東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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DX化

2021-12-21 12:00:00 | 21期生のブログリレー

13期生の西村です。
DX化(Digital Transformation)の推進が叫ばれて久しい昨今ですが、コロナ禍が拍車をかけて2021年は色々な分野でDX化が進んだように思います。

小さな例ですが私の知っている会社でも
・稟議書の押印申請が電子承認になった
・手作業で行っていたデータ入力をRPA※で行えるようになった
 ※RPA:Robotic Process Automation
・営業マンの取ってきた注文を自動で仕入先に発注できるようになった
などの例があり、業務の電子化/デジタル化が進んでいるようです。

一方、日本国内のEC(Electronic Commerce)の市場規模を調査している経済産業省「電子商取引に関する市場調査」の中では、
BtoBの電子商取引市場規模:334.9兆円、EC化率33.5%となっております。
https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html
EC化率とは全ての商取引に対しその中でEC(EDI取引なども含む)での取引が行われた割合のことです。
この数値から逆算すると、全取引が約1000兆円あり、そのうち約665兆円はまだ電子的取引ではないということになります。
電子化されていない取引というと電話やFAX、対面営業などの取引がまだ665兆円あるという類推できます。
このように考えると、受発注の業務だけ見てもまだまだDX化が進んでいなさそうだな、とも思えます。

また他の知人の会社で「会社から紙媒体資料をなくしたら業務上どのような影響がでるか?」というアンケートを行ったそうです。
色々な意見が出たみたいですが、
・お客様からの商品問い合わせに回答するために、双方が見ている紙カタログで確認するやり方がやりやすい
・現場にはPCやタブレットがなく、持ち込みも禁止(紙の資料ならOK)
・設計する際には商品の仕様やスペックを確認しながら図面化していくが、紙の資料の方が見やすい
などの意見が挙がってきたそうです。
このような話を聞いてこの意見の裏には
「今の業務のやり方を変えない前提で考えている」
という意識があると思います。

先に書きました例も今の業務の中で自動化・電子化できる部分を進めた、という点は否めません。
一方、本当にDX化を進めるなら業務フローを変更することまで考える必要があります。
この点がなかなかDXが進まない一因なのかと思います。

このようなDX化ですが、なぜ進めなければならないのか?とそもそも考えました。
経済産業省のDXレポーの中にもDXの定義として、以下の文章が紹介されています。
「企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_03.pdf

つまり
DX化=競争上の優位性を確立すること
このように考えれば、変化の激しい昨今に競争優位性を確立する手段のひとつとしてDX化を進める必要があります。
DX化を考える時には、この「競争優位性の確立」というキーワードを念頭に置き、考えていきたいと思います。

 

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来年こそ!と意気込む前に

2021-12-20 12:00:01 | 21期生のブログリレー

こんにちは!

19期生の土佐林です。21期生のブログリレー4回目の投稿です。オミクロン株の動向が目を離せないですが、街に出ると、人込みが多く、日常に戻った感じがしました。外で会食をする機会が増えましたが、飲む機会が減ったためか、お酒が弱くなったなと感じています。しばらく、お酒とお水を並行して飲むことで、対策していきます。

私の近況ですが、ビジネス実務法務検定1級を12月5日に受験しました。ビジネスの実務に関係する試験であり、問題を解いていて楽しかったです。結果は3月に出ますが、ダメでも再度チャレンジしたいと思います。11月23日は、結婚して1周年の日でした。2020年に結婚して1年が経つのが早いと感じています。私の両親が結婚して今年で41年、両親のようになるのを目指していきたいです。

 ここ2回は、法律関係の投稿をしていましたが、年末ということで、定番ですが、今年1年を振り返りたいと思います。

  • 企業内の側面 結果:◎

 今年4月からは営業部門から営業管理部門へ異動となり、業務内容が変わりました。法務部門に近い業務のため、ビジネス実務法務検定2級、1級を受験しました。

ビジネス実務法務検定2級 6月受験 合格

ビジネス実務法務検定1級 12月受験 結果は不明

  • 診断士の側面 結果:◎

 補助金の申請、補助金の審査員、執筆活動、支部活動、マスターコース事務局を中心に活動しました。新しいマスターコース、研究会の立ち上げに関りました。一定の収入を得ることもできました。来年も企業内と診断士で、二刀流として活躍できるようにやっていきたいと思います。

  • 資産運用 結果:△

資産運用の理解を深めたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を勉強しようとしましたが、途中挫折。今年は、NISAやiDeCo、ふるさと納税などを勉強し実際に初めました。配当金などもある程度得ることができました。引き続き資産運用の勉強は続けたいです。

  • 趣味 結果:×

 ゴルフを始めようとしましたが、部署が変わり、ゴルフをやる機会がなくなり、挫折しました

  • 健康 結果:×

 体重を69㎏にまで下げる目標を立てましたが、減量はうまくいかず。

その他にも取り組もうとした目標はありますが、ここでは割愛します。

 「1%の努力」で有名な2チャンネルの創始者ひろゆきさんが、「来年の自分に期待する人の残念な思考」ワースト1位で、「来年こそ!」と意気込む人を上げています。「来年こそ気合でやるぞ!」と決めても2月にはほとんど忘れて3月には全く覚えていない傾向が強いからです。私は、ひろゆきさんの話を読んで、「あれもこれも」と欲張っていました。2022年の目標は1つか2つに、絞って量を減らそうと思います。皆さんは、今年の目標はいくつ達成できましたか。私は10個立てましたが2つだけでした。来年何をやるかは、次回のブログで宣言したいと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

土佐林義孝

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電子帳簿保存法改正 延期

2021-12-19 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは。事務局の木村です。あっという間に今年も終わろうとしており、相変わらず時間の流れの速さを感じております。

今年はあまりいい年と感じられなかったのですが、来年は新たに気持ちを切り替えて活動できればと思います。

 

さて、前回、電子帳簿保存法改正について、書かせていただきました。

https://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/da46d973c99624ee3393c6ae57e0e87a

 

そのなかで、電子データの紙保存の廃止への対応の難しさということを述べたのですが、これは結局、税務署への申請を前提に2022年1月から2年の猶予が認められることになるようです。

 

理由としては、周知が徹底されておらず大多数の中小企業に認識されていない、改正に対応するシステム自体も少ない状況において期限が短すぎたということがあるでしょうか。

 

猶予ができたとはいえ、法人だけでなく、個人事業主も対応が必要になってきます。遵守できなければ、青色申告の取消の対象ともなり得ます。

 

今後、インボイス制度導入なども控えており、個人事業主も税務面での対応を今までより意識していく必要がありますね。

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新しい資本主義とニューエコノミー

2021-12-18 12:00:00 | 21期生のブログリレー

21期生の吉岡です。

 

岸田内閣が発足して1カ月がたちました。

新首相は「新しい資本主義」という言葉を頻繁に発信していますが、最初このフレーズを耳にしたとき「んっ!?」と思いました。

「新しい資本主義」って「ニューエコノミー」のこと?

「新しい資本主義」を英語に直すと「ニューキャピタリズム」となります。「ニューエコノミー」というのは、アメリカにおける1990年代後半の熱狂的な好景気のことを指す言葉です。

「ニューキャピタリズム」という響きが、海外の人たちに誤解を与えないことを祈るばかりです。

 

そもそも、「適切な分配」という概念はどちらかと言うと「古い資本主義」であって、「古き良き時代に帰りましょう」という考え方ではないかと思います。古いことは必ずしも悪いというわけではありません。どちらかと言うと、私も「適切な分配」には大賛成です。ただ、これをもって「新しい資本主義」と言うのはどうでしょう。どうせなら、今風に「持続可能な資本主義」などにしておけばよかったに。。。

安倍さんが英語のスピーチで「アベノミクス」と言うたびに、単なる金融緩和と財政出動によくもそんな大それた名前をつけたものだと、とても恥ずかしく感じたことを思い出します。掛け声だけの政権運営はそろそろ終わりにしてほしいと感じる今日この頃です。

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今年もあと2週間

2021-12-17 12:00:41 | 21期生のブログリレー

稼プロ!スタッフの武井です。

今年もあと2週間ですが、新たにインプットの機会をいただきました。
それは、「統計ソフトの使い方」を覚えることです。
セットとなるアウトプットの場も確定していますので、
覚悟をきめてインプットあるのみです(笑)。

インプットの手段としては、3つの掛け算で示すと
「YouTube×市販の解説本×ソフトを使う」となります。

幸いなことに得意な方がYouTubeで解説動画を発信しています。
子供の宿題などでも思いましたが、
最近の学習面でもYouTube動画のレベルはとても高いですね。
そんなYouTube動画の便利さ&すごさに感心しながら、
楽しくインプットができるのでは?と期待しています。

市販の解説本、アウトプット兼ねた実践を組み合わせることで、
まずは、確実はスキル定着をはかる予定です。

最初に目指すところは、ハードルが低いかもしれませんが、
実践で困らない程度の「そこそこ使いこなす」です(笑)。

今年もあと2週間です。
年越しの準備は何もしていませんが、家族の力を借りて短期決戦をもくろんでいます。
そして、スキマ時間を創り出して、インプットに活用したいと思います。

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