岡山市にあるシネマ・クレールで本日(6月18日)からスタート。
明日の11時50分からの第1回上映は監督が舞台挨拶をするという。ぜひ出かけてください。
あの佐村河内守氏を自宅で撮影した映画です(以後敬称略)。
監督は、怒りより悲しみを取材していきたいと本人に説明している。
画面に出てくるのは、佐村河内守とその妻、そして森監督と猫。
監督は、夫婦を撮影したいと申し出た。
メディアを通じて社会からバッシングされ、事件以来、自宅を離れたのは4回のみ。
帽子にマスクで怪しいほど顔を隠さなくてはならない。
世間(メディア)は冷たいものだ。面白おかしく叩いて後はほっぽり出す。
バッシングされたものは社会の片隅で息を殺して生きていく。
その生活はどのようなものだろうか。想像したことがあるだろうか。
たまにメディアが訪問してくる。海外からも。
佐村河内夫妻は丁寧の応対する。
佐村河内は、自らの障害が誤解されていると説明を繰り返す。
新垣隆が言っているように「会話に不便を感じたことはなかった」という話は信じられない。
通常の会話は無理。妻が手話で補う必要がある。
監督はまずこの疑惑を探求していく。
しかし、これは恋愛映画といってもいい。
すごい映画だ。
結末は書いてはいけないという。
ドキュメンタリーは1~3人いればできる。
こんなことができるんだ。
NHKがドキュメントで放棄した部分を映像化したといっていい。
拍手喝さい。