ここまでの凋落はめずらしい。
堤康次郎一代で終るべきビジネスを、
末代まで継承させるべく息子に遺訓を
残したことの罪は大きい。
いくつかの堤家の古いテレビドキュメントをみたが、
義明氏は父親の一部純粋培養としか思えない。
一言も反論しない息子に継がせた親は
死後も自らが生き続けると考えたのか。
「仲間」はいらない。「人脈」をつくれ。
このように教育された人間が人を愛する
ことができたのだろう . . . 本文を読む
演台に立ち、時に数千人になる聴衆に訴えるかける十次の
姿はどうだったか。
実は、今まで17話が終了しているが、十次の姿やかたちには、
一言も触れていない。それでも、話の節々から、十次の姿や
かたちがイメージされてきたのではないだろうか。
そのイメージが正しかったかどうか。
次の文章でわかることになる。
「170センチを超える背丈に、82キロほどの体重。
肥満の腹に白木綿をしっかり巻き、木綿の袴 . . . 本文を読む