17期生の桶 哲治です。3回目のブログですが、最近感じたことを書きました。
最近、私が入会している生産関係の研究会で製造業(従業員が10名未満)の企業診断実習の機会が有りました。報告書は、書式に沿った形で、研究会のメンバーが8名ずつA,Bの2チームに分かれてそれぞれ作成しました。
出来あがった報告書は、次のように2チームで違った形で出来上がりました。
Aチームは、的を絞って、7ページでまとめており、発表も的に合わせた説明でした。しかし運営管理などは細かい説明はありませんでした。
Bチームは、30ページ以上あり、まとが絞り切れていませんが、運営管理の部分を細かい説明がなされた報告書となっており、添付書類も豊富でした。
どちらが良いかの評価は指導の先生からありませんでしたが、私だけでなく他のメンバーも、同じ企業を診断したにもかかわらずこんなにも異なるのかとの印象を持ちました。
工場見学をした後、社長のヒアリングとチーム打ち合わせ、別の日に2回目の打ち合わせ行い、その後各自報告書の下書きを作成します。リーダーと発表者がまとめ、3回目が発表となる流れです。Aチームは、リーダーが中心となって殆ど一人でまとめ、Bチームはリーダーが班員の報告書をなるべくすべてを活かすようにまとめたようです。
チームのメンバーが違うので、違う形になるのは当然ですが、SWOT分析を見ると両方のチームが同じようなことを書いています。また、課題も同じようなことを書いています。それにも関わらずかなり違った報告となることに興味を持ちました。
違った報告書となった理由として、私は、チームの運営、リーダーシップの取り方が異なるとこのような形になるのではと思います。Aチームは大半を一人で作成したので、的を絞れた。もしくは絞らないと詳細を書く時間なく、発表出来なかった。一方Bチームは班員すべての意見を取り入れようとしたので、的を絞れなかった。しかし皆に手分けして作成したので、詳細まで書けた。極端な表現すれば、Aチームは独断的、Bチームは民主的といえるかも知れません。
どちらのチームの進め方が良いかは、状況によりますが、リーダーシップの取り方やチームメンバーの性格を考慮しなくては報告書の内容がかなり違うことになります。チーム運営がいかに大切であるかを気づかせてくれた診断でした。自分だったらどうチーム運営して、どうリーダーシップ取るか考えておくのが私の今後の宿題です。