岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【看護婦】吉田辰子について    石井十次33

2005-03-24 09:22:38 | 石井十次
吉田辰子(以下辰子)に関して、今だ資料が十分集っては いないが、書いておかなくてはならない女性である。 辰子と十次の出会いは、1892年のあの同志社病院である。 (2月9日号掲載) 辰子は、夫と死別した後、自活のために看護婦になって 同志社病院に務めていた。夫は、関西法律学校(関西大学 の前身)の初代校主吉田一士ということだから、かなり歳の 離れた夫婦だったのだろう。 この年の十次の日誌をじ . . . 本文を読む