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啐啄同時(そったくどうじ)

2020-03-28 12:00:00 | 19期生のブログリレー

稼プロ! 19期の宇野毅です。新型コロナウィルスの影響から、2月に続き、3月、本日の講義についても自粛となりました。とても残念ですが、現実になりつつある「感染爆発(オーバーシュート)」リスクを鑑みると、研究会として、また個人の責任として致し方ないですね。各々体調管理と感染防止に留意して、4月に全員元気に集まりましょう。

 

さて、今日は、「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉についてです。私は、この言葉を最近知りました。

 

「啐」とは、タマゴの中にいるひな鳥が、タマゴの殻を破って外に出ようとして殻をコツコツつつく様子のことで、「啄」は自分の殻を破ろうとするひな鳥に対して、親鳥がひな鳥を助けようとすかさず外側から殻をつつくさまを表しています。

ひな鳥と親鳥が「同時」につついてこそ、固いタマゴの殻を破ることができるということで、「逃すことのできない好機や絶好のタイミング」を表す四字熟語となりました。

 また、この「啐啄同時(そったくどうじ)」は、禅において、師匠から弟子に知恵の伝授が行われるときの心得、人材育成のあり方を表わす言葉であるそうです。

親鳥(師匠)が、ひな鳥(弟子)が破るべき殻(目標)を明らかにして、弟子が目標に自らチャレンジしていく情熱を持たせ、それを師匠が絶妙のタイミングで、手助けして導いて行く。理想は師匠と弟子のタイミングがちょうど同時であること。師匠は、弟子の「その時」を逃さず、成長の研鑽を与えることが重要との意だそうです。

 

稼プロ!での10か月の講義を振り返ってみると、まさに、この「啐啄同時」を感じます。毎月、宿題に追われたいへんですが、提出したあとの達成感、また、そのフィードバックからもたくさんの学びがあります。まさに、殻をやぶろうとするタイミングに外側から殻をコツコツ、つついていただいているように感じます。

講義もあと2回となりました。(延期分をあわせると最大4回です!)タマゴの殻を破るチャレンジ精神を忘れないように、また、親鳥のコツコツをタイミングよく受けとめられるように、残り少ない貴重な体験を大事にしたい、とあらためて感じる今日この頃です。

 

コメント (6)
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