ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

はべ @岐阜県関市

2015年12月11日 | 岐阜県(中濃)

仕事関係の知り合いが飲み会に選んだ店が関市にある居酒屋「はべ」。自分はこの店の事を全然知らなかったが、まだ新しい店のようだ。場所は関高校のすぐ近く。居酒屋には珍しく、外からも店の中の様子がよく見える。ちょっと洒落た感じの店造りだ。もちろん幹事役に任せっきりだったので、どんな店かも全然知らずに中へ。中はオープンなスペースだが、自分達は個室に案内された。窓が無く息苦しいが、カラオケなどが出来るようにこういう部屋なんだとか。正直、こういう閉塞感のある部屋は苦手だが、おっさんばっかりでうるさいだろうから仕方がない(笑)。

飲み物はまず生ビール。前菜は「島らっきょ」と「ミミガー」と「海ぶどう」。そう、特に店名などには謳っていないが、こちらの店のメニューには沖縄料理が多いらしいのだ。自分はどれも大好物なのでうれしい。オリオンビールでもあれば最高だが(あるのかな)、もう寒くなった岐阜県で呑んでも気分出ないか…。大皿で盛ってもらっているので、みんなでつまみながら呑んで騒ぐ。出てくる皿はどれもはっきりとした分かり易い味付けのものが多いが、こういう賑やかな席ではそれがうれしかったりする。長芋を揚げたのや葱ソースの唐揚げ、ゴーヤーチャンプルーなど盛り沢山のつまみの他に、何とお好み焼きや麻婆豆腐まで出て、料理の国籍までも「チャンプルー」に(笑)。それらが又、けっこう旨かったりするからびっくり。ビールの他にハイボールなんかも呑んで、何杯呑んだかは記憶から消え去ってしまったが、楽しい時間を過ごすことが出来た。ただ関市で呑むと店を出ても「足(公共交通機関)」が無いのが辛いんだよなァ…。(勘定は¥4500程)

居酒屋 はべ

岐阜県関市桜ケ丘1-1-6

( 関市 関 せき 居酒屋はべ HABE はべ 沖縄料理 居酒屋 ゴーヤチャンプルー 島らっきょう うみぶどう )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御代桜醸造株式会社(蔵開き) @岐阜県美濃加茂市

2015年12月10日 | 岐阜県(中濃・老舗)

 

仕事で近くに来たついでに岐阜県美濃加茂市の「御代桜醸造」(創業明治26年・1893)の事務所横の直売所へ寄って「純米原酒ひやおろし」の1升瓶を調達。するとチラシが置いてあり、翌日から「新酒披露2015」と称し、蔵開きをすると知った。土曜は仕事で行けないが、日曜は早朝の奉仕活動以外に何も予定が無かったのでふらりと出掛けてみた(嫁と息子を誘ったが振られた…涙)。蔵のある旧中山道の太田宿以前にも紹介した町並みは歴史ある古い建物がいくつも残り、風情の残る通りとなっている。前々日の閑散とした通りとはうって変わって、かなりの人出。蔵開き以外にも様々なイベントが催されていて、家族連れはもちろん、着物を着た人、イベントで時代物の衣装を着た人もいて、なかなかの賑わいだ。

さっそく蔵に入ってまず試飲。小さなプラスチックカップに「御代櫻(みよざくら)」のいくつかを注いでもらう。もちろん舐める程度。試食で「ライン漬」という名前のついた好物の守口漬があったので購入(「日本ライン」と呼ばれる川下りで有名な木曽川にちなんでいます)。そしてこちらの酒で樽香をつけたのは珍しいなと、限定数販売の「本樽貯蔵酒」(720ml)も購入。

 

次はふるまわれていた酒粕を焼いたのを味見。甘酒は得意じゃないけれど、この焼いた酒粕はなかなか乙なもの。つまみになりそう。歩みを進めると「SAKE Bar みよざくら」と名付けられた有料試飲コーナーがあり、若い杜氏の酒向氏、若社長の渡辺氏自ら酒を注いでいる。

ドラム缶を立ち飲みテーブルにしていて洒落ている。こちらは100円でグラスを購入し、5種類の酒の中から選んで注いでもらうシステム。1杯だけいただいた。呑んだのは「純米酒 美濃加茂市産あさひの夢 滓がらみ 26BY」(100円)というこの地で採れた品種の米で作られた酒。すこし滓(おり)で濁っていて、ふくよかな味わいと香り。キンキンに冷えていたが、もう少し温度を上げるとより芳醇な香りが広がりそう。出来れば全種呑みたいが、そうもいかないので歩みを先に進める。

ラベルに「平成二十七年新酒披露」と書かれたお目当ての「しぼりたて原酒」の直売。まず先に空瓶を購入し、横でタンクから直接注いだものを封してもらう。自分用の1升瓶と、友人向けの4号瓶を購入し、隣の蔵人に渡すと「ハイッ」と受け取って1本づつ注いでくれ、栓を木槌でトントンと叩き、封をする。自分のための1升瓶を目の前で注いでもらうというのもなかなか気分のいいもの。これで旨さは1割増し(笑)。

最後に1000円購入毎にもらえる抽選券でくじを引いたら御代桜のエコバッグが当たった。ワーイ。本当はもっと試飲コーナーでうだうだしていたいが、帰りのこともあるので後ろ髪引かれながら表に出る。

前に来た時には入ることが出来なかった重要文化財「林家住宅」(明和6年・1769・建造)主屋が公開されていたので、中を見学。

  

吹き抜けた土間には地面より低い半地下に造られた大きな竈(かまど)が圧巻。その昔は醸造を営んでいて、たくさんの湯を使ったり、風呂も沸かしてからわざわざ汲んだので、運び易いようにこういう造りになったんだとか。スゴイ。見学後は通りをゆっくりブラブラと散歩し、露店などを冷やかして楽しんだ。(勘定は純米原酒が¥2268、樽酒が¥1,000、無濾過生原酒が¥2,000など)

御代櫻醸造株式会社

岐阜県美濃加茂市太田本町3-2-9

( 美濃加茂市 みのかもし みのかも 太田 おおた みよざくら 御代櫻 御代桜 御代桜酒造 御代桜醸造 蔵びらき 新酒 生酒 生原酒 太田宿 姫街道 旅籠 )

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Moanin' In The Moonlight ・Howlin' Wolf / Howlin' Wolf

2015年12月09日 | ブルーズ

 

Moanin' In The Moonlight・Howlin' Wolf / Howlin' Wolf  (2 in 1) (1959/1962)

泣く子も黙るハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)のチェス(Chess Records)でのデビュー・アルバムとセカンド・アルバムのカップリングCD。シカゴ・ブルースの中にあってもアクの強さはピカイチのハウリン・ウルフ。そのダミ声とまさに「吠える」ようなヴォーカルは一度聴いたら忘れられない。御多分に漏れずストーンズ(The Rolling Stones)のルーツを辿っていく過程で次々と彼のレコードを買ったが、実は最初に買ったのが「The London Howlin' Wolf Sessions」や「The Super Super Blues Band」(写真下)という企画盤で、その真髄に触れることなく肩透かしを食ったのも、今となってはいい思い出(今聴くとこれはこれでいいのだが)。

 

その後はシカゴ以前の録音や、もう少し分かりやすい編集盤で、そのヴォーカルの重さと、意外な程のリズムの軽快さを受け止め、楽しんできた。中古屋でこの2イン1CDを見てつい買ってしまったが、もちろん収録曲はすでに所有しているものばかり。でも何回聴いても「唯一無二」の存在感で、他に誰も彼のように歌う(歌える)アーティストは居ない。ひとつひとつの曲が何とも言えず輝いている。バックの面々は、

Hubert Sumlin (g)
Willie Dixon (b)
Otis Spann (p)
Ike Turner (g)
Jimmy Rogers (g)

など、曲によって参加者は違うが「超」の付く猛者ばかり。誰もがリーダーでメインを張れるメンバー。音数が少なくともインパクトは充分。チェス以前の音と比べると洗練されていて「都会的」と言っていいだろうか。アクが強いヴォーカルばかりに目が行きがちだが、バックの演奏もかなりインパクトが強く、シンプル(粗雑)でありながら大胆で、迫力ある演奏だ。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2001/9/21)
  • Disc : 1
  • Label : ユニバーサル インターナショナル

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良屋本店 @岐阜県岐阜市

2015年12月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の鶯谷トンネルの近くの長良橋通りに店を構える御菓子司「奈良屋本店」。創業が天保元年(1830)という長い歴史を持った老舗だ。店のある通りの周辺はここだけしっとりと落ち着いた雰囲気。店のガラス引戸を開けようとすると、中から大女将らしきご高齢の方がスッと開けて下さった。「お客様ですよ」の声に中から女将がやって来た。ガラスのショーケースには箱に入った様々な菓子が並んでいる。こちらで有名なのは何といっても「雪たる満(ゆきだるま)」と「都鳥(みやこどり)」という明治19年から作られているというメレンゲ菓子。どちらも材料は卵白と上白糖のみ。ひとつひとつ手絞りで成形され、しっかりと乾燥させる過程があるので完成するまでに4日かかるんだとか。曲げわっぱ入りの風流なものもあったが、バイクだったので個別で買い求めた。

持ち帰ってから家でいただく。薄紙で包まれた真っ白で綺麗な「雪たる満」と「都鳥」は焼きで丸い目がつけられていてとても可愛らしい。そっとかじってみると、薄い部分のカリッとした食感と、盛り上がった部分のもちっとした食感が違って面白い。しっかりとした砂糖の甘さが口に広がり溶けていく。なんとなく緑茶でいただいたが、これならコーヒーや紅茶でも合うだろうな。(勘定は¥162/個)

この後の記事はこちらこちら

↓ 今小町から北に上がった大工町にある、日本建築とつながった洋館「旧・青木医院」(建物詳細不明)。白く塗られた下見板張りで、上げ下げ窓がモダン。

 

奈良屋本店

岐阜県岐阜市今小町18

( 岐阜市 岐阜 ぎふ 奈良屋 ならや ならやほんてん ゆきだるま 雪だるま 都鳥 みやこどり 御菓子司 おんかしつかさ 岐阜市都市景観重要建築物 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シェルパコーヒー (2) @岐阜県岐阜市

2015年12月07日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜城を仰ぎ見る金華山の麓には、昔ながらの歴史ある町がまだたくさん残っていて、町の名前も「大工町」「材木町」「木挽町」「茶屋町」など風情のある名前が残っていて往時を偲ばせる。車を停め、そんな町並みを歩いてゆっくりと散策。特に今町(いままち)近辺は、最近よくある古い街並みを売り物にしたあざとらしさが全く無く、自然で、生活の匂いのする古い町屋の建物が当たり前に軒を連ねる素晴らしいところだった。特に歴史の古い建物には維持、保存していく意思ともとれる共通の木札(文言失念)がかかっており、古い建物をしっかり意識している事が見て取れて頼もしい。

そんな散策の帰りに、自宅で呑む珈琲の豆を挽いてもらうため、長良橋を渡る。最近この近辺にはこだわった豆を挽いてくれる珈琲専門店がいくつも出来たので、前ほどの頻度ではなくなったが、相変わらず時々訪れている「シェルパコーヒー」へ。停めづらい店前の駐車場にちょうど空きがあったのですんなりと店へ。店に入る前から漂う焙煎のいい香りに包まれる。店に入ると主人がちょうど焙煎作業の最中。ショーケースに並んだ様々な豆を眺めていると、いつものように主人がカウンター上にあるおすすめを2種試飲させてくれる。この日味見したのはペルーの農園のもの。前回はブラジルの深煎りのタイプだったのだが、それと比較すると明らかにすっきりとしている。でも主人曰く、ペルーでこんなにすっきりしているものは珍しいんだとか。そんな地域による味の傾向までは全然分からないが、素直に旨かったのでそれをいただいた。農園の名前や生産者の名前もしっかり表記されている。以前はフレンチプレスを使うことが多かったので、それ用に粗く挽いてもらうことが多かったが、最近はまたペーパードリップに戻っているので細かく挽いてもらった。専用茶袋に入れてもらい勘定をする。何が好きって、帰りの車の中が挽きたてでフレッシュな強いコーヒーの香りに包まれるのが幸せ。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

 ↓ 昔ながらの町屋が当たり前のように並ぶ、素晴らしい今町(いままち)の「平野邸」(詳細不明)。蔵が塀で一体となっていて、高さを抑えた2階「厨子(つし)」が特徴。素晴らしい住宅だ。

 

↓ 同じく今町の、火事延焼を食い止める「うだつ」(もう隣に建物は無いが…)が上がる「林邸」(建築詳細不明)と、一面の連子格子が美しい「丸市木材商店」(建築詳細不明)。

 

↓ 下見板貼りの面白い建物(建築詳細不明)。よく見ると玄関庇の支えの装飾や玄関灯など、味のある意匠が随所に。他にも名の無い風情ある建物がたっぷり。いいなァ、この町。

 

SHERPA COFFEE (シェルパコーヒー)

岐阜県岐阜市早田1901-6

( 岐阜市 ぎふし 岐阜 ぎふ SHERPA シェルパコーヒー シェルパ珈琲 ペルー フェスパ農園 ブラジル )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴木商店 @名古屋市中区・大須

2015年12月06日 | 名古屋(中区)

人でごった返す休日の大須商店街。以前は閑散としていた時期もあったと記憶するが、近年若者向けの店やエスニックな店が増えて人気を博している。昼時ともなると人気のある飲食店や屋台風の店には行列が出来ることも少なくない。この日もすれ違うのに足を止めるくらい人が大勢出ていた。やっぱり商店街はこういう盛り上がりがあるといいねェ。小腹に入れようと立ち寄ったのはいかにも昭和を感じさせる、お好み焼き・たこ焼きの店「鈴木商店」。店の前まで来ると行列があったので、少し外してもう一度立ち寄った。店に入ると幅の狭いカウンターが背中合わせに2列あり、右側が焼き場になっていて、店は年輩の男性2人、女性2人で賄っている。ひっきりなしに客が入って来るのでフル回転の大忙しだ。水は自分で取りに行く。鉄板の前の席に座り「肉玉子焼きそば」を注文。

鉄板で調理し始めたかと思うとあっという間に出来上がった。その場でお金を渡し、丸い平皿の焼きそばを受け取る。綺麗な目玉焼きがのっていて、黄身がふるふると揺れるくらいの絶妙な焼き加減。麺は「やわ」で短い。肉と野菜は意外とたっぷり入っていて量は充分。ソースが多めだったので、ゆるゆるとした麺と濃い味を楽しみ、途中で玉子を崩して味を変えた。いまどきこれが290円だなんてスゴイ。お好み焼きは一銭洋食のように折りたたまれるこの地方でスタンダードな昔ながらの形。たこ焼きはそそられない形だったので、次はお好み焼きでいってみよう。(勘定は¥290)

この後の記事はこちら

 

鈴木商店

愛知県名古屋市中区大須3-33-7

 

( 大須 おおす すずきしょうてん 焼きそば やきそば お好み焼き おこのみ焼き たこ焼き 粉もん )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

At The Hickory House Volume 2 / Jutta Hipp

2015年12月05日 | ジャズ

At The Hickory House Volume 2 / Jutta Hipp (1956)

中古店にブルーノート(Blue Note Records)のジャズCDが安価で沢山刺さっていたので、何も考えず購入。こちらはブルーノート1500番台(1516)、ドイツ出身の女性ピアニスト、ユッタ・ヒップ(Jutta Hipp)のライヴ盤第2弾。Volume1は所有しておらず、これが初めて聴く彼女の演奏。時は第2次大戦後、独身のドイツ女性が、移住したニューヨークのクラブでの演奏。白人女性ジャズピアニストっていうだけでも珍しいが、偏見に満ち満ちていた時期だったろうし、周りは百戦錬磨の猛者ばかりのジャズ界だから、相当な逆風だったろうことは想像に難くない。それでもかのブルーノートからアルバムを出す事が出来たのだから非凡さは際立っていたのだろう。レーベル創設者アルフレッド・ライオン(Alfred Lion=ドイツ人)と何か関係があったのだろうか。聞くところによると演奏スタイルはファッツ・ウォーラー(Fats Waller)の影響も受けているらしい。

さて演奏はというと…、ピアノの音、メロディー、雰囲気、どれをとっても徹頭徹尾クール。曲やメンバーの紹介で喋る女性が彼女だろうが、喋りや笑いでくすぐるでもなく、淡々としている。ライヴ・アルバムなのでもちろんクラブ内の様子も聴こえてくるが…、客も彼女に負けないくらいクール(苦笑)。偏見とは捉えたくないが、曲終わりの拍手はまばらだし、さして盛り上がるふうでもない。これは辛いなァ(聴いている方が・笑)。でも演奏はとても素晴らしい。しなやかで流れるようなタッチは心地好く、これならVolumu1も手に入れたいな…。

中古店にて購入(¥180)

  • CD (2007/10/24)
  • Disc : 1
  • Format: Original recording remastered
  • Label : EMIミュージック・ジャパン

 

( 訳も分からずブルーノートのアルバムを激安で買っちゃったよシリーズ )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホワイト餃子 @岐阜県岐阜市 (※店名変更)

2015年12月04日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに岐阜のホワイト餃子に寄ってみた。こちらは千葉県野田市に本店がある有名な「ホワイト餃子店」の暖簾分け店。ちなみにこの岐阜店はグループでも古い方なんだとか。ただ、自分がこの店を知った頃にはすでに店内では飲食出来ず、持ち帰り専門店になっていた。時々冷凍を買って帰り、その特殊な作り方に従って調理し家で食べていた。それが店の前まで来ると以前とは雰囲気が変わって綺麗になっている。ちなみに以前撮った写真はこちら(↓)

そして店の扉には、なんと「飲食可」の貼り紙が! 10個から注文出来て、昼から夕方までに限って店内で食べられるようになっていたのだ。思い返せば最初にホワイト餃子を食べたのは、友人が居た金沢の「第7ギョーザの店」が初めて。もう30年近く前のこと。金沢市民のソウル・フードとなっているその店に連れていかれて、その特異なギョーザの旨さと量に瞠目した。それから名古屋の黄金陸橋にも支店があることを知り、何度か通ったナ(現在はグループから離れているようです)。最近でこそ、この地方にもそっくりな餃子を出す店がいくつか出来たが、なんとなく行きそびれていて…。時々ものすごく食べたくなるのだが、岐阜店で冷凍を買って帰り、家で調理すると大変。紹介された調理法に従うと大量の油を使うので、あとの処理が大変なのだ。やっと本物が店で食べられる…。

隣のガレージが店の駐車場のよう。店の中は以前とさして変わらず作業場そのもの。簡易テーブルが2.5台(苦笑)あり、すでに食べている人が居たので自分はその0.5台の小テーブルに。隣は大型冷蔵庫。向こうを見ると6人の女性がテーブルに向って座り、黙々と餃子を包む作業をしている。いいなァ、この「作業場で食べさせてもらっている」感(笑)。給仕のおばちゃんも包む作業の途中で、専従ではないのでちょっとドタバタ。焼き方は若いお姉さん。10個注文して待った。先客はビール(注・缶ビール)を開けている。この餃子でビールか、ご飯(注・レトルト)を頼まないのはちょっと辛い…ということで折衷案のノンアルコールビールを追加。

「ごめんねー、こんな狭いとこで」と餃子が運ばれた。久しぶりの雄姿に胸躍る。きつね色に焼き(揚げ?)上がった餃子は、パン生地のように皮が厚く、こんもりとした形。パリッとした熱々を火傷覚悟で頬張るのもいいが、少し落ち着いてきて皮がもちっとしたところを頬張るのもいい。あー、やっぱり焼いてもらうと旨い。家だとこうはいかないなァ(後始末があるからね)。ドライバーを連れてきて、缶ビールで完全燃焼したいが、果たしてうちの嫁はこの店内での飲食を良しとするだろうか…。(勘定は¥750)

このあとの記事はこちら (2

 

ホワイト餃子 岐阜店

岐阜県岐阜市千手堂中町1-10

※チェーンを離脱して店名変更して営業しているようです(令和6年7月現在)

 

( 岐阜 岐阜市 ぎふ ホワイトギョーザ ホワぎょう ホワイト餃子店 野田本店 第7ギョーザ 金沢市 金沢 カリット餃子 店名変更 )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敷島珈琲店 @岐阜県岐阜市

2015年12月03日 | 岐阜県(岐阜)

最近よく名前を聞くようになった岐阜市の「敷島珈琲店」。建物はタイル壁の古い感じだが、まだ2年程しか経っていない新しい店。店の横のガソリンスタンド裏に駐車場がある。店に入ると新しさと懐かしさが同居する洒落たダイナーといった雰囲気で、置いてある調度品も洗練されている。コーヒーや食事メニューの素材へのこだわりも強いようだ。店はさほど大きくないが、思いのほか店員が多く、1人を除いて全員若い女性。新しいこともあってさすがに若い客が目立つ。メニューを広げて見てみると、この地方特有のモーニング・サービスやランチもあってオールドスタイル。でもセンス良くまとまっていて中身は新しいところが興味深い。最近、昔よりずっと好きになっている「鉄板ナポリタン」があったので注文。大盛も出来るようだったが、普通の量にしておいた。

まずランチ・サービスの野菜サラダが運ばれる。緑の野菜にパプリカやトマトなど色彩鮮やかな野菜が載っていて、ポテトサラダが入っている。このあたりも洗練されているナ。ドレッシングの量が少なめだったが、新鮮でおいしくいただいた。そしてお目当ての鉄板ナポリタン。小さめの丸い鉄板に載せられていて、麺(あえてパスタとは呼ばず)は基本通りしっかりと太めの麺。量は少なめ。熱い鉄板の上で音を立てていて、いい匂い。玉子液が敷かれているが鉄板の温度が高く、すぐに薄焼き玉子状態に。麺と絡めてフォークに巻き付けて…旨い。でも少しソースが少なめで上品な味。こういうのって下品なくらい濃くてたっぷりのソースに玉子を絡めて食べたいんだよなァ。他にも「鉄板カレーライス」や「モリライス」など初めて聞く旨そうなメニューがあるし、ホットケーキも良さそうなので、次の訪問がもう楽しみ。(勘定は¥750)

この後の記事はこちら

敷島珈琲店

岐阜県岐阜市敷島町3-13

( 岐阜 岐阜市 ぎふ 敷島コーヒー 敷島コーヒー店 しきしまコーヒー 鉄板ナポリタン 鉄板カレーライス モリライス ホットケーキ パンケーキ )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤鰐 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2015年12月02日 | 岐阜県(岐阜)

シーズン中は炎天下、日除けなしの中で大行列と、とても並ぶ気にはなれない大人気店「茶屋赤鰐」。今まで何度も店先までは来ているが、道路の反対側にまでずらっと並ぶカップルと女性たちの中に入って並ぶ勇気は無く、いつも近くの別の店へ行ってばかり。近年は全国的にかき氷のちょっとしたブームのようで様々な店の情報が行き交っているが、東京在住の親戚の口からこの岐阜の「赤鰐」の名前が出たのにはびっくりした。そこまで有名だとは…。

店の前を通ったのは秋も深まってきた時期。日中は汗ばむ日もあるものの、朝夕はめっきり寒くなり、とても「かき氷」なんて思い浮かばない日々。そう言えば去年同じような時期に娘と近くを歩いていて、ここに入ろうと誘ったら「エッ?カキゴオリ?秋ナノニ?」とあっさり拒否されたことを思い出した(笑)。それでもこの日はさほど寒くなく、店まで来るとあの夏の喧騒が嘘のように静まり返っているので、ついドアを開けてしまった。もう少し広い店を想像していたのでその狭さにびっくり。なるほど行列も仕方がないか。洒落た意匠の店内に先客は男性ひとりで、この人もきっと、並ぶのは嫌だけれどそんなに人気のかき氷とやらをひとつ食べてみようか、という自分と同じような考えの人に違いない。給仕の若いお姉さんに、もう数少ないかき氷メニューから「巨峰」を選び、注文した。

運ばれたかき氷は、てっぺんに巨峰の粒が3つのっている。全体に色は淡く、ブドウだからといってどぎつい紫色をしていないのが逆に安心。さっそくスプーンを入れてみると、ふわっふわで、さらっとした口当たり。なるほど旨いわ。綺麗に口の中で溶けていき、残らない。さすがに盛りの時期に出しているイチゴや桃やマンゴーのかき氷の写真と比較するとインパクトが小さいが、しっかり巨峰の風味と滑らかな氷を味わえた。もちろん暑ければ旨さは3倍増だろうが、さて来シーズン、並ぶか? 並ばないだろうなァ…。あとから来た客はランチのうどん定食を注文していた(実はそういうものもあるんです)。(勘定は¥750)

茶屋 赤鰐 (あかわに)

岐阜県岐阜市八幡町13

※令和5年11月を以って閉店しています(移転予定とのこと)

 

( 岐阜 岐阜市 ぎふ ぎふし あかわに ちゃやあかわに 茶屋赤鰐 かき氷 かきごおり カキ氷 行列 閉店 移転 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする