17期生の荒井です。
今年の5月から8月まで、中小企業大学校東京校で認定支援機関の理論研修を受講していました。
研修終了後、「専門知識判定試験」があり、落ちていたら格好悪いのでブログへの記載はなかったと思いますが、無事合格の通知をいただけたので紹介させていただきます(資格取得には今後実践研修の受講及び実践研修後の試験への合格が必要です)。
認定支援機関研修については、先に受講された16期大石さんの6月24日のブログに詳しく記載されています。私の場合、受講の動機は今年2月の酒の席でした。診断士養成機関の先輩から「独立するなら認定を受けた方がいい」と強く勧められ、「それほどいいものなら、取得しよう」と単純に考えてすぐ受講申込みを行いました(後日談ですが、その先輩は私への推奨をまったく覚えていないそうです)。
理論研修は4回に分かれた合計120時間の座学で、その8割ほどが財務デューデリジェンス(DD)を中心とした財務関係の講義となり、診断実習で中心となった事業分析には、あまり時間が割かれません。私は財務が苦手、という訳ではないのですが、受講目的が曖昧でしたので、初回講義で手渡されたテキストの厚さだけで心が萎えました。
ただし、この理論研修には、次のような利点がありました。
1.経営再生支援について、一通りの知識が身に付く
実習の最後は、銀行員に来ていただいての「模擬バンクミーティング」まで行います。再生計画作成の一連のスキルを身に付けることができます。
2.独立診断士の方及び他の士業の方など、親密になれる
講義はグルーピングされて行われますが、4回それぞれメンバーが入れ替わり、その都度共同でワークを行い、意見を交えることで親しくなることができます。メンバーは独立された診断士が最も多く、他に行政書士・社労士などの士業の方、会社経営者、サービサーなど、様々な職業の方で、ここでしかできないネットワークを結ぶことができます。
私の場合、独立診断士の方からのアドバイスで、現在実行中の案件もできました。
また、通学時間がかかる人は、安い料金(朝食込み1泊2,500円)で宿泊も可能です。私も宿泊施設にお世話になり、勉強疲れを癒す為?ほぼ毎日ここで知り合った仲間と飲みに出かけていました(判定試験の前は勉強しましたが)。
認定支援機関研修に興味がある方は、中小企業庁の下記のアドレスにアクセスしてください。受講する機会が持てれば、お勧めいたします。