こんにちは。事務局スタッフの森一真です。
連日、新型コロナウイルスの話でもちきりですね。これだけ人々の生活に大きな影響を与えているのですから当然でしょう。ただ、1か月前にクルーズ船での集団感染が報道され始めた頃にはここまでの騒ぎになるとは思わなかった方が多いのではないでしょうか。初動の対応がまずかったという意見もごもっともですが、あの当時に思い切った判断をすることは難しかったのではないかと思います。
しかし結果的に日本国内で何人もの感染者が発生し、現在はさまざまなところでイベントを中止・延期し、ウイルスの集団感染が発生しないようにしています。私のまわりでも稼プロ!の2月講義をはじめ、さまざまなイベントが無くなり、とうとう先週末はすべての予定が無くなりました。最近は何かあれば参加してできるだけ週末も活動するようにしていたので、週末に何もないということは大変久しぶりでした。
そんな中、私が勤めている工場でもコロナウイルスに対する対策を行っています。私が勤めている工場は化学プラントを24時間連続で運転し、化学製品を製造する工場になります。この工場のコロナウイルス対策で一番重点を置いているのが「交替勤務でプラントを運転している製造課の運転員に感染させない」という点です。製造課の誰かが感染したらその職場の人たちも濃厚接触者になって出社できず、プラントを止めなければならなくなります。そのプラントが工場の中心的なプラントだと、連動して動いているプラントも止めなければならなくなるので工場に甚大な機会損失が発生するのです。
そのため、製造課以外の人間は製造課の事務所へ行くことを制限されたり、テレワークを推奨されたりしています。また、社宅と工場間を往復する送迎バスも製造課員専用のものを配備したり、マスクを会社が手配したり、さまざまな取り組みがあります。近隣の化学工場も同様の対応をしているところが多いようです。
ただ、このような事態になることを想定していなかったので、急に実施事項を決めても実際には対応が難しいところがあります。特にテレワークについては、社外で作業をするためのモバイルWi-Fiが足りなかったり、特定のシステムは社外からは繋がらなかったり、うまくいかないところがいろいろと出てきました。以前にテレワークの制度が導入されたときに各職場で試行をすることになっていたのですが、我々工場の職場は「工場勤務者はみんな現場に出なければならないんだからテレワークなんてできないでしょ」という考えで、ほとんど試行をしていなかったのです。今思えば現場に出るのは毎日ではないので、このときちゃんと準備をしておくべきであったと感じています。今回のようなものは難しいかもしれませんが、今後高い確率でいずれは来ることが分かっている地震や台風、それにともなう停電や断水などについては知らないふりをしないでちゃんと備えておきたいと思いました。
今月末は広島に住む家族がこちらに遊びに来ることになっています。とても楽しみにしているのですが、この状況が収束しないのであれば考え直した方がいいかもしれません。どうにか早くこの状況が収束して以前の日常が戻ってくることを期待しています。