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受験生支援を通じて感じた事

2017-10-14 06:00:00 | 17期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。17期の渡邉大輔です。

 私、実はとある中小企業診断士2次試験専門の受験校で講師の仕事をしております。現在は答案の添削のみですが、来年からは事例Ⅲの講座を受け持つ予定です。設楽さんも先日書かれていましたが、もうすぐ2次筆記試験ということで受験生の皆さんには是非頑張って頂きたいと思います。(毎回、書こうと思っていたネタが設楽さんに先を越されている気がします笑)

 先週末、その受験校で模試がありました。少し変わった形式で、2日間かけて4事例解くと共にその場で解説・添削・ランキング付を行います。試験直前期という事で皆さんの真剣度が高く、私も大いに刺激を頂きました。そんな中、思った事を2点以下に記します。

 

1.診断士という資格の重み

 1次試験の合格率が約20%、2次試験の合格率はそこから更に20%となり、かなりの難関試験です。受験校の生徒でも毎週40時間以上勉強されている方や、何年も試験に挑戦されている方も多くいらっしゃいます。診断士の資格にかける思いの強さは相当な物です。資格を取ったら終わりで何の活用もしない人も多くいますが、やはりそれではもったいないと思います。未合格な方たちの思いをかみしめながら積極的に資格を活用し、診断士の世界を盛り上げていく事が使命だなと改めて身の引き締まる思いになりました。

2.上から目線の解答はNG

 解答の添削をしていてよく目につくのが、「上から目線の解答」です。与件文に書かれている事例企業の状況からかけ離れ、自分の知識や他企業の事例を押し付けてしまう様な解答です。事例Ⅲで言うと「歩留りが悪い」などと与件文には書かれていないのに、「原材料の調達を見直して歩留りを改善するべき」と突然書かれていたりします。

 先日の合宿で「上から目線な診断士はNG」と独立ロールモデルの清瀬さん、三好さん、安藤さんが仰っていましたが、まさしくこういう事かと思いました。企業それぞれの状況を的確に見抜いて、それぞれに合った処方をくだすことができるかどうか、診断士試験でも試されているのだと思います。

 

本日は以上です。来年は一緒に診断士活動ができる仲間が増えるといいな、という想いで受験校講師の仕事は続けていきたいと思っております。

 

コメント (3)
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