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診断士の営業力

2017-10-24 11:18:35 | 17期生のブログリレー

みなさんこんにちは!事務局の姫田です。

 台風で大荒れの選挙も無事終わりましたね。でも、今日は選挙の話ではなく、中小企業診断士の「営業力」について考えてみたいと思います。

 自分でも全く意識していなかったのですが、私はよく「営業力がある」と言われます。企業内ではB2B、B2C共に営業を長く経験してきました。今も営業支援、販売促進支援をしている事業者様が数社あります。でも自分では営業力がある、営業が得意、とは全く考えていません。そもそもスタートアップで自分のブラディングが確立できているわけでもありません。

 確かに独立後は順調に仕事をいただいている方だとは思います。今回のブログを機会に、自分の営業活動について振り返ってみたいと思います。今後独立する気持ちのある企業内診断士の皆様、独立直後の診断士の皆様の参考になれば幸いです。

1、事業者様に興味を持つ(寄り添う)

 私は旅行会社に長年勤め、製造業コンサルや、金融機関に勤めていた資金調達コンサル、飲食コンサル等、専門業種はありません。中小旅行会社の支援はかなりニッチな分野ですよね。だから毎回新しい業種にチャレンジすることになります。

 一言で言うと「わからないことだらけ」です。自分で調べるのはもちろん、社長の話をひたすら聞くところからスタートします。結果として、自分の意見を押し付けるのではなく、事業者様の悩みに寄り添った支援ができる(寄り添わざるを得ない)のだと思います。これは稼プロ!で言う「誠意」と通じるものがあるかもしれません。

2、販路を広く持つ

 中小企業診断士は専門性を極める事が重要で、稼げるコンサルを目指し分野や業種に特化して勉強する方が多いようです。そのことは正しいと思います。しかし勉強嫌いなくせに、何事にも興味を示す、浮気性な私には合いません。専門性を高めることは重要ですが、逆に言うと中小企業診断士の無限の可能性を狭める(販路を狭める)ことにもつながる場合があります。

 そもそも、スタートアップで専門性を極めてトップランナーになる診断士は多くありません(そうなりたいですが…)。私は自分のことをチャレンジ精神が旺盛だと考えていて行動力はある方だと思っています。これを「診断士の突破力」と勝手に名付けています。だから販路も常に広く持つ、新たな販路を見つけるためにチャレンジしながら、間口を広くするよう心がけています。

 今も診断士の諸先輩方からの紹介はもちろん、息子の空手道場のママ友、千葉県や東京都の税理士事務所、飲み友達、HP経由、ネットワークアプリからの友達、会社員時代の取引先、など幅広く販路を持っている方だと思います。

3、謙虚さと素直さ

 この2つは私がいつも心がけていること(でも出来ていないこと?)です。40代になると指導してくれる人、叱ってくれる人はどんどんいなくなります。独立すると尚更いなくなります。

 私には何人かメンターとなる方がいます。中にはストレートに「こんな仕事じゃ食っていけないぞ」と言う方もいるし、遠回しに指導してくれる先輩もいます。自分が優れた人間ではない、と謙虚に、また素直に聞き入れる気持ちが大切だと思います。特に実績を重ねて来れば、素直さを維持するのは意外と難しい。謙虚さと素直さは、歳を重ねても大切にしたい資質ですね。 

カメレオン診断士として生きる?

 お陰様で真っ白だった11月の予定もほぼ毎日埋まりそうです。中心となっている経営改善支援や顧問先支援、補助金申請支援の依頼、県の専門家派遣に加え、事業承継計画の策定まで話をいただきました。また年末から来年2月にかけて、創業関連のセミナーを立て続けに依頼して頂きました。専門性のないカメレオンのような生活をしています。効率よく稼ぐには専門性が大事だと実感していますが、こんな生き方も楽しくていいなあ、と思う今日この頃です。 

 

コメント (4)
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