東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

本のご紹介

2021-05-11 12:00:00 | 20期生のブログリレー

20期生のヨシです。

今回はイノベーションについての本を紹介します。

先日、大学時代の友人と話をする機会がありました。ともに経済学部であったこと、また、友人が長らく証券業界に身を置いていたこともあり、現在の株高の話からはじまって、コロナ禍後の資本主義がどうなっていくのか、と、ちょっと大きいことを語り合いました。そこで話題になったのが「イノベーション」です。“日本の成長のためには「イノベーション」が欠かせない”と良く言われるものの、「イノベーション」ってどうやって起こせるのか、お金を注ぎ込めばできるのかしら、でも何か違う感じだよね、と語り合いました。

「イノベーション」をインターネットで調べると、米ブルームバーグ通信は毎年国別のイノベーション指数(Innovation Index)を発表しており、研究開発投資額、ハイテク上場企業集中度、高等教育の生産性などを基準に国別ランキングが作成されています(2021年首位韓国、日本12位、米国は11位)。投資額もランキング作成の基礎データであることから、「イノベーション」を起こす重要な要素であるのは間違いないです。が、それだけでは不十分な気がしておりました。

そんな折、手にしたのが「人類とイノベーション マット・リドレー著 大田直子氏訳:㈱ニューズピックス社」でした。筆者によれば、「イノベーション」は、ゆるやかなものであって、突然生まれるのではなく、また、多くの人による自由と失敗で進化するもの、としております。その例として原子力発電があげられており、失敗がゆるされないことが「イノベーション」が原子力発電技術で生まれにくい理由との説明には、納得感があります。

また、国がお金をかけても「イノベーション」がおきるわけでは無く、企業国家の例としてあげられがちな日本も、1950~99年の日本の国の科学教育への資金提供は50%未満で、平均的なOECD 諸国とは差がありイノベーションは零細企業から起こったこと、更に、かつてのソ連は企業国家のはっきりとした事例であるが、軍事以外の分野では悲惨なほどイノベーションは起きなかった、としており、国が予算をかければ良い訳では無いようです。

筆者は、「イノベーション」は自由から生まれるものであり、自由に表現された人間の願望を満足させようとする、自由で独創的な試みとしています。「イノベーション」は計画しにくい理由は、人間の望みもものであり、それを満足させる手段も、求められる細部までは容易に予測できないことを理由にあげており、このことは、冒頭の友人と私の疑問に対し、大変示唆に富んでいると感じました。

同著は、様々な分野における実際のイノベーションの事例も豊富に載っており大変楽しく読める内容となっております。是非一読をおすすめいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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近代郵便制度の父から学べること

2021-05-10 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ! 20期生の星野です。

みなさんは、前島密という人物をご存知でしょうか?

 

郵便制度を設立した人物として有名です。

私は、日本郵便に勤めていたことがあるので、少なからず縁のある人物です。

昨今、渋沢栄一が注目される中、前島密も同じ時代に活躍していたことを思い出して、改めて調べました。

 

1.学問の普及に力を注ぐ

前島密は1870年に幕府に対して、難しい漢字の廃止を建議、翌年には、ひらがなだけの新聞を刊行しています。その後、1876年に訓盲院(現筑波大学付属盲学校)、1882年に東京専門学校(現早稲田大学)の設立にかかわっています。国民の間に学問を普及させるという強い思いが感じられます。

 

2.物流を整備する

1870年に鉄道敷設を立案、1871年に郵便事業を開始、1872年に陸運元会社(現日本通運株式会社)、日本帝国郵便蒸気船会社(現日本郵船株式会社)を設立しています。当時、郵便事業は実現するのが難しいとされ、前島密以外に、誰も手を挙げなかったというエピソードがあります。国民の生活向上のために実現させるという強い思いが感じられます。

 

前島密が、学問の普及と物流の整備と活躍できた背景には、

縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常にもてよ

という信念と実行力があったからだと考えます。経営者に必要な要素として、信念、実行力はよく取り上げられます。同氏のようにとはいいませんが、意識したいところです。

 

 

参考文献

日本郵便ホームページ

https://www.japanpost.jp/corporate/milestone/founder/

以上

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コンサルティングするのに一番大切な能力は?

2021-05-09 12:00:00 | 20期生のブログリレー

16期生の大石泰弘です。

それは質問力だ、と最近思います。
コンサルタントが習得するべき知識や能力はたくさんあります。それらの習得スピードを加速するのが質問力だと思うのです。


質問力とは、意思決定や問題解決にあたり、必要な情報をもれなく効率的に収集する能力です。聴く力とは全く異なるものです。
たとえば質問力が低ければ「解決策は何だろう」と自分に質問し、高ければ「問題は何だろう」とか「なぜ問題が解決しないのだろう」と自分に質問します。

三意は永遠に磨き続ける必要があり、いつも心がける必要があります。その時も、「三意を心がけているか」とか「この三意でいいのだろうか」と自分に質問しています。その違いを意識して使い分けられれば、習得速度を加速できるのです。

質問力が高くなると、クライアントへの質問を通じて信頼関係を構築することもできます。

ではどうすれば質問力を強化できるのでしょうか。それは、自分への質問力を上げることで強化します。


質問力についていろいろ学ぶ必要がありますが、いくつか紹介すると、まず質問には種類があります。オープンとクローズはみなさんもご存知でしょう。


その他にコンテンツ質問とプロセス質問があります。前者は情報の中身(コンテンツ)を問い、内容をよりよく理解するための質問です。「それは○○ということですか」といった質問です。

後者は結論を得るための思考プロセスを進めるために、必要な情報を求める質問です。たとえば問題解決プロセスであれば①現状把握質問②原因究明・対策立案質問③対策決定根拠明確化質問④リスク対策根拠明確化質問の4段階を意識して質問します。

コンサルティングはクライアントの問題解決をする仕事なので、問題解決のプロセスを持っていないと、コンテンツ質問を積み重ねてしまい、クライアントが納得できる解決策にたどりつきません。
私が中小企業診断士になったころは、これをやっていました。

今は、自分なりの事業承継問題解決プロセスを持ち、相手の関心事などを配慮しながら質問順序を入れ替えて質問しています。そして、解決プロセスがこれでいいのかを自分に質問して修正を繰り返しています。

質問について学ぶべきことをもう一つ紹介すると、学びには段階があるということです。知識を学ぶ段階、方法論を学ぶ段階、自分で問題解決する段階です。コンサルタントは最後の段階までまで学ぶ必要があります。どの質問がするに値するかを知るレベルです。「この問題はなぜ解決しないのか」とか「ひょっとしたら前提が違っているのではないか」といった質問です。

診断士になって5年経ち、専門分野も社員幸福技能承継に絞られてきました。遅ればせながら質問力を磨きつつ、問題解決コンテンツを充実させようと思います。

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簡単に運気を上げる方法!考え方ひとつで誰でも実践できます!

2021-05-08 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは!

 

稼プロ!20期生の春島一男です。

2006年から約14年間ネットショップを運営しています。

 

今回は4/20に続いてビジネスと心理学を

結び付けたシリーズの第7回目になります。

 

今回は【リフレーミング】についてです!

 

ビジネスに通じる心理学をシリーズで書いてきていますが、

私が学んだ心理学の中で、一番自然に実践できていて

人生の役に立ち、考え方の基礎になっているのが、

このリフレーミングだと思います。

 

リフレーミングは、物事の見方や捉え方を変えることです。

 

 

最も有名な例をご紹介します。

 

コップに水が半分入っているという事実があります。

 

「半分しか入っていない」

と考えると、不満や不足を感じます。

 

「半分も入っている」

と考えると、満足や喜びを感じます。

 

同じ事実でも、感情は真逆になります。

 

リフレーミングは、

運が悪いと思える事実が発生したとしても

プラスの考え方や捉え方に変えていく技術です。

プラスの思考は、チャンスが舞い込みやすくなり、

運気が上がると思います。

 

 

普段から自分は運が良いと思っている人、

細かいことは気にしない人、

大変な状況でも平常心を保っている人、

人生楽しまなきゃ損と思っている人

稼プロ!に所属している人

 

これらの方は、全員リフレーミングが

自然にできていると思います。

 

総称すると、前向きで明るい人達ですね。

 

 

こういう人たちは

例えば、プレゼンで緊張してみんなに笑われた時に

どのような思考になるでしょうか。

 

出来事:プレゼン

体験:緊張して、みんなに笑われた

思い込み:良い経験だった

判断:次は頑張ろう

信念:自分にもできるさ

生き方・行動:積極的

 

失敗を糧に、更に成長していきます。

 

 

体験までは全く一緒で、思い込みが

ネガティブに変わった場合どうなるか。

 

出来事:プレゼン

体験:緊張して、みんなに笑われた

思い込み:失敗した

判断:人前で話せない

信念:自分に話べた・・・

生き方・消極的・・・

 

失敗の思い込みで、

次からプレゼンの機会を回避するようになります。

つまり、成長できなくなります。

 

同じ事実でも全く違う人生になっていきます。

 

 

私自身、運がなかった思うことがあった場合、

一瞬で考え方を変えます。

 

例えば、

 

お客様からクレームをいただいた場合、

「おかげで見えなかった問題点が見えた、

今後改善してもっと良いサービスが提供できる。」

 

 

交通違反をしてしまった場合、

「おかげで交通事故にあってしまう可能性を回避できた。」

 

 

想定していたよりも大変な仕事に直面したとき、

「大変だからこそ成長できる。今後が楽しみ。」

 

 

つい最近も、訳あって家事と子供の世話と仕事を

全てこなさなければならず、大変な思いをしました。

 

ただそのおかげで、

「妻の日頃の大変さがわかり、

一生懸命料理したものを子供達が美味しいと言ってくれた喜びを感じ、

想定したよりも効率的に仕事がこなせました。」

終わって見れば良いこともたくさんありました。

 

このブログを読んでいらっしゃる方で、

自分は運があまりないと思う方は、

ぜひリフレーミングを実施して、

物事の考え方、捉え方を変えてみてください。

 

きっと人生が楽しく変化し、夢に近づけます!

 

次回もお楽しみに!

 

※このブログ記事は、ビジネス心理学講師 酒井とし夫先生に

教えていただいたことを参考にしています。

 

 

プラスの物事の考え方、捉え方を

日頃から意識してしていると

自分が所属するコミュニティーも、

同じような人が多いことに気が付きます。

 

その最たる例が、稼プロ!です。

 

私はそろそろ稼プロ!卒塾しますが、

正直なところ1年間大変でした。

 

でも、私の大変さなんてたいしたことなくて、

もっと大変な思いをしている同期塾生たくさんいます。

 

誰に指示されているわけでも無く

誰に頼まる訳でもなく

みんな自ら困難と思える道を選んで

その状況を楽しんでいます

 

考えようによっては、

皆さん大変な事実を背負っていると思います。

 

そんな大変な事実をプラスに捉え、

自分の成長のため、夢のため、挑戦し続け、

皆さん大きなものを得ています。

 

日々大変ではありますが、

私は稼プロ!に入って本当に良かったと思いますし、

大きく成長できたと思います。

 

その稼プロでは21期生(7月開講)を募集しています!

 

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補助金・実績報告書の作成に携わり気づくこと

2021-05-07 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!20期生のながいち!です。

診断士にとって補助金に関する事業者支援とは、申請支援であり、採択を勝ち取るまでの支援ではないかと思います。

補助事業が終わると事業者は実績報告書を事務局に提出し、報告書に問題がないと晴れて補助金が支払われます。

いま私は、縁あって、ある事業者(A社とします)の補助金の実績報告書作成をお手伝いしている最中です。

事務作業ではありますが、実際に携わってみると、補助金制度の設計はどうあるべきなのかと考えさせられ、勉強になっています。

 

補助金は「小規模事業者持続化補助金・コロナ対応特別型」。

申請によっておまけ的に交付される「事業再開枠」が付いており、A社は「事業再開枠」も含めて採択されました。

「事業再開枠」とは、コロナ禍の環境において事業を再開・継続するのに必要な、感染防止の取組みに対してなされる、最大50万円の補助枠です。

消毒液・アルコール液、マスク、フェイスシールド、アクリル板、ビニールシートなど、消耗品の購入も補助対象になっています。

 

実績報告書において、文章での報告は、補助事業を実際にどう実施したか、どのような効果があったか(または期待されるのか)を簡潔に記載するのみです。

作業のメインは、補助金をいかに使ったかを示す会計報告を作成し、証拠書類を漏れなく集め、きれいに整理することにあります。

事務作業とはいえ、これがなかなか骨の折れる仕事だということを、いま実感しています。

 

このたいへんさは、「事業再開枠だから」という点も大きいでしょう。

事業再開枠の報告書作成方法を、実体験をもとにした動画コンテンツで指南する診断士もいらっしゃるほどです。

機械を1台買っただけであれば違うのでしょうが、事業再開枠は消耗品の購入が中心。

A社もさまざまな品を購入しているので、集めて整理が必要な証拠書類の数は80~90枚くらいになりそうです。

これを最終的には、①購入品目ごとに表紙をつけ、②証ひょう番号を記載し、③インデックスを付け、④証拠書類を順に並べてクリップ止めのうえ、⑤クリアファイルに整理して、事務局に提出しなければなりません。

 

次の2点は、補助事業に求められる管理として、「ここまでやらないといけないのか」と事業者目線で感じる点です。

 

1)「消耗品は、受払簿をつけなければならない。」

公募要領にも書かれていることですが、補助対象となるのは期限までに購入し、支払い、使用したもののみです。

そのため、マスクや消毒液などの消耗品は受払簿をつけて管理し、実績報告書提出時に証拠書類として提出する必要があります。

先の動画の診断士は、ご自身の実践として、使用の都度、マスクの払出しを受払簿に記録したとおっしゃっていました。

 

2)「個人のクレジットカードで立替払いをしたら、個人の銀行口座の通帳コピーも提出。」

モノを買うのに、社長が個人のクレジットカードで取りあえず立替払い・・・・・ありがちなケースではないでしょうか。

この場合、実際に購入代金が支払われたことを示すため、個人のクレジットカードの請求明細と、個人の銀行口座の通帳コピーが必要です。

あわせて、会社と社長との間で、経費精算が期限内に終わっていることを示す、経理書類もそろえなければなりません。

 

しかし、これらは面倒ではあるけれど、国民の税金を使う以上、厳格な管理・厳格なトレースは仕方のないことでしょう。

受払簿の提出をしなくて良いとなると、数年分の消毒液を買い込む事業者や、横流しする事業者がきっと現れることになります。

 

補助金制度は、「補助金は事業者にとって使いやすいものであるべきだ」という視点と、「補助金は税金の使途として厳格に管理されるべきだ」という視点の、バランスのうえに成り立っています。

実績報告書の事務作業をすることで、このことを実感できたのは収穫でした。

 

A社の補助金が無事振り込まれるよう、詰めの作業をもうひとがんばりしようと思います。

 

 

 

 

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