岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【鉄は熱いうちに】確かに、打たれている      石井十次その24

2005-03-09 13:48:58 | 石井十次
十次は、宮崎を愛しているし、父母も敬愛している。 それでもなお、故郷には居られない事情があった(3月7日掲載)。 当時の若者が立身を目指した政治の世界への夢はもう彼の 視野から消えた。 実業という道に興味はなかったのだろう。 「立志医学を修め、帰郷医術を施し、上江村の人民のためと 己自立のためにせんと欲す」 は、十次がこの場に及んで見つけた道だったのだろう。 十次がキリスト教に本格的に接するの . . . 本文を読む