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ユニセフ募金袋について思う(機内にて)

2017-09-22 06:00:00 | 17期生のブログリレー

こんにちは。稼プロ!17期の小口です。

 海外出張帰りの飛行機内でこのブログを書いています。

 私は海外出張の帰りに機内で必ずやることがあります。それは、出張先で余った現地硬貨を機内備え付けのユニセフ募金袋※に入れCAに渡すことです。今回もいつも通り募金しましたが、よくよく考えてみると、このユニセフ募金はなかなか優れものの仕組みであることに気づきました。

※正確にはCHANGE FOR GOODというユニセフと世界の主要航空会社により運営されている機内での募金プログラムです。例えばUSD7.5で下痢による脱水症状を防ぐ経口補水塩を子供100人に提供できる等、わずかな金額でも大きな力に変わることを募金袋上で訴求し、募金を呼び掛けています。ご存知でない方、次回飛行機に乗られた際にCAさんに聞いてみてください。航空会社によっては、聞かないと募金袋の在り処が分からないはずなので。

 旅行先の硬貨は、たまに旅行に行く観光者からすると楽しい旅の思い出として持ち帰り、自宅で大切に保管するものであるかもしれません。しかし、私のように出張に頻繁に行く者からすると、日本に持ち帰ったら

  ・日本円に交換できず経済的に無価値

  ・財布に入れっぱなしだと円の硬貨と混在し、何かの支払い時に「ちょっとお客さんこの硬貨何?」と睨まれることになる

 ・どこかにしまい忘れ、引っ越し等の時に発見されるが、お金であるため捨てることができず。。。

となるため、動機は不純ですが、このユニセフ募金が習慣となっています。

 このユニセフ募金によって、外国の硬貨は再び経済的価値を与えられ(おそらくUSD等の主要通貨に換金されているのでしょうか?)、支援を必要としている多くの子供たちへ薬品等となって提供されます。そして、私のような募金者は、硬貨を持ち帰って遭遇する面倒から解放され、なおかつ募金を通じて社会貢献に参加した自負をもつことができます。まさに、出し手、受けてともにWin-Winの仕組みです。

 また、この仕組みには、受け渡しをするモノの経済的価値が、出し手と受け手との間で異なるというポイントもあります。この例では、出し手にとってゼロあるいはマイナスの価値である外国の硬貨が、支援を必要とする多くの子供がいる地域では命さえも守るような価値を持ちます。社会的には「無が有を作り出した」と言えるかもしれません。

 皆さんは「無から有をつくる」Win-Winの仕組み何か思いつきますか?

 

コメント (4)
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