みなさん こんにちは。 稼プロ!18期生の小野澤です。早いもので18期も次回6月8日を以て最終回ですね。なんだかあっと言う間でしたが、今日はそんな稼プロ!を通じて参加させて頂くことになったドラッカー勉強会のことを少しご紹介したいと思います。ドラッカー勉強会(略してドラ勉と呼びます)は、正式には「宮本邦夫ドラッカースクール」と呼ぶのだそうですが、稼プロ!の初代塾長の宮本邦夫先生が主宰するドラッカーの著作物を使用した勉強会です。会では2か月に一回毎回持ち回りで、当番の二人の担当者が、本の2~3章分についてサマリーを作成、皆の前で発表します。その後、グループ討議をして、参考になった点、疑問に感じる点、活用できる点に分けて、皆の意見を集約、模造紙にそれらをまとめてグループの代表者が皆の前でそれを発表し、最後に宮本先生に講評頂くという流れで進みます。これを一冊あたりだいたい1年かけて進めます。 ドラッカーの本は難解な部分も多く、一人で読んでいると理解が難しい面もありますが、この勉強会に参加しているととても深く理解することができます。最後の宮本先生の講評はとても参考になります。面白いのは参加者から解釈に苦しむところについて質問があると、原書に戻って確認することです。難解なところは実は誤訳だったと言うようなこともままあるようです。 宮本先生は高名な大学教授かと思うくらい、博識で、その見識の高さや知識の広さ、深さには毎度毎度感心させられます。余談ですが、宮本先生はかつてドラッカーが生前講演のため日本を訪れた時の日本側の事務局のお仕事をされたことがあるそうで、“生ドラッカー”に接したことのある数少ない日本人のお一人だそうです。宮本先生の講評で楽しみなのは、毎回先生お勧めのドラッカー関連の書籍などを紹介くださることです。A4一枚にアウトラインや先生の書評などが簡潔にまとめられたものをいただけるので大変参考になります。
この勉強会、初代塾長の主宰だけあって、どことなく稼プロ!のおいがします。というのも、そこでやっていることには“書く”、“話す”と言う要素はありますし、本との対話になりますが、“聴く”、“診る”も入っているような気がします。書くについては、あえてパワーポイントなどは使わず、昔ながらの模造紙に書くというところがミソかもしれません。
参加者の方々は稼プロ!OBの方が中心で、鴨志田塾長はじめ、一桁台期生の重鎮の方も多く、最初は少したじろぎましたが、皆さんオープンで気さくな方ばかりで、すぐになじめます。6月からは新しい本を使ってまた新たな1年間がスタートします。残念ながら6月の第1回目は18期稼プロ!の最終回と重なっていますが、ドラッカーに興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。