講師田村からのメッセージ

こんにちは。田村隆一郎です。

先日、ある物流企業を訪問しました。

知り合いの中小企業診断士が経営改善計画を作成している会社で、その実行支援の計画を作るにあたって、私にアドバイスがほしいとのことでした。

行ってみると、物流倉庫の建物は古く、使われていないものや、不要なものが放置されている状態でした。
あまり綺麗で管理が行き届いているとは言えない状況です。

建物の古さは仕方ないことですが、内部の管理は自助努力で改善することができます。

私は要らないと思われるものを一つずつ指し、社長に『これは要りますか?』と聞いて回りました。
大半が『要らない』、『使わない』といったものでした。

『捨てましょうよ!』と言うと、社長も『実はずっとそう思っているのですが、捨てるのもお金が掛かるので…』と言われました。

しかし、捨てないと邪魔になるだけだし、捨てることでスペースが空き、作業性も良くなることをその場では伝えました。

おそらく、社長自身もずっと捨てるべきだとは思っているのでしょうが、経費も掛かるのでなかなか踏ん切りがつかない。
そんな状況だと思います。

次回その会社訪問したときには、提案書にそれらをまとめ、再度理解をしてもらおうと思います。
(もちろん、掛かる経費と、それに対する効果も明らかにして)

経営者がやりたくても出来ないことを明らかにして、背中を押すこともコンサルタントとして必要ですね。

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