18期の佐々木(晋)です。こんにちは。6/1に2020年春採用の就職活動が解禁されましたね。リクルートスーツを着た学生さん達をよく見かけます。リクルートワークス研究所の調査によると、2020年春採用の大卒求人倍率は1.83倍だそうです。売り手市場と言われてますが、学生さん達にとっては人生を左右する選択になりますので、暑いなか連日の面接は心身ともに大変だと思います。
私が社会人になったのはバブル崩壊後の1995年で、この年の大卒求人倍率は1.20倍でした。前年が1.55倍でしたので落差が大きく、想像以上に苦しい就職活動でした。携帯やインターネットがなかった時代ですので、ハガキを書いては訪問を繰り返し、全部で50社ぐらい回ったと思います。幸い私は数社から内定を頂き、今の会社を選んだのですが、就職活動を始めた当初は連戦連敗で、かなり焦ったことを覚えています。
負け続きだった面接が勝ち路線転じたきっかけは、杉村太郎さんの「絶対内定シリーズ」を読んで、我究を行なったことでした。我究とは文字通り、自分を究めるように分析して、やりたいことを見つける自己分析です。もう四半世紀も前のことなので、具体的にどのような分析をしたかは覚えていませんが、本書についてるワークシートを使い、強みも弱みもさらけ出して自分がやりたいことを徹底的に考えました。
我究によって分かった自分の志向と志望動機がマッチすると、面接での説得力が強くなり、次の選考に進めることが多くなりました。内定が取れたのは我究のお陰といっても過言ではないですが、当時それほどまでに自分に向き合ったことがなかったので、人生的にも貴重な経験でした。私は独学で我究しましたが、杉村さんが創設された就職・転職スクールである我究館は、杉村さんが亡くられた今も多くの卒業生を輩出しているようです。
社会人になってからは時間をとって自己分析を行う機会はありませんでしたが、稼プロに入ってからの1年は自己分析の1年だったような気がします。キャリアビジョンやセルフブランディングの講義に始まり、バリエーションに富んだ講師の方々のお話、発表に対する同期からのフィードバックやブログのネタ探しなど、1年を通じ自分の方向性を考え続けました。入学前にライフシフトを読んだのですが、稼プロ!は間違いなく私のライフシフトを後押ししてくれました。明日はいよいよ最後の授業になりますが、キャリアビジョンの決意表明を、しっかりやりたいと思います!