皆様こんにちは。17期生の渡邉大輔です。
去る9月13日に「ウェルカム中央 訪日外国人受け入れフォーラム」というイベントに参加してきました。人形町エリアに訪れる外国人を増やそうという趣旨のもと東京青年会議所が主催したイベントで、我らが中央支部も協力しています。(参考URL:http://tokyo-jc.or.jp/chuo/809#main)。
この地域でホステルなどの宿泊施設を運営する丹埜倫氏の基調講演や『散歩の達人』編集長の武田憲人氏のパネルディスカッションなどがあり、興味深いお話を聞く事ができました。
特に印象的だったのは、丹埜倫氏が「外国人観光客はマナーが悪いというのは日本人が持つステレオタイプだ」と仰っていた事でした。外国人観光客を増やしていくにあたり人形町エリアでアンケートをとったところ、外国人が増える事についての心配事や不安としてほとんどの人が「マナーが悪い、治安が悪化する」と答えていたそうです。
丹埜倫氏が仰るには、少なくとも自身が経営する宿泊施設ではマナーの悪い外国人はほとんどいないそうで、その様なイメージを払拭していきたいとのことでした。
「外国人はマナーが悪い」と自分も漠然と思っていたので反省させられました。確かに、外国に行くと平気でゴミのポイ捨てをしていたり、列に並ばなかったりとマナーが悪い事例を目にすることは良くあります。ただ、わざわざお金と時間をかけて日本を訪問する外国人観光客がその様な事をするでしょうか?もちろん中にはマナーの悪い人もいると思いますが、それは日本人でも同じだと思います。実際、それ以来街中を歩くときに注意して見るようになりましたが、未だマナーの悪い外国人を見かけた事はありません。
「外国人」というだけでステレオタイプを持ってしまう所に日本の国際化はまだまだ遅れているんだなと感じました。固定観念を捨てて実態を見て判断する事が診断士の基本だと思うので、インバウンド支援などの業務に携わる機会があればこの様なステレオタイプを持つ人を無くし、少しでも日本の国際化に寄与していきたいと感じました。