「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

Diagnosis, Prevention, and Treatment of Thromboembolic Complications in COVID-19

2020-05-19 09:54:41 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

→ https://pubs.rsna.org/doi/10.1148/radiol.2020201629

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きちんと国が把握し続けるべき数字:国内の病院における人工呼吸器等の取扱台数推計値

2020-05-15 12:28:01 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

→ https://www.jsicm.org/news/upload/jsicm_info_ventilator_200514.pdf

一般社団法人 日本呼吸療法医学会
一般社団法人 日本集中治療医学会
公益社団法人 日本臨床工学技士会

より

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The Covid conspiracies: a virus that can only spread FT Simon Kuper APRIL 16 2020

2020-05-11 07:04:41 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 → https://www.ft.com/content/5709c85a-7df9-11ea-82f6-150830b3b99a

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The Covid conspiracies: a virus that can only spread FT Simon Kuper APRIL 16 2020

2020-05-11 07:04:41 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 → https://www.ft.com/content/5709c85a-7df9-11ea-82f6-150830b3b99a

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☆☆☆医療者用 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き」 Version.2.0 2020.4.30

2020-05-10 23:49:51 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 現場の医師にとって最重要な手引きのひとつです。
  この度、第2版が出されました。

******************
https://www.pc-covid19.jp/files/guidance/guidance-2-0.pdf

今回の改訂における主な改訂・追記点

■全般的な変更点

1. 最新の疫学データに修正した

2. 「10-6. 無症状者および軽症者をフォローする」を新設した

3. 「10-7. オンライン診療」を新設した

4. 「帰国者・接触者相談センター」を「新型コロナ受診相談センター」に変更した

5. 「帰国者接触者外来地域・外来検査センター」を「地域の医師会等が運営するコロナ 検査センター」に変更した

6. 参照資料を更新した

■各章の変更点

2 章
① 嗅覚・味覚異常を追記, 無症候者がいることを追記した
② 一般的な経過の図を更新した【図1】. とくに感染力が強い時期を発症前からに 変更した
③ 新型コロナを疑い鑑別に挙げるべき状況を, より早期に診断する必要があるため 変更した
④ 血液検査とレントゲン所見を追記した

3 章
① 小児について追記した

5 章
① 厚労省による「相談・受診の目安」の図を変更した. 【図 2-1】
② 新型コロナウイルス感染症の患者数が大幅に増えた時の相談・受診の考え方を追 加した. 【図 2-2】
③ 症状がでてからの日数に関わらず,すぐに相談することを追記した 【表 3】

7 章
① 患者数が多い地域での受診方法,感染が疑われる場合の紹介方法を追加した

10 章
① 10-2. インフルエンザ迅速検査「など」に変更した
② 新型コロナウイルス感染症を疑った場合の流れを変更した 【図 3】
③ 10-5 に「PCR 検査および「陰性証明書」を希望する方へ」を追記した

11 章
① 体調管理の中の体調不良の例を追記した 【表 17】 
② 職場復帰の基準について追記した 【表 14】

12 章
① 参照資料を追記した

13 章
① 患者にはサージカルマスクを着用させることを追記した
② 参照資料を追加した 参考資料及びウェブサイト
① 日本プライマリ・ケア連合学会 COVID-19 特設サイトを追加した
② 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する胸部 CT 検査の指針 Ver.1.0」を追加した

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☆医療者用 COVID-19重症患者家族とのコミュニケーションツール Best Case/Worst Caseの説明の仕方 日本緩和医療学会より

2020-05-10 22:29:36 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

日本緩和医療学会 COVID-19関連特別ワーキンググループ 特設ホームページより


COVID-19重症患者家族とのコミュニケーションツール Best Case/Worst Caseの説明の仕方

→ https://www.jspm-covid19.com/?p=207


https://www.jspm-covid19.com/wp-content/uploads/2020/05/COVID-19%E9%87%8D%E7%97%87%E6%82%A3%E8%80%85%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB-Best-Case_Worst-Case%E3%81%AE%E8%AA%AC%E6%98%8E%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9-.pdf

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☆☆医療者用 感染リスクを減らした挿管方法 動画 それぞれ数分、準備から挿管まで。

2020-05-10 22:22:37 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 感染リスクを減らす医療手技が求められています。

******************

木村真也先生より
 
 
COVID-19患者の手術を行う可能性を考えて、なるべく感染リスクを減らす為、日々対策を講じております。
その中のいくつかのアイデアを、動画にしました。
気道管理に携わる皆様は、是非ご覧頂き、ご意見ご感想をお寄せ下さい。
COVID-19に携わる皆様の気道管理に、少しでも手助けになれば幸いです。

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☆Development of an inactivated vaccine candidate for SARS-CoV-2 Science  06 May 2020

2020-05-10 22:10:31 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

→ https://science.sciencemag.org/content/early/2020/05/06/science.abc1932

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☆検査方法、検査体制、検査報告体制の改革:新型コロナ10~15分で判定 みらか、5月から生産

2020-05-03 23:43:39 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

→ https://r.nikkei.com/article/DGXMZO58599280Y0A420C2MM8000

***********************

川妻 由和先生より

 医療機関や保健所から都道府県を通じて厚生労働省に上がってくるcovid-19に関する膨大なデータの集約、データベース作成、レジストリ構築をお願いしたいです。

 少なくとも武漢とは疫学のみならず治療成績が客観的に比較できるよう、PCR検査数(延べ回数および一人あたり)、陽性者数、有症状者数(軽症、酸素投与、人工呼吸器使用、ECMO使用、使用薬剤別)、退院者数(死亡・生存別)、人工呼吸器およびECMO使用者の残存呼吸機能障害やADL、長期生存率(1年/3年/5年)など、を知りたいところです。病床数、医師数、人工呼吸器数など、今後の医療政策決定にも重要な根拠資料になると考えます。

 国立感染症研究所が独占するのではなく、国立がん研究センターが管理するJPCAスタディーのように、関連学会や多施設の多彩な専門分野の研究者が共同利用し、国際的に通用するエビデンスを多数発信できれば、日本の国際的評価が高くなると思います。
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☆☆新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 診療所・病院のプライマリ・ケア 初期診療の手引きVersion 2 (4月30日改訂) 日本プライマリ・ケア連合学会

2020-05-03 22:33:59 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 2020.4.30改訂されたとのことです。

 開業医が、ゲートキーパー(防波堤)となり、病院の医療崩壊を防ぐフェースに入っていると考えます。

 この重要な時期における診療の手引きの改訂に感謝申し上げます。

→ https://www.pc-covid19.jp/files/guidance/guidance-2-0.pdf


*****改訂・追記部分を参照します。*********

今回の改訂における主な改訂・追記点

■全般的な変更点

1. 最新の疫学データに修正した
2. 「10-6. 無症状者および軽症者をフォローする」を新設した
3. 「10-7. オンライン診療」を新設した
4. 「帰国者・接触者相談センター」を「新型コロナ受診相談センター」に変更した
5. 「帰国者接触者外来地域・外来検査センター」を「地域の医師会等が運営するコロナ検査センター」に変更した
6. 参照資料を更新した

■各章の変更点
2 章
① 嗅覚・味覚異常を追記, 無症候者がいることを追記した
② 一般的な経過の図を更新した【図1】. とくに感染力が強い時期を発症前からに変更した
③ 新型コロナを疑い鑑別に挙げるべき状況を, より早期に診断する必要があるため変更した
④ 血液検査とレントゲン所見を追記した


3 章
① 小児について追記した


5 章
① 厚労省による「相談・受診の目安」の図を変更した. 【図 2-1】
② 新型コロナウイルス感染症の患者数が大幅に増えた時の相談・受診の考え方を追加した. 【図 2-2】
③ 症状がでてからの日数に関わらず,すぐに相談することを追記した 【表 3】


7 章
① 患者数が多い地域での受診方法,感染が疑われる場合の紹介方法を追加した


10 章
① 10-2. インフルエンザ迅速検査「など」に変更した
② 新型コロナウイルス感染症を疑った場合の流れを変更した 【図 3】
③ 10-5 に「PCR 検査および「陰性証明書」を希望する方へ」を追記した


11 章
① 体調管理の中の体調不良の例を追記した 【表 17】
② 職場復帰の基準について追記した 【表 14】


12 章
① 参照資料を追記した


13 章
① 患者にはサージカルマスクを着用させることを追記した
② 参照資料を追加した


参考資料及びウェブサイト
① 日本プライマリ・ケア連合学会 COVID-19 特設サイトを追加した
② 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する胸部 CT 検査の指針
Ver.1.0」を追加した

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COVID-19治療薬として開発中のremdesivirの 第III相臨床試験で得られた重症患者の結果を発表

2020-05-03 21:36:04 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 remdesivirの 第III相臨床試験の結果報告の日本語版をみておきます。

**********************************

https://www.gilead.co.jp/-/media/japan/pdfs/press-releases/04-30-2020_2/simple-severe_study.pdf

<報道関係各位>

2020年4月30日
ギリアド・サイエンシズ株式会社

当資料は、米国ギリアド・サイエンシズ社が、2020年4月29日(現地時間)に発表した英文声明を日本語に翻訳、一部編集したものです。正式な言語は英語であり、その内容ならびに解釈については英語が優先いたします。
ギリアド・サイエンシズ

COVID-19治療薬として開発中のremdesivirの
第III相臨床試験で得られた重症患者の結果を発表
― 5日間投与と10日間投与によるremdesivirの有効性は同程度 ―

 ギリアド・サイエンシズ(本社:米カリフォルニア州フォスターシティ、ナスダック:GILD、以下「ギリ
アド」)は 本日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症入院患者を対象に、現在開発中
の抗ウイルス薬remdesivirの5日間投与と10日間投与を評価した非盲検第III相試験(SIMPLE試
験)の主要結果を発表しました。試験では、10日間にわたりremdesivirの治療を受けた患者の臨
床症状の改善度は、5日間にわたり治療を受けた患者の改善度と同程度であることが明らかにさ
れました(第14日におけるオッズ比:0.75 [95% CI 0.51 – 1.12] )。いずれの治療群にも、新たな
安全性シグナルは認められませんでした。ギリアドは、今後数週間以内に本試験の詳細データ
を査読論文誌に発表する予定です。

 ギリアドのチーフ・メディカル・オフィサーであるマーダッド・パーシー (Merdad Parsey, MD, PhD)
は、次のように述べています。「従来の医薬品開発とは異なり、私たちは世界で拡大しつつある
パンデミックの中で開発中の医薬品の評価を行っています。本試験と並行して行われている多
数の試験より、remdesivirのCOVID-19における安全性と有効性に関して、また本剤の最良の
使用法についての情報も得られつつあります。これらの研究結果は、米国立アレルギー感染症
研究所(NIAID)が実施しているremdesivirのプラセボ対照試験のデータを補完するものとなり、
remdesivirの最適な投与期間を判断する一助となります。今回の試験は、一部の患者さんは5
日間の治療を受けられる可能性を示すもので、現時点でのremdesivirの供給量で治療可能な
患者さんを大幅に増やせる可能性があります。このことは、パンデミックの只中では特に重要で
あり、医療機関や医療従事者がさらに多くの急を要する患者さんを治療することができるように
なります」

 remdesivirは現在開発中の新薬候補で、世界のいずれの国・地域でも認可・承認されておらず、
COVID-19治療薬としての安全性と有効性は立証されていません。今回の試験は、remdesivir
の投与期間を短縮して5日間とした場合にも、現在実施中の複数の臨床試験で検討されてい
る10日間投与で得られる結果と同様の有効性が得られるかどうかを検討する目的で実施しまし
た。また、各群の有害事象発現率や臨床効果の評価指標の追加検討も副次的な目的としまし
た。試験参加時点で肺炎の所見を示し、酸素飽和度の低下がみられるものの、人工呼吸器を
必要としない患者が試験に参加しました。臨床的改善は、試験計画書に示した7段階スケール
(退院~酸素療法の必要性~死亡)でベースラインからの2段階以上の改善がみられることと定
義しました。臨床的回復とは、酸素療法と治療が不要となるか、退院に至ることとしました。
今回の試験では、臨床的改善が患者の50%に認められるまでの期間は、5日間投与群では10
日、10日間投与群では11日でした。両群とも、半数以上の患者が第14日までに退院しました(5
日投与群: 60.0%, n=120/200 vs.10日投与群: 52.3% n=103/197; p=0.14)。第14日には、5日投
与群の64.5%( n=129/200)、10日投与群の53.8%(n=106/197)が臨床的回復に到達しました。
臨床転帰は、地域により異なりました。イタリア以外では第14日時点の死亡率は両群あわせて
7% (n=23/320)、第14日時点で臨床的改善がみられた患者の割合は64% (n=205/320)であり、
61%(n=196/320)が退院しました。

早期治療への影響

 探索的解析では、発症後10日以内にremdesivirの投与を受けた患者は、発症後11日以降に投
与を受けた患者に比べ、転帰が良好でした。両治療群のデータをあわせて解析したところ、第
14日までに退院した患者の割合は、発症後10日以内に治療を開始した患者では62%、発症後
11日以降に開始した患者では49%でした。

 本試験の主任試験責任医師の一人であるスタンフォード大学医学部の易感染性宿主感染症
部長で医学臨床教授のアルナ・スブラマニアン医師(Aruna Subramanian, MD)は、次のよう
に述べています。「今回のデータは、remdesivirによる治療を通常より短期間の5日間受けた患
者さんでも、10日間の治療を受けた患者さんと同じように臨床的改善が認められることを示すも
のです。さらなるデータは必要ですが、今回の結果は、remdesivirの安全性と有効性が立証さ
れた場合には、本剤の治療の最適化についての理解を深める一助となります」

 remdesivirの忍容性は、5日間投与群、10日間投与群とも概ね良好でした。患者の10%以上に
認められた有害事象は、悪心(5日間投与群: 10.0%, n=20/200 vs. 10日間投与群: 8.6%,
n=17/197)と急性呼吸不全(5日間投与群: 6.0%, n=12/200 vs. 10日間投与群: 10.7%, n=
21/197)でした。グレード3以上の肝酵素(ALT)上昇は患者の7.3%(n=28/385)で認められ、
3.0%(n=12/397)は肝酵素上昇のためremdesivirの投与を中止しました。

 本試験で得られた有効性と安全性に関する主な結果を下表に示します。
Remdesivir
5日間
投与群
n=200
Remdesivir
10日間
投与群
n=197
ベースラインで
補正したp値1
第14日における臨床有効性評価項目
7段階スケールの2段階以上の改善 129 (65) 107 (54) 0.16
臨床的回復 129 (65) 106 (54) 0.17
退院 120 (60) 103 (52) 0.44
死亡 16 (8) 21 (11) 0.70

安全性

 有害事象全般 141 (71) 145 (74) 0.86
 グレード3以上の薬剤関連有害事象 8 (4) 10 (5) 0.65
 重篤な薬剤関連有害事象(SAE) 3 (2) 4 (2) 0.73
 投与中止に至った有害事象 9 (5) 20 (10) 0.07
 1ベースライン時点の臨床状態で補正


SIMPLE試験について

 ギリアドは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大している国々において、remdesivir
を検討する2件の無作為化非盲検多施設共同第III相試験(SIMPLE試験)を開始しました。

 1 番目の試験では、重度のCOVID-19症状を呈する患者を対象に、5 日間および 10 日間の
remdesivir 静脈内投与レジメンの安全性および有効性を評価します。試験の最初のフェーズで
は、患者397名を1:1の比率で無作為化し、標準治療法に加え、remdesivirの点滴静注を初日
に200mg投与した後、第5日まで1日1回100 mg投与する群と第10日まで1日1回100 mg投与す
る群に割り付けました。このほどこの試験の拡大フェーズを設け、人工呼吸器の使用例を含む
5,600名を追加登録する予定です。試験は現在、米国、中国、フランス、ドイツ、香港、イタリア、
日本、韓国、オランダ、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾と英国をはじめ世
界各地の180の医療機関で実施中です。

 2 番目の試験では、中等度の COVID-19 症状を呈する患者を対象に、標準治療に加えて 5 日
間および 10 日間の remdesivir 静脈内投与レジメンを併用した群の安全性および有効性を、標
準治療のみの群と比較して評価します。初期600例の結果は、5月末に得られる見込みです。


remdesivirについて

 remdesivir は、エボラウイルス、マールブルグウイルス、MERS ウイルス、SARS ウイルスなど、複
数種類の新興感染症病原体に対し、in vitro と動物モデルを用いた試験の両方で広範な抗ウ
イルス活性が認められている、開発中の核酸アナログです。ギリアドが実施したin vitro試験で
は、remdesivirはCOVID-19の原因ウイルスに対し抗ウイルス活性を示すことが明らかにされま
した。COVID-19におけるremdesivirの安全性と有効性は、複数の第III相臨床試験において評
価中です。


ギリアド・サイエンシズについて

 ギリアド・サイエンシズは、医療ニーズがまだ十分に満たされない分野において、革新的な治療
を創出、開発、製品化するバイオファーマ企業です。会社の使命は、生命を脅かす病を抱える
世界中の患者さんのために医療を向上させることです。カリフォルニア州フォスターシティに本
社を置き、世界35か国以上で事業を行っています。

 ギリアドの新型コロナウイルスへの対応に関する詳細については、こちらをご覧ください:
https://www.gilead.com/purpose/advancing-global-health/covid-19


将来予想に関する記述

 本プレスリリースは、1995 年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)で定義される「将来予測に関する記述」に該当し、いくつかのリスクや不確定要素などの要因を含む場合があります。remdesivirは現在開発中の新薬候補で、世界のいずれの国・地域でも認可・承 認されておらず、安全性と有効性は、COVID-19治療を含むいずれの用途においても確立されていません。
 remdesivirに関連して現在実施中の試験や追加しておこなわれる臨床試験において良好な結果が得られない可能性があるほか、ギリアドおよびその他の団体がこれら試験のうちの1件またはそれ以上を予定通りに完了することができないか、または試験の中止に至る可能性もあります。また、ギリアドがremdesivirの開発中止に至る戦略的判断を下す可能性、FDAまたはその他の規制当局がremdesivirを承認しない可能性、あるいは承認された場合にもその使用に大きな制限がつく可能性もあります。これにより、remdesivirが商業化されない可能性があります。歴史的事実以外の全ての記述は、将来予想に関する記述とみなしてください。これらのリスクや不確定要素、その他の要因により、実際の結果が「将来予想に関する記述」と著しく異なったものとなる可能性があります。本記述の内容は確定したものではありませんのでご注意ください。上記以外のリスクは、Form 8-K の最新報告、Form 10-Q の四半期報告とForm 10-Kの年次報告などの米国証券取引委員会(SEC)への企業の定期報告に詳細が記載されています。将来予想に関する記述はすべて、ギリアドが現在入手できる情報に基づいており、ギリアドは将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。

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☆新型コロナの治療薬の注意点は? 新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会 国立国際医療研究センター大曲貴夫先生

2020-04-24 08:08:27 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

→ https://note.stopcovid19.jp/n/n69a278ac0016

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☆免疫学がご専門の大阪大学名誉教授平野俊夫先生の論説2020.4.22 COVID-19がただの風邪になる日

2020-04-23 19:02:49 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

 免疫学がご専門の大阪大学名誉教授 平野俊夫先生の論説です。


**********************
http://toshio-hirano.sakura.ne.jp/Hirano/Blog/entori/2020/4/22_dibaoCOVID-19zhi_liao_yao_kai_fano_xian_zhuang.html

第5報: COVID-19がただの風邪になる日

なぜCOVID-19はこれほど恐れられているのか

〜過度に恐れる必要はないが、決して敵を甘くみてはいけない!〜

平野俊夫、2020年4月22日

 

イタリアやニューヨーク市の医療崩壊の様子を見ていると社会に恐怖が走り都市封鎖にも市民はじっと耐えている。日本でもついに緊急事態宣言が全国を対象に発出された。5月6日まで日本全体が人と人との接触を8割削減するという目標のもとに冬眠モードに入っている。COVID-19の流行収束までには集団免疫学的観点からはどう考えても2−3年を要する。

 

COVID-19は80%の人は症状がないか軽症で治癒する。15%は重症の肺炎になり、5%はさらに重症で致死的な急性呼吸器不全症候群(ARDS: Acute Respiratory Distress Syndrome)となり死に至る。しかし、COVID-19に罹患してもほとんどの人が死亡することがなくなればどうだろうか?

 

重要な点は20%の感染者におこる肺炎、特にARDSを治療することが可能になればCOVID-19による死亡者が激減する。そうなればCOVID-19もただの風邪、あるいは季節性のインフルエンザ並みになると考えられる。すなわち社会が冬眠状態に陥らなければならないほどの脅威はなくなる。ただの風邪である。

 

どうすればCOVID-19がただの風邪になるのだろうか?

答えは治療薬の開発である。新聞やテレビ番組などで治療薬に関する解説が行われている。その中で、喘息のくすりや、エボラ出血熱の薬、あるいはリュウマチ薬などが有効かもしれないと報じられている。一般の皆さんにはリウマチの薬がCOVID-19 (新型コロナウイルス感染症) に効果があると聞いて奇異に思われる方が多数おられるのではないかと思う。COVID-19治療薬の現状を簡単に説明したい。

 

治療薬は大きく2つに分類できる。

 

すなわちウイルスの感染や増殖を抑制する抗ウイルス薬と致死的な急性呼吸器不全症候群(ARDS)の治療薬の2種類である。これらは作用機序や投与時期は異なる。

 

抗ウイルス薬があれば、重症の肺炎になるリスクは減少し致死率も減少する。またARDSの治療薬があれば致死率を激減することが出来る。第4報で詳述した抗IL-6受容体抗体製剤(商品名:アクテムラ、関節リュウマチなどの治療薬として臨床で使用されている)はARDSに有効であると考えられている。

 

全く新しい治療薬の開発には通常5年ないし10年は要する。現在最も期待されているのは、リュウマチ治療薬などの既存の治療薬のCOVID-19への転用である。実際、中国で先行した臨床現場でのインフルエンザやエイズ治療薬が一定の効果があったと報告されており、現在世界中で可能性のある既存の様々な治療薬の臨床試験が進められている。これらの結果は今年の夏から年末にかけて判明する予定なので、もし有効な治療薬が見つかれば、早期にCOVID-19に歯止めをかけることが可能となる。

 

抗ウイルス薬

1)ウイルス感染阻害

ウイルスが感染するためには、細胞表面に存在する何らかのタンパク分子に結合する必要がある。この分子をウイルスの受容体という。例えば新型コロナウイルスの受容体はACE2(アンジオテンシン変換酵素2)である。ACE2は体の中では血圧の調節をしている重要な酵素であり、ウイルスのために存在するのではなく、ウイルスが勝手に利用しているだけである。新型コロナウイルスはコウモリのコロナウイルス由来だと言われているが、実際の細胞を使用した研究では、コウモリのACE2にも結合するが人間のACE2にも結合する。しかしネズミのACE2には結合しないので、ネズミには感染しないと考えられる(最もACE2以外にも受容体として働く分子が報告されているので、本当にネズミに感染するか否かは不明である)。エイズウイルスは一部の人には感染しないことが明らかにされている。このような人ではエイズウイルスが受容体として利用する分子の一部が変異しておりエイズウイルスが結合できない。このようにウイルスの受容体はウイルスが感染するには大変重要である。例えばウイルスと受容体の結合を阻害する分子はウイルスの感染を阻止できるので抗ウイルス薬となる。例えば新型コロナウイルスに感染して治癒した人の血清中にはウイルスがACE2に結合するのを阻止することができる抗体が存在することが報告されている。すなわち患者血清中から分離した抗体を治療薬として使用する研究開発はすでに始まっている。

さらに、ウイルスが受容体に結合したのち、ウイルスのスパイクタンパクと呼ばれている分子が細胞膜に存在する酵素で切断される必要がある。この酵素の阻害剤(ナファモスタットやカモスタット)がすでに膵臓炎の治療薬として使用されており、新型コロナウイルスにも効果がある可能性がある。

 

2)ウイルス増殖阻害

細胞に侵入したウイルスが増殖するためにはRNAの複製が必要となる。インフルエンザ治療薬として開発されたアビガンやエボラ出血熱の治療薬として開発されたレムデシビルなどが、現在臨床試験中である。またエイズ治療薬として開発されたカトレラはウイルスの増殖を抑えることができるプロテアーゼ阻害剤で、これも臨床試験が行われている。

抗マラリヤ治療薬のクロロキンやヒドロキシクロロキンもウイルスの増殖や感染を抑える可能性があり、すでにアメリカでは臨床の場での使用が許可されている。

 

急性呼吸器不全症候群(ARDS)治療薬:抗炎症制剤

抗ウイルス薬はウイルスの感染や増殖そのものを阻害する薬剤である。ウイルス感染が起こると自然免疫がまず活性化される。引き続き獲得免疫が活性化され、最終的にウイルスが体から排除される。この間に免疫反応と連動してウイルスの増殖を抑制するのが抗ウイルス薬である。しかし、免疫反応が完全にウイルスを排除できない事態に陥ると、免疫系の暴走が始まりサイトカインストームという現象が起こる。サイトカインの嵐であり、インターロイキン6(IL-6)をはじめ様々な炎症性サイトカインが産生される。このサイトカインストームにIL-6 アンプという機序が関与していることは第4報で詳述した。このサイトカインストーを阻害する薬剤の候補が現在関節リュウマチの治療薬として使用されている抗IL-6受容体抗体製剤(アクテムラ)であり、アメリカでランダマイズ第3相試験が行われている。日本でも計画されている。

 

また喘息の治療薬であるオルベスコも有効である可能性が指摘されている。オルベスコの本体はシクレソニドというステロイドの1種であり炎症を抑制できる。さらにシクレソニドには抗ウイルス作用もあることが報告されている。また他のステロイドにはCOVID-19に対する有効性が報告されていないので、単純にシクレソニドの抗炎症作用がCOVID-19に有効なのか否かは定かではない。喘息は気管支で生じている炎症性疾患である。ARDSは肺で生じている炎症性疾患である。ちなみに関節リュウマチは関節で生じている炎症性疾患である。クロロキンはウイルスの増殖を抑制する効果以外にもIL-6の産生を抑制するなど、炎症を抑制する効果もあり、関節リュウマチなどの治療にも使用されている。これらの薬剤はすべて炎症を抑える薬剤であり、ウイルス感染後期に発症する重症肺炎やARDSに対する効果が期待される。

 

抗ウイルス薬は新型コロナウイルスに効果があっても将来出現する新型ウイルスにたいして効果があるとは限らない。一方、ARDSに効果がある治療方法は、ウイルスが引き金になったとはいえ、生体自身の過剰反応なので、将来新規のウイルスが引き起こすARDSにも効果がある可能性が大きい。また、これらの薬剤は免疫抑制作用があり、感染初期に投与すると逆効果になる可能性もある。

 

致死率は10分の1である可能性がある。

 

3月27日の第一報で説明したように、感染者数が人口の60%に達するまでは収束しないという集団免疫閾値を根拠にすれば、もし何もしなければ世界で42億人が感染し1.9億人が死亡する(3月27日時点での致死率4.6%)。日本では7200万人が感染し252万人が死亡する(3月27日時点での致死率3.5%)と予測した。しかし、この値は致死率が変われば当然変化する。

 

4月21日時点では、世界中で250万人が感染し17万人が死亡した(致死率6.8%)。日本では11,135人が感染し、263人が死亡した(致死率2.4%)。このデーターを使用して再検討すると、世界で2.8億人が死に、日本では170万人が死亡することになる。しかし、この数値も再検討の必要性がある。

 

感染者の数はPCRで確定した数なので、実際はもっと多いと考えられる。現に、昨日アメリカカリフォルニア州のある群で無作為に抽出した人を対象に抗体検査を行ったところ陽性の割合がPCR検査の結果よりも28−55倍多いという試験的な結果が報告された(抗体陽性は現在か過去に感染したことを意味する)。抗体検査はまだ特異性や感度に問題があるので、必ずしも正確ではないが、PCR検査が全員に行われていない現状を考えると、実際の感染者の数はPCR検査の陽性者数よりおそらく10倍以上は多いと考えられる。

 

致死率は死亡者の数を感染者の数で割って算出するので、感染者の数が10倍になれば致死率は現在報告されているそれの10分の1になる。致死率が下がれば、予想される死者の数も当然修正しなければならない。現時点では、世界では最大2800万人、日本では17万人ぐらいが死亡すると考えられる。何れにしても第二次世界大戦以後では最大の危機であることは確かである。

 

収束までには、流行の波を繰り返しながら、2−3年はかかると予想される。これを可能な限り短期間で収束させる決め手はワクチン開発であり、治療薬の開発である。特にARDS の治療方法が確立されればCOVID-19はもはや恐るべき感染症ではなくなる。

 

ワクチン開発に関しては、最短でも一年はかかる。通常は、3年以上かかる。またワクチンが開発されても臨床試験をやらなければ効果があるか否はわからない。さらに副作用があり使用できないこともしばしばである。現在世界中で開発が行われているので、その結果に期待したい。ワクチン開発に成功すれば感染拡大に歯止めをかけることができる。

 

第2報で説明したように、自然免疫を強くする可能性のあるBCGワクチンがCOVID-19発症や重症化を抑制している可能性はある。それは、本日時点でも、人口100万人あたりの死亡者数が、BCG接種国である中国(3人)、韓国(5人)、日本(2人)が、BCG非接種国であるアメリカ(137人)、イタリア(408人)、ベルギー(518人)、オランダ(229人)などと比較して2桁ぐらい少ないことに反映されている可能性がある。すでに、ヨーロッパの一部の国で試みられているように医療関係者や高齢者を中心にBCGワクチンを接種するという選択肢もあるのではないかと考えられる。

 

このように、今回の危機を根本的に解決するために必要な、ワクチン開発、アビガンなどのウイルスの増殖そのものを抑制する薬剤、ウイルス感染などを抑制する薬、さらには急性呼吸器不全症候群(ARDS)の治療薬開発も全く展望がないわけではなく、過度に悲観する必要はない。COVID-19もただの風邪になる可能性もある。

 

しかし、決して楽観してはいけない。最悪のことを想定して対応するのが危機管理の原則である。ワクチンや治療薬が開発されない限り、流行の波はあるにしても収束するまでには2〜3年はかかると考えて、国、組織、個人のレベルでその心構えをするとともに、乗り切る様々な工夫をしていかなければならない。またワクチンやARDSの治療方法の確立に向けて、財源と人を、もっと投入して国をあげて取り組むべきだと考える。現状の事態を打開する正道であり、早期に打開できる唯一の方法でもある。

 
 

2020年4月22日 水曜日

 
 
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イギリスでワクチン臨床試験、間もなく開始 新型ウイルス

2020-04-23 12:08:26 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

https://www.bbc.com/japanese/52377545

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新型コロナウイルス治療薬候補となる既承認薬の発見 ~ネルフィナビルとセファランチン薬剤併用による新型コロナウイルス排除効果~2020.4.22

2020-04-23 10:47:15 | 【各論】新型コロナ 治療薬とワクチン

新型コロナウイルス治療薬候補となる既承認薬の発見
~ネルフィナビルとセファランチン薬剤併用による新型コロナウイルス排除効果~

研究の要旨
東京理科大学大学院理工学研究科応用生物科学専攻 渡士幸一客員教授のグループは、国内外25研究室・プロジェクトの共同研究により、国立感染症研究所で開発されたウイルス培養技術を利用して、既承認薬より新型コロナウイルス増殖を効果的に排除する多剤併用を見出しました。

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