石井十次日誌は1882年(明治15)から始まるのだが、
このように書かれている。
「7月20日 断然辞職 [国許 逃去 残禍]
22日岡山県行許可 「立志医学を修め、帰郷医術を施し、
上江村の人民のためと己自立のためにせんと欲す」
以後、宮崎に関す記述はないが1ヶ所、日記の欄外の
落書きに、彼の本心が表れている。
国許 逃去 残禍 祈祷 5年 世の中をいかに
最初の「国許 逃去 残禍 . . . 本文を読む
テレビで米映画「サイダー・ハウス・ルール」を観た。
1999年の作品である。
一言でいえば、孤児院で成長した少年が、院を出て社会を知る。
そしてふたたび、愛する人々が待つ院に戻ってくるという
物語である。(こう書くと「なんだそれ」となるよね)
とても感動的なドラマである。
この映画では、第2次世界大戦中のメーン州のニューイング
ランドの、街から遠く離れた大きな古びた孤児院が舞台に
なる。
こ . . . 本文を読む