岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

映画『帰れない山』イタリア映画を観ました。

2023-05-24 06:17:31 | 映画・DVD 

山やハイキングが好きな私には見逃せないタイトル「帰れない山」です。

でも、日本語タイトルの「帰れない山」というのは理解できにくいですね。

あらすじをパンフレットから転載します。

都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、

同じ年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。

まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めていく。

やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山から距離を置いてしまう。

時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…

この二人の10代から40代までの長い時間を扱っています。

テーマとしては、

・父と息子の関係

・同じ年齢の男性二人の関係

・山と都会の関係

・イタリア、ネパールの山と人の魅力

では父と息子の関係です。

ピエトロは毎年イタリア・トリノに近いアルプス・モンテローザ周辺の山麓の家で母と夏を過ごしていた。

父親はこの山麓の村の出身でトリノに出て働いていた。酪農では生活できないのだ。

仕事中心の生活となりたまにしか山に戻ってこれなかった。

登山が好きな父親は時間をとって一人息子にその楽しみを伝えようと高山へ連れて行く。

村で知り合ったブルーノも同行することになる

父親のリードで氷河のある高みまで強引に登りクレバスに遭遇する。

父親とブルーノはクレバスを越えることができたが、

体力がなく高山病にもかかってしまったピエトロは越えることができなかった。

山の素晴らしさを息子に伝えようとする父親だが上手くいかない。

父子の不仲という象徴的な話になっている。

その後、父親ともブルーノとも疎遠になったピエトロは街中で定職に就くこともなく青春を彷徨っていく。

そうしているうちに父親の悲報が届き、ピエトロが山麓の家にやってくる。

ここでピエトロはブルーノに意外な話を聞くことになる。

父親はブルーノと親密になっていたのだ。

ピエトロとはうまくいかなかった父子関係はブルーノに引き継がれていた。

ピエトロが何も知らないうちに両親とブルーノが繋がっていた。

このシーンがなかなかよかった。

 

ここまでで映画の3分の一でしょうか。

一度見ただけでは理解ができていないですね。

長くなりますのでとりあえず終わります。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ウクライナに平和を!

 

 

 

 



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