【寒さの夏はおろおろ歩き】宮沢賢治の夏 石井十次その35 2005-03-26 09:42:16 | 石井十次 賢治の「雨ニモマケズ」に謳われた「寒さの夏はおろおろ歩き」 と謳われた東北大凶作は、1905年(明治38年)のことである。 岩手県花巻に生まれた賢治が9才の時である。 平年に比べて1~3割の収穫しかない大飢饉である。 全く収穫のない村もあった。 弱いものは生きていくのさえ困難になってしまった。 十次はこの飢饉が始まる直前に、この飢饉を予期するように、 無制限収容主義を発表していた。 1906年 . . . 本文を読む