岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

教科書検定 誰が決めたか 「集団自決」削除

2007-10-01 23:13:00 | 国民と国会と政治
今夜の報道ステーションで、教科書検定といわれる実態を
追っていた。
官房長官は、担当省に聞いてくれ。
文部科学省は、自分達では決められない。
審議会がある。

ならば、審議会の委員はどうか。
そんなこと審議はされていない。

審議会の常套は、省の担当者(事務局)が出した案に 委員が
意見をいう形をとる。この放送では委員も「蚊帳の外」とばかりに
自己弁護していた。
省の担当者(事務局)は、文献に「軍の命令があったはわからない」と
いう記述があり、意見が分かれるとしたらしい。
そこで、その本の著者に聞くと、記述の趣旨が違う。
このような引用は困るという。

これでは、だれも責任者がいない検定制度になっている。
結論からいえば大臣が責任をとるしかない。
官僚は決して責任をとらないのだから。

しかしこのような無責任体制で、検定という中央集権的な制度が
大手は振っている国とはとんでもなくおかしい。
自由を謳う国家とはとても思えない話だ。
昨日も官僚の話を終日していた私だが、今回の検定問題は、
官僚というものの、本質にかかわることだと思う。
そして、これは検定が否定(修正)されるという驚くべき、
検定者である文部科学省にとっては信じられない事態が待ち受けている
だろう。
沖縄の10万人集会の力が、風前のともし火の自公政権を揺さぶった。
この際、検定制度の闇を白日の下に曝すことを
野党は実行してほしい。
官僚機構は日本でもっとも古き制度だ。
このレジームを一度解体することこそ、改革ではないか。
これは今の与党には絶対出来ない。
政権交代しかないだろう。

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1 コメント

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賛成です (まちむら)
2007-10-10 19:35:39
>このような無責任体制で、検定という中央集権的な制度が大手は振っている国とはとんでもなくおかしい。

ここ大賛成です。検定意見撤回しかありませんね。
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