Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

成熟を迎えた ロードレーサー

2013-05-27 20:24:15 | ロードバイク スプートニク
今年の年明けに完成したロードレーサー スプートニクその後少しづつ微調整や
手直しをして来ましたが、ここでやっと自分好みの自転車に仕上がりました





今回のフレームはデザインから塗装まで 自転車界のデザイナーであり凄腕の
メカニックでもあるカツリーズサイクル&デザインの成田氏に全てお任せしました

フレームが出来上がるまでにこの自転車の為の部品を用意していましたがこの様な
塗装面が多く、多色でまとめられた自転車に対するセンスが私には欠落しています





そんな中で組上げた自転車でしたが やはり自分で納得が出来ない部分が
幾らかありました これは特に意匠的な事です





特に好きになれなかったのがチェーンホイール これは交換後のものですが
換装前はシマノのアルテグラ FC-6750-G と言う とても色の黒い物で 
フレームに対し存在感が有り過ぎまました 





チェーンホイールを交換前の自転車 重そうですよね・・・
そしてこの 50X34t と言うワイドレシオにも馴染めず
50X38t と言うギアへの交換でした





この雰囲気がとても好きだったりします





ハンドル周り レバーとハンドルの位置関係、ここは私の苦手な部分かな
最近多いハンドル上部とブラケットを水平にセットすると言うのが私に
合わないと言う事も有るのかも分りませんが あまり綺麗に組めません





このマグネシュウムとチェーンステーがカーボンのコンポジットフレーム
フレームのスケルトンを実測した処 ヘッドアングル(資料) 70.5° 
フロントセンター 585mm バックセンター 420mm ハンガー下り 70mm
こんなサイクリング車の様なフレームが自分の思い通りに動くのか?
と思いながらの組み立て作業でした

そしてあまり期待をせずに乗ってみると これが驚き、とても良い。 
私は今迄前後の詰まったいわゆるツンツンのフレームで横に動き易い自転車が好みでした 
ただ最近はそんなピーキーな自転車に乗ると 自転車の挙動に身体が付いていかなくなって
いました 特にお尻を上げてダンシングをするとタイミングが合わない





ところがこのスプートニクはとても素直な動き方をし 今の自分の思い通りに動いてくれます 
これは私以外の方でも、国内の自転車競技やイベントなら充分通用するフレームじゃ
ないでしょうか 自分の希望した色に塗装してもらえるのも大変魅力です

そんな素敵なフレームの案内はこちらです
カツリーズサイクル&デザイン 【 スプートニク Kino55号制作記 】
                   【 大人のマグネシューム ソユーズ 】

コメント (4)
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チェーンホイールの取替え 完了 

2013-05-18 20:11:14 | ロードバイク スプートニク
チェーンホイールの交換作業を進めていたロードレーサー チェーンを張り
ペダルを装着し今回で全てが完了です






前回オクタリンクのカーボンクランクを取り付けました






今回はチェーンの取付けから始めます
新品時に洗浄しマイクロロンで表面処理をしてから
数十キロしか使っていないのでこのまま使います
チェーンを切った時、同じ方向で使える様に細い
針金で止めておきました






チェーンを前ギアのインナーからフロント変速機を通し
リア変速機のガイドプーリー、テンションプーリーへと
通して行きます プーリーケージに上手く収まっている
かを確認しましょう






今回も繋ぎにはミッシングリンクを使います






ミッシングリンクを装着し 最後にチェーンを前後に
引っ張ってやれば完了です ミッシングリンクを使う
方向は チェーンステーの下でこの様に ピン用の
穴を後部側に使うのが良いと思います






繋いだ部分の作動を確かめチェーンオイルを差して
おきましょう




これでチェーンの繋ぎが終わりました






リアホイールを装着しサイクルコンピューター用の
センサー関係の位置確認とケイデンス用のマグネットを
付け替えます




ペダルは取り外した物をそのまま使います
SHIMANO ULTEGRA PD-6620




クランクとペダルのネジ部に固着や腐食を防止
する為にグリスを塗っておきましょう






ペダルをクランクにねじ込みます このペダルは
シャフトに 6mmのアーレンキーが使えますが
こんな使い方は便利かも分りません
※ 右は正ネジ 左は逆ネジです






ペダルの本締めにはやはりペダルレンチを使います
この位の長さが有ると 少々手加減しながら締めた
方が良いですね いくらでも締まって行きます
でも緩くて良いと言う意味では無いですよ






両方のペダルを取り付け一連の作業がこれで完了です

クランクの艶も無くなりメーカーのロゴも傷が付いて
いたので この様なシールを貼りクリア塗料でお化粧
をしています




before after



色が真っ黒で存在感が抜群な ULTEGRA FC-6750-G から 同じ黒でもやや大人しい
FSA のカーボンクランクに交換







チェーンホイールが変わり自転車も少し明るくなったでしょうか このアルテグラ
ここまで色が黒いとやはり自転車を選びますね

今回の交換作業はチェーンホイールの容姿だけでは無く 50X34t と言うワイドレシオにも
馴染めず 今回の 50X38t にしたかったのも大きな理由です、これで気持ちの上でもとても
すっきりしました これは大事ね(笑)

前回の作業 【 FSA オクタリンク チェーンホイール取り付け 】

コメント (3)
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FSA オクタリンク チェーンホイール取り付け

2013-05-16 20:27:57 | ロードバイク スプートニク
先日より作業を進めているロードレーサーに今回は FSA オクタリンク方式の
カーボンコンパクトのチェーンホイールを取り付けます





これがオクタリンク方式の B.B小物で 8つのスプライン形状を持ったシャフトをそう呼び 
これはシマノの特許です これの形状も V1 とV2 の 2種類が有り今回の物は先に発売
された V1 型です オクタとは数字の 8を表します






今回取り付けるチェーンホイール FSA のコンパクト
カーボンクランクです 歯数は 50X38t






作業を進めましょう まずクランクシャフトの
クランク接続部にグリスを塗ります このオクタの
部分は溝が埋まるくらいグリスを使った方が良いと
思います 前回外した時、ここのグリスの隙間に
汚れや汗が溜まっていた形跡が視認できました
これは錆びを呼ぶ原因になります それは防ぎたい
ですよね




クランク側にも丁寧にグリスを塗ります ここは
アルミなので腐食を起こすと良く有りません






クランクをシャフトへ差し込みます






FSA のフィキシングボルトはアルミです ここにも
グリスを塗ってからシャフトにねじ込みます






使う工具は 8mmのアーレンキー 締め具合はこの大きさの
工具なら目一杯で良いでしょう 手の近くにギア板が有る
ので怪我にはくれぐれも注意! ※ ネジは正ネジです




クランクの取付けはフィキシングボルトを
締め込むだけの簡単な作業です






右側が終われば左側も同じ要領で進めます






このオクタリンク方式 四角テーパーより安心感が
有るかも・・






シマノのフィキシングボルトはしっかり感が有りますが
この FSA の奴は少々材質が柔らかいですね 何度も
脱着を繰り返していると ややネジが傷んできています




と言いながらネジの線切りに注意をしながら
作業を進め 無事にクランクの取付けは完了





結構使用年数も経っているクランクです それなりに表面に傷も付き汚れていたので
少しお化粧もしてやっています でもこのアルカンシェルのシールはセンスのかけらも
無いですね(笑) クランクの美装作業の様子は 【 FSA カーボンクランク 美装 】

前回の作業 【 B.B小物の取付け オクタリンク BB-7700 】

次の作業 【 チェーンホイールの取替え 完了 】

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B.B 小物の取付け オクタリンク BB-7700

2013-05-14 20:20:14 | ロードバイク スプートニク
前回 CHRIS KING クリスキングの B.B小物を取り外したロードレーサーに
今回はシマノの DURA-ACE BB-7700 オクタリンク用の小物を取付けます




チェーンホイール交換の為に作業を進めている
ロードレーサースプートニク 今回は B.B小物を
取り付けます






今回取り付ける小物は SHIMANO DURA-ACE BB-7700
最近の物とすれば数少ない 玉当りが調整出来る構造を
持った商品です






まずハンガーシェル内の清掃から始めます
特にネジ部は綺麗にします 汚れ方に依って
その方法は色々ですが自分が知っている方法で
出来るだけ綺麗にした方が良いですね パーツ
クリーナーの使用も全く O.K ですよ






掃除をした内部にグリスを塗布します これは
腐食防止とネジ部は固着防止の両方を兼ねます






B.B小物はこの様なパーツに別けます






まず右側のユニット部から取り付けますが この
ネジ部にもグリスを塗っておきましょう ここで
使うグリスは何でも良いですが 最近はこのやや
サラッと感がある Super Lube スーパールーブの
多目的グリスを良く使っています








右側のワンを手で入るまでねじ込みます この小物は
JIS 規格なので こちらは ※ 逆ネジです






ここで使う工具はこの Park Tool パークツールの
BBT-7 ボトムブラケットロックリングレンチか






シマノの純正工具 TL-FC31 の両方を用意しています
この BB-7700 のアルミのワンやロックリングに使うなら 
精度が抜群な シマノの純正を使う方が良いですね 
それは 雲泥の差が有ります




そのシマノの工具を B.B小物に掛けます




そして右ワンを締め込みますがここの力加減は 目一杯で良いでしょう
シマノの取説では 50~70N.m と案内されていますが あまりその数値を
気にした事は有りません ※ 右側は逆ネジです






はみ出したグリスは拭き取ります これはその
都度した方が良いですね 放っておくとそこらじゅうが
グリスだらけになります 私の様に作業途中にワックス
まで掛けるのはお好きな様に・・・(笑)




次は左側からの作業です






クランクシャフトを通しますが その前にベアリングとの
接触部と全体にグリスを塗ってやります 回転摩擦の軽減と
腐食や錆止めの為です 今回は SPIN スピンのグリスを使って
います

この B.B小物はかなり凝った構造ですが これのグリスアップは
事前に済ませています その時の作業風景はこちら
【 SPIN スピンのグリスで グリスアップ 】






クランクシャフトをハンガーシェルの奥まで
差し込みます






そこへ左側のユニットケースを装着します
このケース内には リテーナーとニードルベアリングの
2種類が使われているんですよ それを事前に、丁寧に
グリスアップしています




ユニットケースは工具を使い奥まで締め込みます
※ JIS規格の左側は正ネジです






ここで使う工具は シマノ TN-UL74 
パークツールなら BBT-22 2900円程です






アルミ製のロックリングを取り付けます




右ユニットケースを TN-UL74 とモンキーレンチで保持しながら ロックリングを
締め込み右側ユニットを固定します こうする事で玉当りの調整が出来ます
ただ内部のニードルベアリングが良く効いており 右ユニットの締め込みが緩くても
ほとんど指先にガタを感じません、玉当りの調整は右側のクランクを付けてから行う
方が良いと思います






これで B.B小物の取付けは完了です 微調整は
またクランクを付けてから行いましょう





白と紫のコントラストがとても綺麗な花ですね 大きさも可愛いですよ

シマノのオクタリンク用 B.B小物には BB-7710 と言うカートリッジタイプも有りましたが
それはもう製造中止になり現在は今回ご紹介した BB-7700だけの展開らしいです

前回の作業 【 B.B小物の取り外し CHRIS KING クリスキング 】

次の作業 【 FSA オクタリンク チェーンホイール取り付け 】

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B.B 小物の取り外し CHRIS KING クリスキング

2013-05-12 20:31:25 | ロードバイク スプートニク
先日よりチェーンホイールの取替えのために作業を進めているロードレーサー
スプートニク 今回は B.B小物を取り外しましょう、フォローテックⅡ対応の
CHRIS KING クリスキングの小物です






マグネシュウムのフレーム、スプートニクを新調した時にこのクリスキングの
セラミックシールドを使った B.B小物を選択しました この色はネイビーで
ヘッド小物と同色にしています




次に使うクランクがオクタリンクなので
ホローテックⅡ用のこの小物も取替えます
作業を進める前に 汚れを拭き取りましょう






この小物を外すにはこの様な専用工具を使います
Park Tool ならボックス型は BBT-19 3500円程度
レンチ型は BBT-9 3400円程度で用意されています
カンパニョーロのウルトラトルク用のカップにも
兼用出来ます




今回はボックス型を使いましょう 私が用意して
いるのは VAR バールの BB-99900 この辺りの
工具は色々な所から発売されています






工具をB.B小物のカップに被せ モンキーレンチを
用意します モンキーは 300mm位の大きさが有れば
丁度作業がし易いですね

と言いながら私が使っているのは 250mmのハイパー
モンキー ハンドルが短く大きく口が開くタイプです






モンキーを B.B用工具に掛け 工具が滑らない様に
気を付けながらネジを緩めます この作業は工具が
不安定なので怪我をしない様に充分注意して下さい

※ 今回の小物は JIS規格なので右側は逆ネジです






無事に怪我をする事も無く小物が外れました
自転車整備で大切な事 絶対に怪我をしない事です




フレームの出荷時にハンガーシェルを含め 全ての
ネジにタップを建てて頂いていますその フレームを
お世話になった カツリーズサイクルさんは自店が
販売したフレームにはこの様なサービスを行ってくれます

そんな素敵なお店はこちら 【 Katsuris Cycle and Design 】

そんなネジ部に腐食や固着を防ぐ為に薄くグリスを塗布
しているので今回の様な作業もスムーズに進みます





左側もする作業は同じです 今回の B.B小物に限らず他のタイプでも工具が滑り易く
危ない作業です この写真でもこの様に力を加えている時に、もし工具が滑れば何処を
怪我をするか想像が付くと思います その辺りを絶えず頭に入れて作業を進めると良い
ですね ※ JIS規格 ITA(イタリアン) FRE(フレンチ)規格も左側は正ネジです




左側のカップも外れました セラミックのシールドベアリングは
良いと聞きますが 私にはそれが良く分りませんでした もっと
長く使ってこそ解る事なんでしょうね





折角新たに購入した高額な部品 次に使うまで綺麗にし保管しておきましょう
次回はオクタリンク用の B.B小物 DURA-ACE BB-7700 を取り付けます

前回の作業 【 チェーンホイール取り外し ホローテックⅡ 】

次の作業 【 B.B小物の取付け オクタリンク BB-7700 】

コメント (2)
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